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焚き火

川崎から稲城に引越してまもなく2年になる。引越の家探しの条件は「多摩川から近いこと」。それがドロシーの希望だった。第三京浜の川崎口あたりから多摩川に出て、そこから二子橋まで下るのが彼女の散歩コースだった。稲城では、多摩ニュータウンの向陽台から城山公園を下り、是政橋あたりまで行くのが、今の散歩コースらしい。

是政橋のあたりは河口から約30kmほどだろうか。玉川上水の起点となる羽村取水堰まではさらに20kmほど遡上することになる。

同じ多摩川でも、是政橋あたりまで来ると川辺がずいぶんと自然な感じになる。是政橋から少し上った対岸の府中側の府中市郷土の森公園のバーベキュー場も直火でなければ焚き火ができる。知り合いに「焚き火でもしましょう」と誘われた。郷土の森公園は、泊まりのキャンプは出来ないがデイキャンプにはよい場所だ。昼間の暑さが緩みはじめた16時頃に散歩がてら出かけた。

先に来ていた人たちがつけた火は消えかかっていたので、夕食用にみんなで火を起こす。しばらくぶりであまりうまくできない。それでもなんとか火をつけて、みんなで焼きそばを作り、ピザを温める。

しばらくすると薄暗くなってくる。涼しくもなってくる。

焚き火なんて久しぶりだ。また焚き火がしたいなと思う。
帰りの是政橋。もうすっかり夜が更けていた。

訪問していただきありがとうございます。これからもどうかよろしくお願い申し上げます。