見出し画像

2025オールタイム・ベストSF

SFマガジン『2025オールタイム・ベストSFアンケート』、〆切りは10/15日。

どれどれと眺めてみると、2014年のオールタイム・ベストSF投票の結果も掲載されている。2014国内長編部門をいるとこんな感じだ。

1『ハーモニー』伊藤計劃 
2『果しなき流れの果に』小松左京 
3『百億の昼と千億の夜』光瀬龍 
4『グラン・ヴァカンス 廃園の天使Ⅰ』飛浩隆
5『虐殺器官』伊藤計劃 
6《天冥の標》小川一水 
7『華竜の宮』上田早夕里
8『日本沈没』小松左京 
9『妖星伝』半村良 
10《戦闘妖精・雪風》シリーズ 神林長平
10『戦闘妖精・雪風〈改〉』神林長平 
12『神狩り』山田正紀 
13『マイナス・ゼロ』広瀬正 
14『虚航船団』筒井康隆 
15『宝石泥棒』山田正紀 
16『Self-Reference ENGINE』円城塔 
17『銀河英雄伝説』田中芳樹 
18『BEATLESS』長谷敏司 
19『上弦の月を喰べる獅子』夢枕獏 
20『ハイブリッド・チャイルド』大原まり子

伊藤計劃が1位と5位。小松左京『日本沈没』が8位、筒井康隆『虚構船団』が14位。まぁ、そんな感じで票が集まったとしても特に違和感はない。

でも2位の小松左京『果しなき流れの果に』・・・。順位が問題ではなくて、まったく物語を思い出せないのだ。読んだか? いや絶対に読んでいるはずだ。高校の頃、学校へもいかず、あるいは行っても授業をきかず、世界SF全集ばかりを読んでいた。ハックスリィの「素晴らしい世界」も、レムの「砂漠の惑星」も、みんなそうだ。だからそこに収録されている小松左京『果しなき流れの果に』を読んでいないはずがないのだ。でも、まったく思いだせない。伊藤計劃『ハーモニー』に次ぐ2位で、『日本沈没』より上位なのに、もうびっくりするくらい思い出せない。

昔の日記を掘り返してみると、2007年にも読んでいるのだ。そこには「石川喬司があとがきで、「クラークの『幼年期の終わり』やアシモフの『永遠の終わり』よりも良い」という風にも読めることを書いている。同感だ」と記してある。

おーい、昔の自分~。馬鹿にのんきさうぢやないか。どこから来たんだ~。ずつと磐城平の方まできたんか~。

そう叫びたい!

なんだか意味もなく悔しいので、Kindleで買ってしまった。最近、KIndle内にも相当、積読(厚みはゼロ)が溜まっているのに。。。

訪問していただきありがとうございます。これからもどうかよろしくお願い申し上げます。