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日銀が金利を上げたらどうなる?

こんにちは。

元証券マンファイナンシャルプランナーのしんさんと申します。

経済ニュースを見てみましょう。

今日はなんとこれですよね。

日銀事実上の利上げ

長期金利がこれ以上あがらないように日銀がずっと日本国債を買い支えていました。
国債が売られると国債の値段が下がって、長期金利が上がるということですよ。

売られてたんですけど、日銀が買ってました。

買い指値(さしね)。

連続指値オペとかそういうことです。
日経新聞とかには時々この言葉で出てきます。

「この値段で国債を買いますよ」っていうことを、日銀がやっていました、金利を低くするために。

ついに0.5%まで容認


昨日までは0.25%でした。

小さな上げを除くと政策的にはこれは 10 年ぶりぐらいです。
黒田総裁とアベノミクスをやりだした時以来の方針転換ですよね。

ある意味、サプライズで昨日株価は急落しました。

異次元緩和策の転換。

日銀の黒田総裁は「金融政策の転換ではない」と言っていましたけど、マーケットはそうは取ってないですね。

また、イールド・カーブ・コントロールっていう、期間による金利の上昇カーブの調整のことです。

これを10年物金利の部分を低く誘導していたものを緩めたことになります。

しかし、短期は -0.1%のまま ということではあります。

 これは日銀が誘導してます。

10年物長期国債の話に戻ります。

この誘導目標は 0% なんですけど、プラスマイナス 0.5% までオッケーにしますっていうのが昨日のお話です。

これが実質利上げと見られています。

実質的に金利の上昇は容認したんですけれども。今までは月 7.3兆円程度買ってましたよね?これ、実は今年になってからかな?もう 100兆円ぐらい買ってるんですよね。

国債っていうのは日本政府の借金ですよね。
これを日銀という政府機関の一部が買ってました。
今でも買ってるんですけど、これ 今年は7.3兆円規模でした。

これを 9兆円まで増やします。

もう 100兆円を超えていきますよね。

金利上昇を認めながら、国債は多く買い入れるわけです。
ちょっとなんかちぐはぐな感じはしますね…

結論
・日銀が実質的な利上げをした
・しかし、国債の買い入れは増額
・矛盾しているようにも感じる


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