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E110:死ぬ前はおにぎりだよね

今日は25日目です

「NO  ONIGIRI,  NO  LIFE 」
こんなTシャツを着込んで、

相互フォローしているハスつかさんが、火曜日、
TBS「マツコの知らない世界」にご出演されました。

わー、すごい!という気持ち以上に
それは当然だろう、という気持ちもあります。

私は、こんなにおにぎりに情熱を持って、向き合ってきた人を他に知りません。このテーマで番組に出るなら、やっぱり彼しかいない、と思うわけです。

ハスつかさん、マツコさん、そして私
みんな同世代です。

だからでしょうか。マツコさんがラストの方で
しみじみと「死ぬ前はおにぎりだよね」と言ったとき、なんだかこちらまでジーンときました。

ハスつかさん
素敵な番組をありがとうございました!

・・・・・・・・・・・・・


私は、おにぎりが好きです。

人生で、母や祖母に握ってもらったおにぎりは
当然、数えきれません……


熱々のご飯を素手で握ることも
握るたび目分量で常に塩加減が一定であることも
目分量で同じ大きさのおにぎりを作り続けることも

イリュージョンを見ているようでした。
子ども心に「奥の深さ」を感じたものです。

大人になって
コンビニやスーパーでも買っています。

台所仕事は私の担当なので
もちろん
自分でも作ります。

でもね……。

子どものころに食べたような
「あの時のおにぎり」ができません。

なぜでしょう?

母は腱鞘炎になってしまい
もう「おにぎり」をリクエストすることは
難しくなってしまいました。


しっかりと「重み」のある、あのおにぎり……


40年前より美味しいものは
世の中にたくさんあります。
お金を出せば、日本全国の食材が
手に入ります。

でも「40年前のおにぎり」は買えない。

それを肝に銘じながら、

私は今日も、
美味しいおにぎり屋さんを探し続けています。
【66日の25日目】



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