20代転職。本当に、今、転職した方がいいですか?

私自身、IFAの転職相談を受けている関係上、候補者の方とは、毎週ZOOMで面談を行っている。

最近、立て続けに、20代の方とお話しする機会があったが、一つ感じたことがある。

本当に、今、その会社を捨てて、転職した方がいいですか?

例えば、20代。入行3年目。地方銀行。会社の方針が顧客本位ではなく、お客さまをだましている感じがする。だからIFAになって、お客さまに役立つものだけを提案したい。

確かに。その通り。その意気は、高く買います!

しかし、だ。

入社3年目。今まで、何を成し遂げた。今まで、何を学んできた。会社がなぜそんなスタンスで業務を行ってきているか?突き詰めて考えたか?会社は、本当に全く変わっていけないか?

銀行という、特殊な業界にいるからこそ、地域のために何か貢献をしたか?融資という、銀行だけができる特別な業務をもとに、地元企業の発展に貢献したか?

このコロナ禍において、本当に、地元経済を考えてきたか?

なんか、自分の会社を見切るのが、早い気がする。

なんか、もっと、自分でできることを、改めて、考えてもいいのではないか。

私自身、銀行員も経験したし、地方銀行とも仕事をした経験がいくつもあるため、大体の風土、雰囲気は理解しているつもりだ。

候補者の言いたいことも、とてもよく理解できる。

だけど、あえて言いたい。それでも、何かを成し遂げるまで、徹底的に取り組んでからでも遅くないのでは、と。

転職相談という商売からすると、候補者の言うことを聞いて、それならいいところありますよ!と言って紹介するのが手っ取り早い。お金になる。

けど、こんな、つまらない仕事だけはしたくない。

金融も、人材紹介も、人生というものに直結している、大切な仕事だ。

だから、候補者には遠慮なく話をしている。

本当に、今ですか?本当に、それで後悔しませんか?と。

やりたくないことは理解できたけど、本当にやりたいことはそれですか??

こういう対話が、今はZOOMで簡単にできる時代。

面白い仕事が、とても便利にできるようになったものだ!

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