日本図書設計家協会の賛助会員様の『渋谷文泉閣』さまから
『旅する製本展』
という素敵なネーミングの展示案内をいただきました。
<※追記8/10>
この展示のご案内をいただいた際のニュースレターには、
文泉閣さんが
「自分たちの製本技術の『展示ツアー』をしよう!」
という思いに至った経緯が、とても心を込めて書かれていました。
折角なので、ご承諾をいただいたうえで末尾に全文を掲載させて
いただきましたので、ぜひ、ご一読くださいませ。
製本の技術そのものや、
手間暇をかけ試行錯誤をして完成させた本を製本会社として
自力で発表する、
ということは、これまでされていなかった背景があるそうです。
普段、何気に読んでいる書物。
色々な工程を経てやっと読者の元に届けられる形になるわけですが、
その工程は本当に忘れ去られがちです。
省エネ、時短…がもてはやされる今の時代、スマホを開けば読む観る聞くができてしまう今において、長野県に本社を置く『渋谷文泉閣』さんは、
『わがままな、手間のかかる、めんどくさい…』と敬遠されがちな製本を引き受け、職人さんたちの創意工夫を持って応えてくださる『製本』の老舗です。
その渋谷文泉閣さんが『旅する製本展』と題して展示ツアーを始めました。
展示では、実際の製本の際に出くわしたトラブルについても取り上げられているということで、面白そうです。
奇抜で斬新なアイデアやデザインを提案された際に起こりがちなトラブル。どのようにそれらをクリアしたのでしょうか??
是非是非、近くへお越しの際は覗いてみてください!