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スポーツ選手しながら通信大学の卒論を書いた時のことを書きます


前回、前々回と
早稲田大学人間科学部eスクールについて
書きました。



今回は通信大学の卒論の話をします。


簡単な自己紹介を書きます。


名前:岡田明久
生年月日:1994年9月28日
サッカー歴:鹿島アントラーズJYノルテ→鹿島アントラーズユース→水戸ホーリーホック→鈴鹿アンリミテッド→引退→品川CCで現役復帰
職歴:鈴鹿アンリミテッドチームフロントスタッフ→株式会社ホリプロ



ずっとサッカーをしていて、そのあともスポーツ系の仕事をしている人。



初めてnoteを見てくださった方は
そんな感じの人と思っていただければと思います。




1、通信大学のゼミ


僕は通学制の大学に行ったことがないので、
通学制のことはわかりません。


通信大学を今後考えている方は、
こんな感じなんだと雰囲気を掴んでくれたらと思います。






まず卒業予定の2年前に
ゼミを選び登録します。

通信は5年で卒業する人が多かったので、
3年生が終わる時期に登録をします。


そのような案内は基本的にメールできます。


そこも先輩方から
このゼミがいいよと言われて
登録予定のゼミも決めていました。





僕も5年で卒業しようとしていた人間のひとりでした。


実際、単位数もそれに向けて
計画的に取得ができていました。


ただ、その流れを全く知らなかったため、
3年の終了時に登録しなければならない期間を
超えてしまっていました。


後に、メールで案内が来ていたことを知りました。





通信大学はドライです。



たくさんいる生徒の中のひとりですし、
通信のため、先生とも仲が深まるわけではないです。


大学内に親身になってくれる人を新たに作ることは
非常に難しいです。


だから、同時期に入学している人や、
先輩が近くにいることはめちゃくちゃ大事です。





僕は入学当初は同じチームに先輩がいましたが、
3年終了時には他チームに移籍してしまっていました。






この結果卒業時期が変わり、
6年での卒業になってしまいました。






4年目からゼミが始まり、
そこで同じゼミの生徒と教育コーチの方の中で
グループLINEが作成されました。


会ったことのない人との
グループLINEに最初は戸惑いましたが、
そこでの情報共有があったので、
締め切りを過ぎてしまう等の問題が
起きなくなったのは大きかったです。



ゼミの学習はそこまで難しいものではなかったです。


そういうゼミを選んだので。笑


卒業が6年にのびたため
5年目は授業もほぼなかったということと、
ゼミの選択により、
このころには大学の学びに割く時間はかなり減っていました。




本当に最初の2年耐えたら、
あとは全く辛くないです。


なので、2年間だけ我慢してやるかと
思っていれば卒業はできると思いますよ。


しかもその2年も
レポート提出時期以外はそこまで忙しくはなりません。



だからレポート提出の授業、テストの授業など、
その授業によって単位取得できる評価の基準が異なります。

さらにそれが、レジュメに記載されています。

なので、授業選択のときは
そこも見て判断していました。


うまく辛さが分散するようにしていましたね。





2、通信大学の卒論


最後の1年ほぼすべて卒論の準備でした。


まず、準備としてまずは
教育コーチと卒論内容を話し合って決めていきます。


Jリーガーでこの大学に通っている人の多くは、
スポーツのこと、のこと
を卒論内容にすることがほとんどです。



ちなみに僕は
サッカーの地域リーグの観客満足度
について書きました。


その当時、地域リーグといわれる
東海リーグの鈴鹿アンリミテッド(現:鈴鹿ポイントゲッターズ)
に選手として所属していました。


国内サッカーリーグの5部にあたるクラブの試合でも
見に来ている方は満足しているのか
というところが気になり、そのテーマにしました。



その中で、
調査方法や、調査内容、データの要約方法などを
教育コーチと話し合い、準備を進めていきます。



僕は卒論の中で、
実際に見に来ている方々の
アンケートインタビューをする必要がありました。



そこで、鈴鹿の公式戦のときに
チームとファン、サポーターの方々に協力していただき
アンケートインタビューを実施しました。



ただ、もちろん僕は選手として所属をしているため、
試合前にアンケート用紙を配ったりすることはできません。



そのため、まずは教育コーチと考えて作成したアンケート用紙を、
マッチデープログラムと一緒に配ってもらえますかと
チームにお願いをしました。


マッチデープログラムとは、
その試合の注目ポイントや選手の情報などが書いてある冊子で、
試合をより楽しんでもらうために
観に来た方全員に配ります。



それに同封することをチームも快諾してくれましたし、
さらには、TwitterHPでもその旨を掲載してくれました。




これがそのときのリリースです。


このおかげもあり、
たくさん方がアンケートに協力してくださいました。



また、インタビューは10名の方に行うことになっており、
それにも嫌な顔ひとつせず、10名の方が協力してくださいました。





途中、チームのことを話しているうちに
熱くなってしまい、予定の時間をオーバーしてしまう方もいましたが。笑



ただ、その様子を見て、サッカーというスポーツと
鈴鹿というチームが愛されているんだなと改めて実感しました。


インタビューは試合後に行ったのですが、
その試合には勝つことができて、
自分も出場し勝利に貢献できたので
全員が気持ちよく話せていたのもその要因かもしれませんね。


負けていたら、内容も少し変わっていたのかなと思います。







そして、このデータをもとに、
卒業論文を書いていきました。



ここからも教育コーチに指導してもらい、
何度も添削を重ねながら、論文と論文発表の際の
プレゼン資料を作成します。


誰もが卒業論文を書くのは初めてなので、
わからないことも多いですが、
ここは教育コーチが優しく教えてくれます。



提出期限等もこのフェーズまで行くと、
丁寧に教えてくれるようになるので、
確認が漏れていてもどうにかなります。


論文とプレゼン資料作成に集中することができたので、
その点はよかったです。





このようにして卒論を作成した後は
実際に早稲田大学に行って、
卒業論文発表をします。


ここは必ずオフラインです。



ちなみにサッカー選手の場合は
この時期がキャンプの時期と完全に被るので、
2日ほどキャンプを休むことになりますが、
これを断るチームはないので、ご安心ください。


もし断られたらちゃんと抗議してくださいね。笑




発表は人前でやるので、
緊張しますが、おそらく相当ひどくないと落ちません。


僕らのゼミは当日のうちに
全員卒業と言われました。


これは僕らのゼミだけのことでしたが、
それくらい落ちる可能性は低いです。





なので安心して、飾らず臨んでもらえたらいいかなと思います。




僕は結局、入学試験と卒業論文発表の2回しか
大学に行きませんでした。



それでも、早稲田大学卒という肩書がついてきます。



これがあるから、ホリプロにも入社ができています。





僕は、通信大学に進学するということをお勧めします。




なぜか。


その理由を次回書いていこうと思います。




毎回長くなってしまっていますが、
読んでいただいてありがとうございます。




次回も読んでください。





岡田明久

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