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重なり合った偶然の末に天職と出会う⑰

遅 刻

 若気の至りと申しますか失敗談です。新入社員と言う時期はまだまだ学生気分が抜けないもので4月に入社して6月から繁忙期体制の物流センター勤務。Tシャツにジーンズと言うラフな服装、殆どが学生のアルバイトさんたちに囲まれて自分も夏休みのバイト気分になってしまいます。もちろんそれで良いわけでも無く言い訳にすぎませんが・・・・
 朝目覚めたら9時をすでに回っていました!「しまった!」当然やばいとは思いました。すぐに物流センターの事務所に電話をし当時の責任者に正直に伝えました。携帯電話のない時代なので家から電話をしました。

遅刻イメージ

 初犯という事も有り上司も特に起こる事もせず「すぐに来い」とだけ言われ大してお咎め無しでした。原因はバイト君たちと前夜遅くまで遊んでいた事でした。
 職場に着いたのは10時を回っていました。

再び

 私自身その時は反省もし、ヤラカシテしまったと思っていたのですがその日も仕事が終わるとバイト君たちと夜繰り出してしまったんです。
 そして次の日の朝、職場に着いたのは10時30分を回っていました。
 2日連続ヤラカシた私は電話をし平謝りに謝りました。
 その時も上司は「気を付けろよ」と言ってむしろ正直に言ったことを笑っていました。
自分自身も失敗したことをそれ程重く受け止められていなかったのだと思います。ヤラカシちゃった位の受け止め方だったのでしょう。反省はしていたと思いますが、思い返せば社会人としては全然責任感のない軽いものだったと思います。バイトで遅刻した程度に・・・お恥ずかしい限りです。

反省?!?

3たび

 反省していたとは言え責任感のない私はまたまた飲みに行ってしまい2回連続で遅刻した武勇伝を酒のつまみにしていたくらいです。
 次の日は流石にまずいと思い何とか起きて通常の時間に家を出ました。通勤には大阪のJR環状線を使います。名前の通り環状に回る東京で言えば山手線のようなものです。時間通り8時30分頃に乗りました。
 気が付くと!11時前でした。今調べると大阪の環状線は1周するのに40分ほど掛かるようですので、電車の中で眠り続け3週以上は回っていたことになります。気が付いた駅でいったん降り公衆電話で会社に連絡。目的地の駅とはちょうど正反対位の位置の駅でした。
 「すぐに来い」と言われもう一度環状線に乗りおそらく都合4週目で目的地に到着。。。さすがに情けない思いでした。
 正に仏の顔も3度まで・・でした。この時ばかりは上司にこっぴどく叱られ「学生じゃないんだぞ!社会人として責任感を持て!などなどなど」 当然の事です。
 会社に着いたのは11時30分頃日に日に到着時間が遅くなっています。

仏の顔も3度までイメージ

この連続遅刻事件は3日で終了し、その後どれだけ遅くまで飲んでいても絶対に遅刻しないを私のモットーに30数年一度遅刻したことはありません。新入社員のこの夏に学生から社会人に気持ちを切り替えたきっかけになったと思います。皆さんは社会人スタートからきっちり大人になるのかもしれませんね。一緒にするな!と言われそうですが・・・

次回に続く

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