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右脳を使えば仕事の成果は上がる

最近この本を読んでいる。

この本は、素人でも上手にデッサンを描けるようになるという本だ。

一見他のテクニック本と変わらない印象があるが、まったく違う。絵を書くことについて、個人的にかなり本質を突いた内容だと感じている。

しかし、今回はその話がしたいわけではない。この本の一説で脳についての記述があり、それについて思うことがあったのだ。

この本では、左脳は言語領域、右脳は非言語領域を得意としていると記述されている。

これについてはなんとなくでも納得感はあると思う。

それを踏まえてこの本は、最近特に今の世の中は左脳ばかりの世の中になっていると指摘している。

論理と数値で物事を話す世の中になっているということだ。逆に右脳が得意とする領域、つまり絵や運動などがないがしろにされていると記述している。アメリカでは、実際にこのような類の授業が年々減少しているとのこと。

芸術や運動の時間が減っているかどうかはさておき、確かに今の世の中は左脳ばかりの世界になっていることは感覚でも納得感があった。

特にホワイトカラーの仕事となると、その比率はかなり高くなっていると感じている。論理や数字が得意ではない人は、仕事がうまくできず悩んでいる人がいるかもしれない。

そこで思ったのは、日々生産的に過ごすには、右脳と左脳のバランスが大事ではないかと。

仕事をして疲れたと感じるのは、身体的にはもちろんだが左脳が疲れたということではないか。

そんな時は、エネルギー補給も大事だが、そもそも左脳を使わない時間を取るべきではないだろうか。

そう、右脳が得意とする時間を儲けるということだ。

ビルゲイツも寝る前にはリラックスできるという理由で、皿洗いなどの家事を必ず行うらしい。これは日々左脳ばかり使う日々の中で、意図的に左脳を使わない、休める時間にしているのではないだろうか。

これは自分の経験にもある。面倒臭いけど家事をしたときは頭がリフレッシュしたと感じることが何回もあった。家事は左脳ではなく右脳が得意とするものではないだろうか(基本的に言語や数字を使うことがないから)。

だから、仕事で成果をあげるには、定期的に左脳を休める時間、右脳が得意とする時間を作ることも必要ではないかなと思う。

それは家事でもいいと思うし、デッサンでもいいと思う。

自分は画家を始めとしたクリエイターをすごく尊敬しており、少しでも彼らの感覚を掴みたいという理由で、この本を読み始めた。それに加えて、今回のような理由からデッサンを習慣にしたいと思うようになった。

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