見出し画像

2024.2.4 試合でした。

珍しく冬の大会に参加

 2月4日日曜日、試合に行ってきました。
 ここ数年、冬の大会には出ていなかったのですが、お誘いいただいて参加することができました。

 冬の大会って、夏とはだいぶ雰囲気が違います。
 試合のために雪道をわざわざ運転してくる方々はレベルが高いとか、体育館のフローリングはバウンドしてからもボールの勢いが落ちなくて難しい、というのが、私が冬の大会に持っているイメージです。
 天井の証明とか、コート内は微妙に暑くギャラリー席は寒い暖房など、外とは全然違う環境で試合をします。

 今回はダブルスの個人戦で3試合を行い、結果は1勝2敗、スコアは1−6,6−5,2−6でした。
 詳しい振り返りは手書きのテニスノートに書きましたが、試合内容やプレーの他にも考えたことがたくさんありました。 
 

練習の成果は?

 技術的な話は反省のほうが多いのですが、以前のnoteに書いたスマッシュとスライスサーブは、多少進歩がありました。

 スマッシュは記憶しているだけで2本決めることができました。
 練習していたことで、前よりは思い切って打っていきました。
 前は安全にセンターを狙ってそれでもミスをするパターンが多かったけど、今回は相手に取られないようにサイドを狙ってちゃんと決まりました。

 スライスサーブのほうは、序盤は入らなかったのですが、後半にきちんと打って入れられたのが良かった。
 回転はあまりかからなかったけど、ある程度のスピードで打って入れることができました。
 
 回転がかからないとか、当たりが弱くなるのは、試合の緊張感からラケットが振れてなかったのでしょうね。
 そういうときに羽子板サーブだと振り切らなくても打てるので、安定するんだな、と改めて思いました。

 結局、回転をかけることをあまり意識せず、持ち方だけ薄く薄く、と、厚くなりすぎないようにしながら打つことで、入るサーブを打てるようになりました。

 スライスサーブと羽子板サーブの打ち分け、なんてことはできなかったけど、違いを知ったうえで使うかどうかを判断できるのは大きいと思います。

呼吸と姿勢と小趾

 最近は呼吸の練習からの流れで、仕事中や家で過ごすときの姿勢を意識しています。
 ちょっと骨盤を後傾させて、背骨だけを伸ばすイメージなのですが、テニスでこれをするのはまだ難しいです。

 その場で打つ練習のときなら、ある程度意識できますが、少し移動が入ると前傾姿勢になります。
 試合となるとますます無理で、自分がどんな姿勢で打っているかなんて考える暇はありません。

 サーブやリターンの前に構えるときは、密息や後傾姿勢を意識する時間が数秒取れそうなものですが、実際の試合中はけっこう忘れてしまっていました。

 もう一つ意識したいのに忘れてしまったのが、足の小指=小趾です。
 
 実は、大会の4日ほど前、仕事中にド派手に転んでしまいました。
 小走りしていて、なにもない床に爪先を引っ掛けてしまったのです。
 
 引っ掛けてバランスを崩しただけでなく、そこで逆の足を踏ん張ることも、体勢を立て直すこともできずに、勢いよく前に転んでしまいました。

 テニスをやっているから普段よく走るほうだと思っていたし、足半や草履を履いて練習しているのに、こんなに派手に転ぶなんて、ショックでした。
 自分の足はどうなっちゃってるんだろうかと思いました。
 その少し前から、雪道で滑らない歩き方について考えていたりもしていたのですが、それで歩き方走り方が普段と違っていたのでしょうか。

 それで自分の裸足を改めて眺めて、小趾が使えてないのかなあ、と思ったのでした。
 靴を履くとなおさらそうですが、小趾が広がっていないし、爪が上ではなく外側を向いています。

 気づいたからにはなんとかしたい。
 休んでいた趾のストレッチを再開して、靴の中でも小趾を意識するようにしていましたが、さすがにテニスの試合中までは意識できませんでした。

 ただ、怪我なくプレーできて、筋肉痛やカラダの痛みは試合中も試合のあとも出なかったので、まったく効果がなかったわけでもないのかなあ、と思っています。

セルフ1は左脳さん?

 今回の大会でいちばん大変だったのは、メンタルだった気がします。
 
 密息の本と同時期に、「左脳さん、右脳さん」という本を読んで、書かれていたワークを練習していますが、「左脳さんによる自動思考」というやつが試合中にも繰り返し出てきて困りました。

 この自動思考というのは、まあ雑念みたいな感じなのですが、私が「いま、ここ」に集中するのを妨害するように左脳さんが送り込んでくるらしい。

 先のことに対する不安や、終わったことをいつまでも考えてしまうというのがそれで、私がそれに乗っかって「いま、ここ」から離れるように仕向けているそうです。
 これはあくまでも「自動」で起こる思考で、私の意志とは関係ないのですが、私は「私が考えている」と勘違いして続きを考えてしまう、という恐ろしい罠のようなモノです。

 テニスの試合中に起こる自動思考は、
 ・ミスしないか不安
 ・やってしまったミスをいつまでも引きずる
 ・パートナーが怒ってないかな
 ・相手が強すぎて無理
などなど。
 考えてもしょーがないどころかマイナスになるけれど、考えてしまいがちな思考です。

 サッと切り替えて、これから始まるポイントに集中すべき場面でこれがムクムク湧いてくるのです。
 
 ジャマでしょーがない!

 負けた試合では、とくに自動思考がひどく、「いま、ここ」でプレーできたのは勝った試合の終盤くらいだったと思います。
 
 試合が終わったあとも、さらに数日間は試合のネタで自動思考が起きてきて、本当にきつかったです。

 この自動思考、以前に読んだ「インナーテニス」に出てくる、「セルフ1」の声と同じモノだと思いました。
 左脳さんにせよ、セルフ1にせよ、いかに黙らせるかがメンタル強化のカギかもしれません。

 「インナーテニス」、再読してみようかな。

テニス以前から整える

 今回の試合は、勝った負けた・できたできなかった、というテニスの内容よりも、カラダとメンタルの視点で振り返りました。
 
 密息も趾も「いま、ここ」も、テニスの時だけやってることじゃなく、日常生活や仕事の場面でも実践していること。
 テニス以前、もっと言えば、仕事や生活以前。
 それらをどうするかよりも大事なことに取り組んでいるような気がします。

 大げさに言うなら、私が存在できるための大前提、みたいなね。

 テニスがうまくなるよりも、仕事や家事をちゃんとするよりも、自分のカラダとつながり、その声が聴けて、ちゃんと動かせることが重要。
 自分の内側から整えることのほうがよっぽど大事なこと、なのかもしれません。

 内側から広がる外側の世界の中に、テニスをする喜びもあるのかな。

 
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?