E100: あの方にお礼が言いたくて
皆さんはnote界の人で、改めて、「ありがとう」を言いたい人っていますか?
私には、います。
ただ、その方とは一度もメッセージはおろか、コメントだってやりとりしたことがありません。
なんとなくタイミングを失って、急に「こんにちは、はじめまして」なんていうのは、ちょっと間抜けかなぁ、なんて考えているうちに、かなりの時間が経ってしまいました。そして、見事にそのきっかけを失ってしまいました。
私は先日、「自己紹介風エッセイ」なるものを書きました。
「私のこれに興味ありますか?」なんて、ことわりを入れつつ、書いていたのですが、ちょっと怖かったんですよね。
スタエフを始めたばかりの頃も、呼ばれてゲストに出ているにもかかわらず「私に興味ありますか?」なんて聞いていたわけです。
私が、あまりにそういう言い方をするので、以前、ある人に「どうしてあなたはそんなに自分に自信がないの?」と聞かれてしまいました。
まぁ確かに、そう思いますよね…。
実は私、SNSにトラウマがあるんですよね。
もう20年も昔のことですが…。
別のSNS上で、仲良くなった人がいたんです。
かなり盛り上がったんで、「会いましょう」ということになって…。ところがその方、せっかく会ったはいいけど、ほとんどお話しにならないんです。
仕方がないから、私、沈黙を埋めるつもりで、自分のことを30分ぐらい話したでしょうか。
突然その方が顔を上げて、私を睨みつけておっしゃったんです。
「さっきから聞いてますけど、みんながみんな、源太さんの話を聞きたいわけじゃないですからね。みんなはあなたが思ってるほど、あなたに興味ないですから」
私、あまりのことに怒るのも忘れて、その人の顔をまじまじと見つめてしまいました。
それまでは、リアルすれば、もっとわかりあえて、より仲が深まる…そういう連続でしたので、うれしくなって、世の中勝手にそういうもんだと思っていました。ところがそうじゃない人がいた…。
「あなたに興味ない」とはどういうことか?
わざわざ電車に乗って会いに来て、面と向かって、言葉を紡いで、相手を傷つけるような人もいるのだな…と。
それ以来、それが、トラウマになってしまいまして、SNSからのリアルは長い間封印しておりました。今なお恐怖ではあります。
私には、
リアル→SNS確認→交際→現在に至る、
なんてパターンがありますし、
SNSに悪い思い出ばかりではないのですが、
「興味がない」は暴言よりもきつかった…。
そんな状況でございましたので、noteを始めて、軌道に乗せるまで、かなりの時間がかかりました。記事のペースも遅いと思います。
初期の頃は、noteにちょっと記事を書くと、突然あの日のことを思い出して、あーあ、やめようかなぁと思ってしまう私。これでは記事が量産できるわけがありません。
ところが、不思議なことに、
ここでは節目節目で「恩人」に出会うんです。
noteの恩人は、何人かいらっしゃいます。
ですから、その方々には常々御礼を申し上げてきました。
その中で、
ただ1人だけ、今の今までお礼も言えず、そのタイミングを失っている方がいらっしゃるのです。
多分、ご本人は、それが自分だなんて、全く思ってらっしゃらないと思いますが、
私、この方にたくさん力をもらいました。
私の100本を支えてくれた方、ということで、
100本目の今日、そのタイミングを自ら作りまして、
改めて御礼申し上げたいと思います。
この方です。
infocusさん、
素晴らしい記事を書かれます。
私にとって大切なnoterさんなのです。
初期の頃、SNS不信に陥っていた私を、救ってくださいました。
infocusさんの記事を読みに行くと、
ほっとするんです。
そういう訳で、
たまにしかnoteに出没しなかった私ですが、
ご本人の記事さえ、時々しか読めてない私ですが、
それでも関係なく、私の記事にきてくださり
「記事の背中」を押してくれました。
言葉を交わした事はありません。
でも、私にはものすごく支えになりました。
わざわざ言葉に出して傷つけるのもSNSだけれど
こんなふうに、無言で応援してくれるのも、SNS。
この先、また、変な奴が現れて「あなたに興味がない」と言われようがなんだろうが、私は自分の思う記事を、とことんまで書いてやろうという気持ちにさせてくれました。
彼には到底かないませんが、今では私の記事を楽しみに読みに来てくださる方も増えました。
infocusさん
今日で100本。これはみなさまと、そしてあなたのおかげでもあります。ありがとうございます。
お礼をするタイミングが難しくて、とうとう自分でタイミングを作っちゃいました!笑
これからは積極的に交流しに行きますので、
どうかよろしくお願いします。
今までの感謝と
これからの希望を込めて
【66日の15日目】
ヘッダー写真はご本人がギャラリーに上げられたものを、お借りしました。