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Nao
2021年9月23日 08:04
ここはカフェ・ド・ランデヴー。午後3時だが平日ということもあり昼間の混雑は早くも落ち着き、テーブル席2つとカウンターしかない店内1階には、常連のおじさん客以外は、若い女性店員・シルコとベテランマスタァしかいなかった。シルコはステンドグラスが嵌め込まれた壁をバックに慣れた手つきで食器を拭きながら、今ならまかないを食べられそうだと考えた。コーヒーと小倉トーストにしようかしら。キッチンにいるマスタ