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「待つ」コミュニケーションを学ぶ2

「待つ」ことを学ぶという意味で、前回は対話場面での「沈黙」の大切さについて書きましたが、少し違った角度からの学びもありました。
それは、伝えたかった内容がその時相手に届かなくても、時間をかけてゆっくり相手の心に届くことがあるということ。

「幸せになるのはとてもシンプルで簡単なこと。今あるものを愛すだけ。」

このフレーズはある映画の中のセリフですが、見た瞬間から強烈な印象を受けました。でもなかなか真意を実感することができず、20年くらい経ち、ようやく掴みかけている気がします。。
こんな風に、言葉は相手の心に届くまで時間がかかったりします。
その時ひっかかっているので覚えているけれど、なかなか心に届かない。

受け取った側も、腑に落とすために、いろんな経験を経る必要があり時間がかかるし、また伝えた側も、相手がしっかり受け取ってくれるまでにはタイムラグが生じることがあるということです。

自分が苦労したり、遠回りしたり、身をもって体験して体得した言葉は、伝える際にどうしても力が入り、熱量が上乗せされて伝えてしまいます。
そしてその分、相手にすぐ受け取って欲しい・理解して欲しいという欲が出てしまうけれど、相手には相手の背景があり、経験値があり、考え方も価値観も違います。
自分に起こった感動的体得と同じような現象やリアクションを期待してはダメだなぁと学びました。

逆に言うと、
だから、想いが強い言葉こそ淡々と伝えることを意識した方がいいなと感じています。私は感情に乗せやすいのであくまで私の場合ですが。

エネルギー量MAXで伝えてしまうと押し付けのように伝わるかもしれないから。

想いのある言葉は伝わるともいうけれど、そこはまた次回書きます。

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