哲学的なことを考えてしまう最近の自分

私たちは誰もが「色眼鏡」をかけて物事を見ている。自分というフィルターを通して世界を見ている。

自分から見たものが必ずしも正しいとも限らない。思い込みや偏見で誤った見方をしてしまった経験が、誰でにもあるのではないだろうか。

だからこそ、人生においては人との関わりが大切なんだと思う。人との関わりの中で、自分一人では得られなかった多様なものの見方を獲得できる。「自分はこう思ったけど、あなたはどう思う?」というやりとりの中で、自分とは異なる視点から見た物事の捉え方ができるようになる。自分の見方や考え方のクセに気づき、客観的なものの見方ができるようになる。

過去を振り返った時、「自分の人生って何の意味があったのだろう」とネガティブに考えてしまうことがある。後悔や反省ばかりが頭の中を巡り、「あの時違う道を選んでいたら・・・」と過去の自分の選択を責めてしまう。

そんな時自分一人で考えていても、グルグルと同じような思考を巡らせるだけで、モヤモヤした気持ちが募るばかりである。ネガティブがネガティブを呼び、最悪の結末を迎えてしまうことにもなりかねない。

でも、誰かに違う視点を提示してもらえたら、自分自身で違う視点から考えることができたなら、少し救われる思いになると思う。自分にとっては否定したくなるような過去でも、それが誰かにとって意味のあるものだったり価値のあるものだったり、あるいは逆に全く気にする必要のないものだったりするかもしれない。そう気づけたら、必要以上に自分を否定することがなくなるのではないか。

36歳を迎え、人生の終わりがおぼろげながら見えてきた。過去に縛られず、未来だけを見据えて生きていきたい。最近特に、過去のことばかり考えて落ち込んでしまうことが多かった。もっと人と喋ろう。人と喋って、色眼鏡で見ている自分の見方を修正したい。

いつだって今日が人生で一番若い日。

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