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読書が苦手な人こそ図書館に行ってみよう

本といえば、どんな場面を思い浮かべるだろうか。
本屋さん、図書館、学校、知り合いから借りることもあるだろう。
アマゾンもありだね。

私は何度も言うように、読書が苦手である。
苦手だからこそ、私は図書館をおすすめしたい。図書館ならどこでも良い。学校の図書館でも、地域の図書館でも良い。

本記事では、図書館の良いところを読書苦手女子大生が書いていく。

良いところ① ”お得”好きにはもってこい

私は読書耐性皆無だが、その原因の一つとして”せっかく買ったのに読んだらイマイチだった現象”を恐れていることがある。この現象に遭うと、損した気分になり、より一層本を読みたいという欲が消え失せていくのである。

そんな私でも最近珍しく気になる本を見つけた。しかし、私は例の現象を恐れている。そこで、地元の図書館の蔵書検索で調べてみると、なんとお目当ての本があるではないか!私は図書館に足を運び、本を見つけ借りることにした。

そこで私はあることに気付く。

図書館で借りればタダで本を読める!お得じゃん!!

しょーもない気付きだが、”お得”が大好きな私にとっては革命的な発見である。買うか迷う本や読み進めて結局つまらなそうな本、シンプルに値段が高い本などは、図書館で借りてしまえば期間内は自分の物になる。”お得”好きな性格が功を奏し(?)、図書館の素晴らしさに気付くことができた。大収穫だ。

良いところ② 整頓された空間で過ごせる

「日本の図書館は日本十進分類法という決まりに従って本が並べられています。学校図書館もそうなんだけど、でもそれを知らない先生が多い。是非、この決まりを知ってもらって、子どもたちと図書館を利用してほしい。」

以前訪問した学校の主観教諭の先生がこのようなことを言っていた。
日本十進分類法。その表を聞いたり見たりしたことはあったが、特に気に留めることは無かった。

先生の言葉を頭の片隅に残し、地元の図書館を訪れた。本当に分類されているのか確かめてやるつもりではなかったが、ほんの少し興味があり、図書館を見渡してみた。するとやはり、日本十進分類法に則って本棚に収められている。そりゃ当たり前の事なのだが、驚くべきことは、人間の力では数えきれない程の数の本が正確に整頓されていることだ。自然科学の棚に美術の本は無いし、日本文学の棚に経済の本はないのだ。分類に沿って収められていることで、利用者は目当ての本を簡単に探すことができる。

図書館における良さとは、本をどれだけ貯蔵しているかということだけではないことに気付いた。本の管理にもその図書館の腕が見えてくる。何十万冊とある本の中で、それぞれの本がどの棚にあるか、本の状態は良いか、誰が何日間借りていて、どの本が人気なのか、など全て把握している。徹底された管理で、利用者は清々しい図書館ライフを送れていることに気が付くと、司書さんには頭が上がらない。

「コンピューターでピッてやるだけでしょ~?(´▽`)」

とか思っちゃうかもしれない。では、子どもが取り出した本を元の位置に戻せるか考えてみて欲しい。「本があった場所、忘れちゃった」「空いているからここ入れちゃえ」という発想を持った子ども(大人を含む)はテキトーな場所に本を押し込むに違いない。なぜなら、幼少期の私がそうだったからだ。それでも、図書館の環境は常に整頓され、綺麗な状態を保っている。司書さんたちは、ヘンテコな場所にある本を正しい場所に戻す作業もしてくださっているのだろう。更に頭が上がらなくなる思いだ。

司書さんの頑張りで、私たちは利用者は整頓された空間に身を置くことができる。家や学校はなんとなく、物が乱雑に置かれており、人もバラバラに存在している。しかし図書館では、本がぴっちりと管理され、利用者もマナーを守っている。整った空間にいると、自分の心も整うような感覚になる。まるで、サウナのようだ。私、サウナ行ったことないけど。

おわりに

私が図書館にいて、一番気分が上がるのは、閉架図書の中から本を出してもらう時だ。閉架図書とは、利用者が自由に見ることができる本ではなく、司書さんに頼んで書庫から出してもらうような本のことをいう。一般の人の手の届かないような所に入っていた本に触れることで、どこか自分も特別な存在になれるような感覚がして気分が上がる。別に、傍から見ればただ本を触っている人にすぎないのだが。

本が苦手な人や、本を読んでがっかりすることを恐れる人にこそ、図書館をおすすめしたい。結局イマイチだったら、棚に戻せばよいのだから、損しない。また、図書館という空間を味わってみてほしい。なんとなく賢くなれたような気がしてお得だ。

私の”お得”好きは決してケチというわけではないことを念押しして、この記事を締めるとする。


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