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ノルマのないチームとそのリアル

こんにちは。
まわりの業者さんとお話をしていて、ノルマも目標もまったくないことに驚かれます。
ノルマがないことは社外にも公開していて、先日の求人情報のタイトルにもなっています。
※現在は募集を終了しています

なぜノルマがないチームが実現できているのかを考えてみました。

ノルマがない理由

「管理されたいですか?」
この質問に対して「はい!」と答える方はごく少数でしょう。
もちろん、僕もイヤです。自由にはたらける方が楽しいですし。
ノルマがあれば管理しないといけないですし、内発的な理由でがんばれるチームがいいチームだと思います。
管理されないし、管理しないチームづくりを心がけています。

もう一つの理由として、「ノルマを設定することでいらない人に売ってしまう」ということもあります。
ノルマの達成が第一義になると、本当に必要とする人以外に売らないといけなくなります。
必要でないものを買う、買わせることは社会にとっていい影響があるでしょうか?
さらにうちのようなSaaS型のビジネスだと、お客さんに長く使っていただくことが重要なので、いらない人に売ってもフォローがたいへんなだけです。

ノルマのないチームのつくりかた

工夫していることはたった2つだけです。

①すべての情報をオープンにする

ケアコラボ社内ではスプレッドシートやkintoneを使って情報共有しています。
売上はもちろんのこと、出費に関してもすべてオープンになっています。
「あれ、来月銀行にお金ないやん…」みたいなのも全部見えます。(実際にかなり焦ったことがあります笑)
数字が見えることで、「あとこのくらい売上があがれば単月黒字か。そのためにこういった施策をしてお問い合わせを増やさないと」など各自が考えて勝手に企画します。

コミュニケーションもRemottyやチャットワークを使ってオープンな状態なので、「勝手に企画が進んでやらされる」みたいなこともありません。
企画が進んでいることもオープンになっているので、途中で気になることはコメントできます。

②KPIは設ける

ノルマや目標はないけど、しっかりと見ておくべき数字はあります。
健康チェックのようなイメージで、数値が悪いと何か課題があるということが分かります。
各項目に対して担当者が決まっていて、月初めのミーティングでみんなでチェックします。
数字に対しての責任はなく、改善はチームの責任と捉えています。

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一箇所以外すべて公開してみました。名前でなく顔写真を使っているのが何気な工夫だったりします。

そもそもノルマは必要ですか?

ケアコラボにはノルマも目標もないおかげで、自由でたのしいはたらきかたを実践できています。
本当に必要なお客さんにしかサービスを案内しないので、いいフィードバックが多くてお客さんと会うことが純粋に楽しいです。

かといっていい面ばかりではないと思っています。
ノルマも目標もないので、じぶんで決めないといけないことが多いです。そういう意味では考えることはハードかも知れません。
また必要な人にしか売らないと大きく稼ぐことはできません。(ただし安定した売上が期待できます)

いろんなチームの形態はありますが、よく質問をいただくのでノルマのないチームの実情とつくりかたについて書きました。

記事を良いと思っていただきありがとうございます。 サポートは不要ですので、その分ご寄付いただけると幸いです。 特に子どもへの支援をされているNPOなどは個人的にも応援しています。