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イボモエア・ルブリフロラ

その植物が何かということを判定することを確か同定といったはずだ。植物の名前を覚えるのが苦手で、というか人でもなんでも名前を覚えるのは総じて苦手で、植物の同定にも同定アプリを使っている。

アプリを使って名前がわかるのは楽しい。道を歩いていて「これはなんだろう」と思ったときに写真を撮ってアプリに判定してもらうと、かなりの確率で「その植物の名前」がわかる。「そうか、君は〇〇クンだったか」と親しみが湧く。次の年にまた同じ場所で出会うと「やぁ、また会ったね」という気持ちにもなる。覚えるのは苦手だが、同定は認識にとってとても大切なことなのだということは理解している。

三連休の最終日、月曜日に出会った彼/彼女の名はイボモエア・ルブリフロラというらしい。私には聞きなれない初めての名前だったが、サツマイモ属科ヒルガオ科目ナス目と聞けば、「そうかい、君はナスの仲間かい」という気持ちになる。確かにちょっとナスの花に似ている。ナス目がヒルガオの仲間だということはしらなかったけれど。

可愛い花ではある。アマゾンが原産らしい。毒があるようなので庭で育てるのはどうかと思うが、道端にかなり繁茂している。

陸橋のところにある樹はセンダンらしい。近くに寄ってみると実がなっている。実の付き方がちょっと面白い。

センダンを漢字で書くと"栴檀"となるとは知らなかった。難しい見慣れない字だ。ただ、「栴檀は双葉より芳し」の「栴檀」は実際にはこの機ではなく、白檀だという。花期は初夏(5 - 6月頃)だそうだが、確かに花は白檀とは違うようだ。センダンなのに、栴檀なのに、栴檀ではないとは・・・。

「高橋です」と名乗っておいて、「高橋ではありません」と言われたような絶妙に微妙な気持ちだ。

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