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DFJS2020 DAY-1

2020年8月29日(土)、第7回認知症フレンドリージャパン・サミット(DFJS2020:Dementia Friendly Japan Summit 2020)のメインセッション 1日目(DFJS2020 DAY-1)をZoom上で開催した。

1年前のDFJS2019で、「また来年! 2020年は8/29-30です!」と言った約束を無事果たせた。

DFJS2020 Day-1、午前のセッションはオンラインも含めて先進的な認知症カフェの取組みをしている恵那と名古屋のお二人の対談。午後は会場を第二会場に移し、3つのユニークなセッションを行った。

午後のセッションの1つ目は、認知症当事者である丹野智文さんを中心に丹野さん含め4人の当事者の方にじっくりとお話を伺う「当事者による対話:やさしいって何?」だった。

ZoomのWebiner機能を用い、当事者の4人だけでじっくりと話してもらう今回の形式は、日本の認知症関連のイベントとしても、おそらく初めてのもので、エポックメイキングなことが実施できたと思っている。これまでのリアルの場でのフィッシュボール型のワークショップをオンライン上でより多くの人に見てもらう形式で実施できたからだ。誰かが最初に始めて可能なことが示されれば次の人はやりやすい。オンラインでの当事者の語りはこの形式でこの形式で行われていくのではなないかと思う。そして私たちの組織、DFJI(認知症フレンドリージャパン・イニシアチブ)もまたそれを応援していきたいと思っている。

午後のセッションの2つ目は、ニューヨークで始まり日本でも広がりつつある対話型アート鑑賞プログラム「アートリプ入門」、そして3つ目は会津のまちづくりに絡めての対談「街づくりと作業権」という話だった。

この3つのセションのラインアップは普通はあまりない組合せで、こう言ってはなんだが非常にユニークだと思う。期せずして、本人発信の権利、ヒューマン・ライツとしてのアート、そして世界でもまだ言語化されてはいない「作業権」という言葉が世界で初めて提示されたものだったからだ。

夕方からは会場を第一会場に戻し、ナイトセッション「ここが変だよ、専門職。」 ナイトセッションのポイントは、ビール・ワイン・日本酒の持ち込み可。このセッションも、多数で議論を深めることの面白さと難しさが表現された貴重なチャレンジとなった。

DFJS2020のプログラムについて書いてあるチラシは下記に置いてある。

訪問していただきありがとうございます。これからもどうかよろしくお願い申し上げます。