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【21卒就活ルール廃止】就職活動がどう変わるのか?社会人30人の意見を集めてみた

* Webメディア「就活の教科書」が作成したnoteです。


2021年卒の大学生の就活から、いわゆる「就活ルール」が廃止されます。

「就活ルール」は、経団連の就職活動ルールのことで、3月説明会解禁、6月面接解禁などを定めたものです。

さて、「21卒 就活ルール廃止」によって、就職活動はどのように変わっていくのでしょうか。


このnoteでは、Webメディア「就活の教科書」が独自に集計した、「21卒 就活ルール廃止」に対する社会人30人の意見を公開しています。

本来はメディア内の調査として独自に集めたものでしたが、「良い情報なのにもったいないなー」と感じ、公開することにしました。

ちなみに社会人の意見は、クラウドワークスというサービスを使って集めています。


「21卒で就活するけど、どうなるか不安」「就活ルールが廃止されるとどうなるのか興味がある」という方に役立つ情報が入っているかもしれません。ぜひ参考にしてください。


*この情報は、Webメディア「就活の教科書」が記事作成のために収集したものです。

就活の教科書はこちら


「21卒から就活ルールが廃止されます」があなたはどう思いましたか?

1.

賛成です。まず私は工学部卒ですが、工学部の就活といえば『3月に内々定(実質内定)を貰い、6月になった瞬間に内定が出る』という形が多いと思われます。
これは工学部の学生は絶対数が少ない割に需要が高く、企業が『来て欲しい』と強く思っていることによります。
つまりはこれまでのルールである『6月面接解禁』などは形骸化しており、実質学生も企業も誰もルールを守っていないという形が長らく続いていました。
よって就活ルール廃止はこれまでの無駄な形だけの制度がなくなるという点でメリットがあると思われます。

また工学部学生以外の学生にとっても就活ルール廃止はいいことだと思われます。
というのも6月に面接解禁という形を守るのであれば、必然的に高温多湿な季節にスーツを着て就活をすることになります。
これは明らかに非合理的であり、就活生のモチベーションを低下させる原因にもなります。
また卒業論文と時季が被るために十分な就活ができなかった学生もこれまで多く存在したと考えられ、そういったことを防ぐためにも今の就活ルールは廃止されて然るべきだと思います。


2.

就活ルール自体が現代社会にあっていないと日々感じていたためルールが廃止になって良かった思っている。
ルールがあった方が就活しやすいと学生側、企業側双方で思っている人も多いとは思うがルールが廃止したことで学生側は自分のキャリア設計をきちんと考えるようになっていくと予想。
ルールがないからこそ、自分が何に興味があり、どうしていきたいのか考える時間が増えるのではないだろうか。
今まではある程度就活の時期が決められていたからこそ、それまでは就活に繋がらないことをやっていても就活の時期に一生懸命にやればなんとかなるという風潮が見られた。
学生が将来について考え、主体的に就活に取り組むようになることを期待している。
また、企業側も今までのやり方ではない方法で若者の心を掴もうと試行錯誤していくことで企業の魅力が良い形で伝わっていくのではないだろうか。
人手不足だからこそ新卒一括採用という型を取り払い、研修制度等を見直し、コスト削減をすることも必要だと思う。


3.

今までも就活ルールはあってないようなもので、特に大手企業では早期から採用活動を行なっていた実態があるため就活ルールが廃止されても大きな影響は無いように考えています。
就活ルールがなくなることで、より早期から採用活動が開始され学生が研究活動を十分に行えなくなることを危惧する声もあるようですが、就活ルールがあろうとなかろうと研究をしっかり行う学生はしっかり行い、研究活動を十分に行わない学生は行わないものだと考え、大学研究へ与える影響も大きくないと考えています。
一方、現在の就活ルールでも採用活動に苦戦している中小企業ではルール撤廃によりさらなる採用難化があると予想しています。
毎年の採用人数がある程度固定であり、早い時期に大きな予算で採用活動を行える大手企業を多くの学生がエントリーし、内定を得ることにより優秀な学生が大手企業に就職しやすい状況がより顕著になると考えます。
中小企業には今まで以上に採用活動に工夫が求められると考えます。


4.

年功序列、終身雇用が保たれていて、日本国内だけで、成長していけた時代には役に立っているのであろうが、今の時代はそうではない。
大卒3年以内の離職率は3割を超える、とか、転職が当たり前の時代に、全員横一列で就職活動を行うことに何の意味があるのだろうか。
廃止したほうがいいと思っていたので、この流れには賛成したいと思っています。
大学の数が増え、大学生が増えているのであれば、今こそ質を重視する必要があります。
大学名や学部、学科名にもっとこだわって選んだほうがいいのではないでしょうか。

就職活動期間も長すぎ、しかも大学生は3年生が終わった時点で単位をそろえていて、就職活動が終わったら遊び惚けて翌年の4月を待っているというような状況も時間の無駄なので、もっと飛び級を認めて、しかも飛び級を卒業扱いにするなど、行ったほうがいいような政策もあるのではないでしょうか。
経団連に所属していない企業も増えているので、こういった一律基準は無用の産物になっているとしか思えません。


5.

2021年卒の大学生の就活ルールが廃止されるということですが、私は全面的にこの流れに賛成です。
逆になぜ今までがそうではなかったのかと、自分の就活の時も通年採用の方向性だったら良かったのに、とまぁそんな事を思わざるをえません。
就活ルールが廃止される事によって生じる変化は幾つかあると思うのですが、私は基本的にはどれもこれもポジティブな変化になるのではないかと楽観的に考えています。
あらゆる規制やルールが撤廃される時と同じように、最初は混乱や戸惑いが採用する側もされる側もあるでしょうが、それは一時的なものだと思います。
そもそも就活ルールなど今まである種の惰性で続いてきた悪慣のようなものです。
採用する側もされる側もより良いマッチングを見つける可能性が今までよりも増えるのですから、これは間違い無く良いことです。
あとはその通年採用に関する色々な流れと方向性がきちんと明確に示され、そしてまた継続されることが必要だと思います。


6.

私は、インターンシップなどで企業に採用されたということもあり通年どおりの3月あたりから就職に向けて会社説明を受けて面接、採用のある無しなどの方式が廃止になったという点に置いては喜ばしいことだと思います。
ですが、就職をするにあたり早いうちから企業説明を受けて採用された場合、大学は4年生でありその後の大学生活はどうなるのかという疑問はあります。
大学生活を早期に切り上げ、その企業で働くための仕事を学ぶのかそれともインターンみたいな感じで働いた後、大学を卒業するまで企業側は人材を待つのかという疑問があります。
待つ場合、その人が大学を卒業できなかった場合、一人分、空白が生まれその埋め合わせのために大学生を入れるのかと言う問題も生まれるため、その穴埋めみたいな物はどうするのかなあという疑問が浮かびます。
その為、インターンによる早期の人材確保も禁止されるという動きもあると聞いていますので、禁止されるルールとして人材確保の早期かも禁止されてしまうのかという点に置いても疑問があります。


7.

いいことだと思います。
正直、就活生にとっては何の意味があっての制限やルールなのか分からず、ただただその時期が来ると無駄に気持ちがザワついて、その波に乗らなければいけないという変な義務感にただただ突き動かされて活動をするというある種不健全な状況に陥っていたので、企業都合の横一ルールが無くなることは大歓迎です。
廃止によって、就職先がとても早く決まったりまたはその逆だったりと学内での個人差が大きくなりますが、そもそも大学に入学する時点である程度自らの将来像を描けていることが理想的だと思うので、受身的に時期をただ待つよりも自分で希望する企業の情報をいち早くピックアップして能動的に動ける方が無駄もなく、企業側にとってもやる気のある人材獲得に繋がりやすい気がします。
また万が一第一希望の企業が不採用となっても、横一のスケジュールであれば諦めなければならないような複数企業への応募がルールの廃止により可能になれば、第二希望、第三希望の企業の内定を卒業までにもらうことがより容易になると思います。
私ももう少し後に生まれて、この恩恵に預かりたかったなと切実に感じています。


8.

ニュース等では大きく取り上げられた就活ルールの変更ですが、私はほとんどの就活生と企業には影響が少ないため大きな変化はないと考えています。
その理由は、大企業を中心とした就活スタイルに変化がないからです。
就活が解禁されると、まずは大企業や有名企業が一番最初に試験を行い再優秀な人材を確保し、その後に中小企業が続き残りの学生とのマッチングが行われます。
学生側も、まずはとにかく大企業を受けて受からなかったら中小企業に切り替えていくスタイルが中心です。
ルール廃止により旧帝国大や早慶などの有名大学群の学生には影響があるでしょう。
彼らの中での競争が激化するのは間違いなし。
ただ、こういった超エリート大学生はごく一部で全体の10%もいません。
残りの90%は今まで通り。
とりあえず大企業を受けて、その後よさそうなところから中小企業を受けまくる。
このパターンに変化はありません。
こうした平凡な学生たちの確保には企業側も焦る必要はないので後回し。
指針がなくなると混乱が予想されるため、中小企業は下手に動いて失敗することを避け、これまで以上に大企業の後追いに走るでしょう。
結局、超優秀組以外は今までと同じ就活パターンに落ち着くので良くも悪くも影響はほとんどないと思います。


9.

大学へ進学する価値がなくなってしまう人が増えるのではと感じるようになりました。
今現在でも、就職活動等により、大学で勉強ないし様々な活動に費やせる時間は限られるようになってきました。
就活ルールの廃止によって、じっくり研究や活動をして、卒業後から就職活動をするという習慣がつけばむしろ就活ルールは廃止してもいいと思うのですが、日本人の気質から考えても(大学受験を高校1年生、あるいは中学1年生から見据えて遊びも何もかも捨てて受験勉強だけに打ち込むような学校が数多く存在し、人気を博しているなど)、おそらく大学入学と同時に研究、講義そっちのけで就職活動するでしょうね。

今現在、影響力のある実業家も扇動して大学不要論や文系不要論を訴え、就職活動でも才能を有している人を閑職に追いやる、適材適所に人材を配置する必要がないと企業が考えている以上、就活ルール廃止以降は研究したいという気持ちがない限り(院に行くことを前提としてない限り)は、高卒で就職してしまうほうが無難なのではないでしょうか。
一方で、夜間や通信での大学を拡張させる必要があると思いますが。


10.

私は2010年春入社でした。
就活サイトは2008年10月頃オープン、2009年春頃に就活はすでにはじまっていました。
とくに、2009年のGW前には内定が決まっていないとまずいと友達同士話していたのを覚えていて、私もGW前には内定が決まっていました。
そのため、今の就活ルールを見ると、私達の時代と比べてすごくのんびりしているなという印象となります。

就活ルールがなくなるというニュースを見て、結局は大人の都合で学生が流されてしまうと懸念します。
今のルールでは、会社側・学生側共に、真面目にやった人が損する構図だと思います。
いい人材が欲しくて学生を早めから囲いたがる企業、内定をとりあえず早くゲットしたい学生。
けっきょく真面目にやった会社が遅く採用試験を始め、学生も周りが内定が決まっているなか焦りながら就活を受けるというような感じです。

就活ルールが撤廃されれば、さまざまな採用方法が出てくる、企業と学生側の駆け引きが見れて面白いと思います。
極端な意見でいれば、中堅企業が内定承諾を猶予1日だけに据え置き、内定自体に関しては契約書でしっかりと守る。
ということをして、世の中の学生を色々と揺さぶってほしいと思います。


11.

ルールが廃止されることで、優秀な学生と優秀でない学生の差がさらに広がると思います。
ルールがなくなれば企業はいつでも学生の採用が可能になるため、優秀な学生を確保しようとインターンやセミナーを早い時期から開催すると思います。
就活に対して意欲的で、主体的に情報を集めていくような学生はさらに企業から目に留まる存在になっていく思います。
しかし、遊んでばかりで就活をないがしろにするような学生は、学歴があるとしても仕事に対して意欲的ではないと判断されてしまうケースが増えるように思います。
また、都市部に住んでいる学生はより就活に有利になると思います。
田舎に住んでいる学生は、情報を得ることも難しいですし、セミナーに参加し、早期から採用活動を始めている優良企業に出会う機会にも恵まれません。
就活ルール撤廃は、企業が柔軟に効率よく採用活動をおこなう上でメリットが多いですが、学生側からすれば、勉学に励みつつ早い段階で社会人としての自分をある程度想定しておく必要があります。


12.

反対です。
就活ルールを廃止したとろで、また新たなルールが、自ずから、自然とつくられていく蓋然性が高いと思うので、ほとんどまったく意味のないことだからです。
就活ルールが存在することによるデメリットについていえば、それは、就活ルールを廃止することによってではなく、デメリットに対して直接対策をすべきでしょう。
就活ルールを廃止することによる、重大な弊害としては、就活生が、就活活動をはじめる時期迷ってしまうことが考えられます。
確かに、上述したように、徐々に、新たなルールができてくることが考えられますが、その新たなルールが確立するまで、就活生は右往左往しなければならないことになってしまうことでしょう。
大学、大学院での講義や試験をかかえながら、就活をしている就活生の負担は、可及的に避けるべきだと考えます。
ただし、現在の就活ルールを廃止する変わりに、デメリットに対処した新たなルールを作成した上で、現在の就活ルールを廃止するなら、賛成することも可能です。


13.

今年の春に就職活動をした身としては、就活のルールというものがあまり遵守されているイメージがありませんでした。
3月1日に情報解禁と言われていながらも合同説明会などは1月や2月、それ以前から行われているものもありすでに企業の研究なども7割ほど出来るような状態でした。
3月から説明会をする企業が大半でしたが、大企業や中小企業問わず選考を開始する企業もありました。
実際に4月中に内定も頂いてましたし、回答期限をゴールデンウィーク前に設定する企業もありました。
なので6月1日から面接解禁と言われても今更感がすごく、友人含めて就職活動を終了してる人も多くあまり気にしていない人が多かった印象です。
以上のように形骸化しつつあるルールをいつまでも守らせる必要など無いと思うので、ルールの撤廃については賛成です。
就職活動を終えた個人的な感想として、学生の活動と就職活動の親和性が高まるような就職活動のルールが作られることを期待しています。部活動や課外活動を行なっている学生だと、就職活動の対策を十分にとっている学生との差が出ているのではないかという疑問があります。


14.

就活ルールが廃止されること自体は悪いことではないと思います。
ルールと銘打っていても実際のところは解禁の前から水面下で動いている企業や学生は多くいました。
それが公になるか否かの違いになるだけだからと思うからです。

ただ、ルールが廃止されることで困る事もあると思います。
ある程度、「この時期には説明会が多くて、この時期は筆記試験やグループディスカッション。この時期は面接・・・」とある程度過去の情報から自分が置かれるであろう状況を予想を立てて動いていましたがそれができなくなるのではないかということです。
積極的に動ける人にとっては些細なことなのかもしれませんが、初めての就職活動でよく分からないまま進めて、自分は周囲に比べて遅れているのか否かの判断が難しいのではないかな、と思います。
もちろん、自分の判断が重要であって他人と比較することは良くない事だと認識はしていますが、自分自身がそうだったので思わないひとはいないこともないと思います。

大学生にとって一番大事な事はあくまで学業です。それを妨げることがないように企業は便宜を図って採用活動にあたってもらいたいと思います。
ルールの廃止と言っても、しばらくはこれまでと同じような採用スケジュールで進むのではないかと感じています。


15.

就活のチャネルが多様化し、いかに情報を効率よく集められるのかが今まで重要でした。
しかし、就活ルールが廃止になり、実績重視になってくるように感じています。インターンでの活動が多くなりそうです。
ただ、インターンで低単価で働いたり、様々な問題が起こりそうで、危惧しています。学生と企業どちらも自分の身は自分で守るという強い意識を持たないといけません。

日本の教育は受動的で、答えがある問題ばかり解いている傾向があります。
しかし、今回の就活ルール廃止に伴って、能動的に自分で課題設定やPDCAを回せないと、学生は戸惑ってしまうかもしれません。
学生を能動的に行動させるきっかけや行事を大学以前から実施する必要があると思いました。
この就活ルール廃止は、大学でとどまる話ではないと思います。
小学校から全体的に検討していかないと、ちぐはぐな流れになり、結果、就活ルール廃止年度に就活する学生が割を食って、損をすると思います。


16.

今までも就活してはいけない期間の説明会・面接・採用等ありましたので形だけのルールがなくなっただけということになると思います。
また、ルールが廃止されたことによって、もっと自由に就職活動ができると思います。
また、同じ時期に就職活動を始めることにより、周りと自分を比べてしまいます。
受けた数や内定数は人によって違い、比べるものではないですがどうしても気になってしまうものだと思います。
実際に私も周りがどんどんな内定をもらっているのに、うまく活動できない時非常に苦しみました。
ですがルールが廃止されることにより、そういった機会が少なくなるのではないでしょうか。
就職活動期間のちょうき長期化が懸念されているそうですが、人生の大事な選択であり、そういった機会でなければ自分のことをよく考えることもないと思います。
また、インターンシップ制度を有効活用でき、実際の社会人とのギャップをなくすことができるので入社してから「思ったのと違う」ということがなくなるのではないでしょうか。


17.

私は5年ほど前に就職活動をしました。
その当時は、大学3年生の冬頃から、企業の説明会やセミナー、合同説明会などが行われ、私自身も周りに流されるように様々なものに参加いたしました。
私が通っていた学部では卒業論文の提出が必須だったため、正直、大学3年生から就職活動を開始し、早めに終わらせられるというのはとても有り難かったのを覚えています。
その後、毎年のように就職活動ルールか改定され、なにがなにやらわからない状況だったのですが、こちらの記事を読み、終活ルール廃止を初めて知りました。
学生の立場から考えると、ルールが決まっていないため、私のような「周りに流されておけばなんとなく安心だし、どうにかなる。」ということがなくなり、自ら率先して就活情報を集めたり、インターンシップやOB訪問を行ったりと、主体的に動く必要があるように思えました。
その結果、大企業や人気のある会社には当然早い時期に学生側からアプローチをしないといけなくなりますし、そういった意識の高い学生が集まると思います。
一方、記事にもあるような従業員数の少ない中小企業は、学生から後回しにされ、なかなか優秀な人材が集まらない、ということが起こりそうだと思います。
何にしても、学生にしてみれば、自分の裁量で就職活動を進めていけるようになりますので、その点はいいことではないでしょうか。


18.

経団連に入っていない企業は元からあまり関係ないので、就職志望先によってはあまり影響が出ない学生もいるでしょう。
しかし、「就職ルールなくします」と大宣言してしまうと、就活時期の目安が無くなるため、早い時期から活動をし早く内定が貰える学生と、いつから活動していいのか分からずスタートが遅れ、内定をなかなか貰えない学生との差が大きくなってしまうような気がします。
また、大学2年や3年のうちに内定を取ってしまい、学生を続けながらバイト感覚で仕事をこなしていくことも可能になるので、金銭面で苦労している学生には魅力的なのかもしれません。
その反面、仕事の方に力を入れすぎて学業が疎かになったり、学校へ行かなくなってしまう学生が出てくることへの懸念もあります。
卒業出来なくても、内定をもらって仕事もこなしているので、卒業への意欲がなくなり「大学を卒業しなくてもいい」などと考えに及ぶことも想定されます。
また、中学生・高校生などの受験生にも、「大学出なくても内定貰える」といった間違ったイメージが付かないように考慮することや対策を行う必要があるかと思います。


19.

基本的には、反対です。
就活ルールは企業の採用活動の時期が早くなることによって学生の本分である勉強が疎かになることを防ぐために作られたものだと思っています。
この就活ルールが廃止されることにより企業の採用活動がどんどん前倒しになり、その結果、学生の就職活動の開始時期も早くならざろう得なくなります。
そのため、大学で本当に勉強したいことがある学生は就職活動に割く時間はそうでない学生より短くなっていまい不利になってしまうと思います。

また、大学を卒業するまで時間があるとまだ、本当にしたいことや入りたい会社は漠然としていて、はっきり決まっていないと思います。
そういう状態で内定だけもらっても結局辞退し、再度就職活動しなければならない事態になりかねませんし、企業側も内定辞退者を出さないよう対策をしなければならなくなり、双方にとって大きなマイナスになると思います

就活ルールは本人の自由を束縛してしまうという面はありますが、就職活動を円滑にするという面もあると思います。
私は、後者のプラスの面を重視し、就活ルールは必要なものと考え、廃止には反対します。


20.

自分の代とは違って学業の都合により就活が進められること。
これまでは企業が自由に採用活動を行ってきましたが画一的になスケジュールがなくなると予想される。
なので、留学、研究、卒論などが都合に合わせて就活が出来るが反対に就活が長期化してしまうこと。
志望企業ごとに説明会、エントリーシート、テスト、面接、内々定といったスケジュールが企業ごとにバラバラになってしまって、内定通知の返事の期間も面倒になる。出来れば一律にスケジュールを行った方が企業も学生もいい方向に導けると私は考える。
だとしてたら、出来るだけインターンシップの採用は年々増加しているので積極的に参加をして、どういった業務がいいのか自分に合った仕事をいち早く見つけ出すことが大切だと考えられる。
すなわち先ずは情報収集をして業界や企業を見比べなければならないと考えております。
勿論、今の学生生活をおろそかにしないいことと、何かしら今までで頑張って行ったことを探し出すべきだ。


21.

就活のスタートはいつになるのか、そんなことをふと考えました。
確かに外資系の企業や一部の企業は、就活ルールに縛られることなく採用活動を行なっているため、ルールを守る他の企業にとって不利になります。
なので、ルールがなくなることで、外資系や一部の企業と同様の採用活動を行う事が出来るようになるので、より良い人材の確保に繋げることができ、とても良い事のように思います。

一方、大学生の側から見た時はどうなのでしょうか。
私の時はインターンシップの導入が本格化していた頃で、私のように当時地方に住んでいた大学生と、東京で就職活動をしていた大学生では、そもそも開催されているインターンシップの数に差があり、地域間でこれほどにも差があるのかと大変驚いたことを覚えています。
就活ルールが廃止されることが、更に地域間の格差を増やすことに繋がるということを一概には言えませんが、選考を考えていた企業がもう採用活動を終えていたということが起こりうるかもしれません。
都心と違い、やはり情報が届くのに時差が生じてしまうと、それだけで人生が変わってしまうことを感じました。

今はインターネットの時代なので、情報を逃さないためにもアンテナを常に張り巡らせておくことを早め早めにしておかなければならないと思いました。


22.

元から外資系などは早くからいい人材をとっていたことなどから踏まえても私は新卒一括採用廃止は賛成派です。
理由としましては、学生の多くが大学生活の時に何にもせず過ごしている学生が多い中で1.2年次からも就職活動できることにすることにより、競争が激化すると考えられます。
その中で、将来を見据えて行動を起こした学生が有利になり、大手有名企業はより優秀な人材を揃えることができると思います。
そのことにより、日本の景気がより良くなると考えているのでこの考えに至りました。

また私自身就職活動をしていた時期に感じたことは早い時期に就職解禁している企業(外資系が主に)の面接、GDはレベルが高く、より優秀な人材がいるのではないかと思い、このように考えました。
ですが21年卒ではさほど変わらない傾向があると言われている中で21年卒の人はいつ頃から就職活動したら良いか、またリクナビやマイナビ、合同説明会を通じていつ頃から就職活動が激化するのかを把握することが必要であると考えれます。
SPIやESの練習は早めに行い、いつ就職活動が本格化してもいいように準備する必要があると考えられます。


23.

ルールが変更になった初年度の就活生と企業共に混乱すると感じます。
就活生側としては先輩から就活の時期を聞いたりして参考にしながら動く傾向が強いです。
私のときも一学年上の先輩と同じような就活ルールだったので予めスケジュールを立てたり情報収集ができ、かなり参考になりました。
しかしルールが廃止されることで就活生はいつ何をするべきかスケジュールを立てることが困難になり、特に海外に研修や語学留学などに行く学生にとっては身動きが取りにくくなることが予想されます。
そのことで本来大学という自由で何でも自分で勉強できる環境が今よりも少なくなるということになります。
これは就活生にとってはデメリットです。

一方企業側も混乱が多いと思います。
近年は人手不足等で売り手市場の傾向にありますが、学生が集まらないと困っている企業もあります。
そんな状況だからこそ長期的に計画をして毎年採用活動をしていると思います。
しかし、ルールが廃止されることで、さらに計画を変更せざるを得ない環境になると思います。
この問題は企業側からしても大きな影響があると思います。


24.

就活のルールが廃止されることは、就活生にとっては非常に良いことだと思います。
国際的に考えても採用に関して期日を決めることは異常だと思います。
今後は国際競争の中で就活生も戦っていかなければならないので、廃止されれば就活生は非常に自由になると思います。

外資系に関しては就活ルールを守っていない企業もたくさんあるが、日本企業も就活ルールが廃止されれば同じ条件になることも良いことだと思います。
また、ルールがなくなればインターンなども多く行うことで視野も広がると思います。

自分自身の経験としては、今までの就活ルールがあったが為に、真剣に就職活動を行うことも遅れてしまい、新卒カードという最強のカードを妥協して使ってしまいました。
社会人になってようやく新卒で入社する会社の重要性を気づかされました。
実際の社会に出てみると、学歴なんか何の役にも立たないことを実感し、いかに職歴やキャリアが重要かを思い知らされました。


25.

自分が就活をした時は就活のルールが有ることすら知らないまま就活をしていました。
21卒の就活生も同じように特に意識することもなく就活をするとは思います。

ただ、ルールが廃止されるというのはとても危険な気がします。
勉学に励むべき学年なのに就職活動をさせられたり、企業説明会を開く前から内定が決まっているという学生の間に格差が出てしまう懸念があります。そもそも企業説明会をせずに内々で決まってしまう不公平感が出ると考えています。
私の時でも企業説明会より前に内定をもらっている者がいて不公平感を感じていましたがそれが更に拡大していく気がしてなりません。

そもそも経団連に問題があると考えています。
数年のスパンでコロコロと就活ルールを変更するべきでは無いと心から思います。
経団連のさじ加減一つで苦しむ学生や企業がいるのです。
よって、就活ルールの廃止ははっきり言えば賢い判断とは言えないと断言します。
就活で苦労した世代から言えば恨み節しか出てきません。


26.

私は12年卒の就活経験者であり、入社してからは新卒を採用していた側でもあります。
私の就活自体は就職氷河期と言われ、なかなか内定をもらうことができず学生たちは苦戦をしていました。
一方でしっかりと時期が決まっていたので、計画が立てやすく、学業と就活を両立できたような気がします。
この目安がなくなるのであれば、学生はいつから活動をしていいのか分からず、就職に在りつける子とそうでない子と格差が出てくるのではないでしょうか。
また企業目線で考えると、中小企業が更に良い人材の確保に苦戦していくと思います。
ここ数年でさえ、売り手市場で私の勤めていた会社(中堅企業)では良い人材を採用することができていませんでした。
内定を出してもほとんどが辞退となり、大手企業に入っていく子が多かったイメージです。
中小企業ではなかなか戦略を立てて新卒採用をできないので、正直一斉スタートの枠組みに沿って採用活動をできたのは有難かったです。
おそらく大手企業のスタートダッシュに追いつけず、計画を立てて就活ができる良い人材は大手企業に入っていくのだと思います。


27.

いい面もあれば、悪い面もあると思いました。

いい面については、企業は通年採用にすることで、あわてて限られた時期に玉石混淆の就活生の中から採用することなく、質の高い学生を選抜することができ、一括採用で生じる過大な業務量を減らし、働き方改革にもつながる面です。
学生側は、まわりに流されないことで、就職後のミスマッチを避けることができる面です。

一方、悪い面としては、企業は常に採用活動を行わなければならず、年度で採用できる新卒の人数の予測がたてづらいことがあります。
また、早く内定を出してしまうので、学生が他社へ流れないための手段をいろいろと考えていかないといけないことも考えられます。

学生については、就職活動に至るずっと前、極端に言うと物心ついたときから、自分はどう生きたいか、そのためにはどんな仕事につきたいかを考えて生きる必要があることです。
なんとなく生きてきた学生とそうでない学生が二極化することで、格差の拡大につながるおそれがあります。


28.

私は芸術学部を卒業したので自分も周りも世間一般でいう就活を一生懸命頑張っていた人はいなかったと思います。
日本においては中学高校と勉強を頑張り、良い大学に入って安定した大企業に就職することが安心な人生だという風潮があります。
大学生になったらしばらくは自由な時間を楽しみ遊び、就活の時期になると一斉にあんなに派手だった髪色を黒に染め、黒いスーツを着て真面目な人間だとアピールするようになります。
これだけ沢山の人間がいるのに会社の求める人材になりきろうと自分の個性を押し殺すのは多様性を認めないということではないでしょうか。

そしてまだ社会にも出たことがない経験もほぼない大学生という時点で就職先を決めるというのも疑問に感じます。
就活ルールの廃止ということで、企業が自由に採用活動の日程を決めるようになるので画一的なスケジュールではなくなるので、学業の都合に合わせて就活できるようになるのは良いことだなと思います。
しかし企業によって採用スケジュールが異なることにより就活が長引く可能性もあり人によっては負担にもなりそうですね。


29.

私は2014年に大学を卒業したので、就職活動の開始時期は大学3年生の12月からでした。
今現在の就職活動の開始より、3ヶ月早いことになります。

私が所属していた学部は理学部であり、卒業論文の制作には研究室に所属して実験を行うことで必要なデータを取るということが必要となっていました。
私が最終的に内定を得て就職活動を終えたのは4年生の7月でした。就職活動を行っている間は、なかなか研究室に行って実験することは難しく、本格的に卒業研究のための実験をスタート出来たのは8月からであったので卒業論文の制作は必要なデータを集めるのに期限ぎりぎりとなってしまい精神的にも余裕のない日々が続きました。
周りを見ていると、私よりも内定が出たのが遅かった人もおりそのような人はより大変そうであったと思います。

大学生の本業は勉学であるはずですが、就職活動の長期化によりそれを遂行することが難しい状況にもなりかねません。
就職活動のルールが撤廃されることで、企業は優秀な学生を確保しようと早くから説明会や面接を始めることが予想されます。
それに伴い、学生が就職活動に益々時間を割かねばならない事態にならないか懸念しました。


30.

私自身は20卒である為、就活ルールのもと就職活動を行いました。
とはいってもそういったルール自体は存在するもののハッキリとルール通りに採用活動を行なっていた企業はほとんど無かったというのが感想です。
私自身、採用が解禁される6月1日より前の5月の段階で内定を頂きました。
このように21卒を機に就活ルールが撤廃されるもののこれまでと大きく就職活動の動きが変わるとは思いません。
そのため、就職エージェントや就活経験者のアドバイスどうり進めていけば問題は無いと考えます。

しかし、このような早い段階からの就職活動には元々疑問を持っており、それが国によりハッキリ推し進められるという事実は個人的に残念です。
というのも、早い人であれば3回生になった段階から就職活動を開始し、遅くても3回生秋からは始めなければ就職活動に不利が生じるこの状態は勉学を最優先するべき学生にとっては余りにも長いものだと考えます。
ですので私の意見としては国が指揮をとって企業にも厳しい規制のもと4回生秋からの採用活動が適していると考えます。


*この情報は、Webメディア「就活の教科書」が記事作成のために収集したものです。

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