”強み”が見つけられないキリンさんへ
草原は広々として見晴らしはいいのですが、逆にそれが敵に見つかりやすい欠点になります。動物がそこで生きていくためには、速く走ることができたり、体が大きくなければなりません。それで、キリンの先祖も長いあしをもつ、体の大きな動物に進化していったのです。
草原でくらすようになったあとにも、首の長いキリンと、あまり長くないキリンがいたようです。首の長くないキリンは、水を飲むときに前あしを折って体を大きくかがめなくてはいけません。キリンはとても体が大きい動物です。そのような大きい動物が、水を飲むたびにかがんでいては、猛獣(もうじゅう)におそわれたときにすぐにげ出すことができません。また、急に立ち上がろうとして、あしの骨を折る危険もあります。
このように首の短いキリンは生きていくのにあまりつごうのよい体ではありませんでした。そこでいつのまにか首の短いキリンは絶滅(ぜつめつ)してしまい、首の長いキリンだけが生きのこり子孫(しそん)をふやしていったのです。つまり、首が長くなければ、生きていくことができなかったのです。
(キリンの首はどうして長いのより引用)
俺たちはキリン。ジャングルの中で生き抜いてきたよな。
なんでこいつはいきなりキリンの話をしているんだ。
と思ったのではないでしょうか?いい問いですね。
ですがそれに答えるにはあまりに膨大な時間が必要です。
哲学的なことに関しては考え出すとキリンがないですからね。🦒
ナイスジャブが決まったところで本当の理由を申しますと、
つい最近「人の”強み”ってなんだろうなあ」と考えたとき、
「それはジャングルの中で生き残ることに近いな」
と思ったためでした。
“強み“とは換言するならば
”ええ感じに生きていくために自然と選びとられた戦略”ではなかろうか
なんてことを考えたわけです。
■キリンの首の長さは様々だった
⇨長いほうが上手くいった(生き残れた)
⇨首の長いキリンだけが残った
■人は生まれながらに色々な素質を持っていた
⇨ある環境下において特定の資質が役に立った
⇨その資質だけが残った
これは一緒だなあ、と。
一緒ですよね?(圧)
🦒🦒🦒
しかし”ある環境下において特定の資質が役に立った”
ってどういうことでしょうか?
具体例を挙げよう!
私は幼少期、家庭の都合で2歳の頃から幼稚園の職員室に預けられていました。
(受け入れ年齢に達してなかったけど、特例で助けてくれたらしい。神。)
ここで「ある環境」とは
”親以外の大人たちに一日中囲まれた状態”のことです。
さて、この環境において、”可愛らしい2歳児”がおふざけをしました。
大人たちはどう反応するでしょうか。
「かわいい😍」
と目をハートにし、ことさらにちやほやするでしょう。
(ほとんど覚えてないけどやたら可愛がられていた記憶はある)
ここできっとおかみん(2歳)はこう思ったはずです。
「なるほどな、なんか知らんけど親以外の大人にも愛想よくふざけてたら可愛がられるらしい。」
「可愛がられるのありえん気持ちいいな。」
知らん大人だらけの環境下で「愛想を振りまく」という素質が役に立った
と言えますね!
素質は繰り返し使用することで磨かれる
おかみん(2歳)は愛想を振りまくだけに止まりませんでした。
やがて「ふざける⇨可愛がられる⇨もっとふざける」のポジティブサイクルを回しだし、
そして「自分から関係性を作っていく」みたいなスタンスを確立させていったのです(たぶん)。
このスタンスが成長の過程で「場を弁えずふざけすぎて怒られる」
「みんながみんなふざけて欲しいわけではないらしい」
などの出来事を経験するうちに磨かれていき、ストレングスファインダーで言うところの『個別化』として昇華された。
上手くいった経験があれば次もきっと同じようにやるし、何回もやっていたら定着もする。
それが強みの正体ではないかと思うわけです。
「強みなんてない」?
謙虚な人にとって「私はこれが得意です!」とアピールするのはややハードルが高いですよね。
でも ”強み=生存戦略” と考えてみるといかがでしょうか。
これを読んでる時点で皆さん生きているわけなので、
どんなに辛かった時でも何かしらの方法で耐え忍んできたわけですよね。
あるいは「これまで楽しく生きてきたよー!」と言う人に関しては
明らかに何かしらの素質を駆使して人生というジャングルを生き抜いておるわけです。
最低限自分の人生についてじっくり振り返る必要はあるものの、
「これなんで上手くいったんだっけ?」
「すげえ楽しかったな、なんでだろう?」
と考えていくうちになんとなく
自分の生存戦略 = 強みが見えてくるはずです。
メモ書きするもよし、サウナにいって静かに考えるもよし。
自分なりの方法でじっくり考えてみようではありませんか。
おすすめのサウナ(銭湯)を貼っておくので
ぜひ行ってみてくだされ!バイバイ!
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