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なぜイタリア人副社長は「クロサワの『羅生門』を観ろ」、と言ったのか🤔

人事責任者としてヨーロッパ本社に出張。

そこで上司となるイタリア人副社長に
「まずはクロサワの『羅生門』を観るといいだろう」と言われた。

いつも思うけど、
日本人としてホント、自分は何も知らないんだなあ〜・・・と恥ずかしい😓
同じようなことを書いていらっしゃる方は多いけど、外国人は自国の文化や歴史、名所などについてホント、詳しいし、誇りを持ってる。

(話はそれたが)
日本に帰ってソッコーでビデオを借りて黒沢監督の「羅生門」を観た。
(その頃はまだレンタルビデオ屋さんでビデオテープ📼を借りた時代🤗)

へえ〜 三船敏郎だったんだ・・・
(今さら)

そこで私が副社長から受け取ったメッセージは、

人には

「それぞれ(にとって)の真実」

があり、

それぞれの立場から見た「景色」
がある。

「嘘」をついているわけではない。

そして、

可能な限り間違いのない事実を知るためには

複数(願わくば全員)の
当事者の話を聞いて判断するがよい

というメッセージだった。
(これ以外にも様々な解釈はあると思いますが)

それ以来、トラブルや人の評価、確認したいことがある場合には、
自分が信頼する人に確認するのは勿論のこと、
必ず複数の当事者の話を聞くことにした。  

よくよく観察していると、
どこの会社でも優秀な方々はこれを実行している。

そして、
その結果をもとにした判断は
極めて大局的な視点から見た公平な判断となり良い結果をもたらす。

以前自分が説明したことについて、
同じことを他の人にも聞いている(裏を取っている)ことを知った時
「何、私って信頼されてない? ちょっとお〜😡💢」
とムッとした時もあったが、納得。

いくら信用に足る人間であろうと、人間は誰にでも感情がある。
そして、「思い込み」もある。
(「思い込み」は価値観でもあり、潜在意識に大いに関係あり)

感情と思い込みのメガネ👓を通すと微妙に事実の光が屈折する時があり。 
これは自分自身にも否めない😂

「急がば回れ」で、
(面倒だけど)時間をかけて複数人の話を聞くのが成功への道となることも否めない🤗

お読みいただきありがとうございました💕

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