新たなキャリアを迎えた10月1日 今までとこれからを問うてみた
10月1日は「と(10)い(1)=問い」ということで、今年より『大切な問いに向き合う日』という素敵な記念日ができたようです。
そして偶然にも10月1日は、私の新たなキャリアが始まる日でもありました。そんな個人的にも特別な日だからこそ、自分の思考や問いに向き合うべくnoteをしたためてみました。
CULTIBASE、問いのデザインとの出会い
Twitterを遡ってみたところ、2020年11月6日にCULTIBASEに入会していました。はじめの頃は膨大で骨太なコンテンツの数々に、どれから見聞きすればいいか迷っていました。入会した頃は「現場のマネジメント」に携わっていたこともあり、マネジメントをテーマに安斎さんとミナベさんが話される「CULTIBASE Radio」を通勤中聴いていました。
その時、特に何度も聴いていたのはこちら。
まさしく医療業界にも当てはまる課題で、脳震盪が起こるのでは?というくらい頷きました。
不思議なもので、マネジメントを学んでいくと(あれ?マネジメントの知識だけじゃチームが機能しない...次は遊びのデザインをつまみ食いしてみよう!)とか(ファシリテーションについて知っておいた方が関係性もっとよくできそうだな...)と、興味の対象が変わっていくことが多々ありました。
そして、入会から1か月後。自分へのクリスマスプレゼントとして『問いのデザイン』を購入しました。
問いを起点としたキャリアの再認識
2020年秋~2021年春にかけては、CULTIBASEで学んだことを現場の実践で行き来したり、社内勉強会でミッション・ビジョンを自分ごととして捉えるワークをしたりと、学習機会に恵まれて充実した日々を過ごしていました。
しかし、学べば学ぶほどに(チームのここが組織のミッションにそぐわないのでは?)(まさしくマンネリ化したチームになっているのでは?)という認識が強くなってきました。(自分には何ができるんだろう?)(やればやるほどチーム内に溝作ってるのでは?)と考えているうちに、自分は誰の役にも立っていないのかもしれないという気持ちが強くなり、職場や家庭で上手くいかないことが増えていました。
そんなキャリア迷子に陥ったタイミングで救いの手を差し伸べてくれたのはこれまたCULTIBASE。定期的に開催されている『探求の戦略ワークショップ』に参加し、改めて自分が学んでいきたいこと、果たしたいことに立ち返るキッカケとなりました。その時のメモがこちら。
そこで自分自身に問うてみたのが、
「理学療法士として築いてきたスキル、患者さんではなく組織のために活かすことはできるか?」
というものでした。『問いのデザイン』の中では、ファシリテーターにとって重要なスキルが6つ書かれているのですが、患者さんに対してリハビリテーションを行なっている際の思考プロセスや関わり方と通ずるところがあるのでは?と感じていました。
例えば、患者さんに安心感を与えながらリハビリの目的を伝える説明力。介入しながら患者さんの表情や言葉から効果や嫌な刺激となっていないか判断をする場の観察力。そして、その観察によって臨機応変に治療プログラムを作り替えていく即興力など。
今まで暗黙的にやってきたリハビリのスキルが、実は組織開発に活かせるのでは?各部署の関係性をより良くできるのでは?と、自分の認識が問い直されていきました。
そんな時、社内公募で組織開発本部の企画グループが募集されていて「まさしくこれだ!!」となり、応募しました。応募に至るまでに、探求の戦略ワークショップで自分自身の振り返りや探求したいテーマが明確になって甲斐もあり、サクサクと志望動機や面接対策をすることができました。
そして!その甲斐もあって!!10月1日より!!!
企画グループへ異動となりました!!!!
歓喜!
ありがとう、CULTIBASE Lab!ありがとう、安斎先生!!
そんな新たなキャリアに問うてみる
とは言え、これで自分の人生がゴールしたわけでもないし、何か目標を達成したわけでもない。むしろ、ここからが自分の人生を謳歌していく上で重要だと思っています。
企画グループの中で、自分が今まで理学療法士として日々暗黙的に取り組んできたファシリテーションスキルやCULTIBASEで学んだ知見を活かして、実際に組織をより良くしていかないといけません。そして、その中で「自分らしさ」や「自分にしかできない仕事」のようなものを見出していきたいと思っています。
なので、『大切な問いと向き合う日』である今日。こんな問いを掲げてみようと思います。
「組織の土壌を耕した末、自分自身はどんな英知を詰め込んだ知恵の樹となれるか?」
として、筆を置こうかと思います。
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