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【WWDC24速報】 最新Apple Vision Pro情報とVisionOS2の発表まとめ

みなさんお久しぶりです!
ARエンタメスタートアップGraffity代表の森本です!

6/10月に開催された、WWDC24にて発表された最新Apple Vision Pro情報とVisionOS2の発表についてまとめていきます!

(日本最速でWWDC24 Recapイベントを開催するので、興味ある方はぜひ気軽に参加してください!)


日本でのVision Proの発売は6/28(金)に決定

ついに日本での発売が発表されました!
中国、日本、シンガポールで6/28(金)の発売となり、予約開始は 6月14日(金)午前10時(日本時間)となりました!

 Apple Store直営店とオンラインのApple Storeで599,800円(税込)からの価格で購入でき、256GB、512GB、1TBのストレージ容量から選択することができます!

また、オーストラリア・カナダ・フランス・ドイツ・イギリスでは7/12に発売が開始されます!アジアの方が早いのは驚きです!Spatial Computing時代の幕開けですね!

Vision OS 2の発表内容のサマリー

まずは簡単にVision OS 2のアップデート内容を箇条書きで記載します
Vision OS 2は今年の秋から利用することができるようになります。

  • AIを活用し1タップで写真がSpatial Photoに

  • Spatial Photo・VideoやPanoramaをSharePlayで共有可能に

  • ハンドジェスチャーのショートカット機能で操作性が大幅に向上

  • Macの画面を4Kウルトラワイドに表示可能に

  • Travel Modeが飛行機だけでなく電車にも対応

  • 開発者向けAPIが大幅にアップデート

  • プロビデオグラファーがSpatial Videoの制作を簡単にできる環境を整備

  • Apple Immersive Videoの制作フロー整備とApple TVでのコンテンツ拡充

と発表された内容のラインナップとなります!

未発表でありながら、まとめスライドに表示されているものとして

  • Enviromentモードとして、Bora Boraが追加

  • Enviromentモードにおいて、キーボードを透過できるように

  • マウスのサポート

  • 最近ゲストユーザーで利用した人の登録

などもあり、細かい改善もされており最高ですね。

WWDC24で発表された内容についてまとめたので、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!

AIを活用し1タップで写真がSpatial Photoに

友だちや家族の思い出をよりリアルな形で振り返るのユースケースとしてVision Proで発表された新機能「Spatial Photo」がついに全ての写真に対応しました。

Photoを開き、1タップでSpatial Photoにすることができるようになっております。今までは、iPhone 15 Pro/Pro MaxとApple Vision Proのみでの撮影となっていましたが、ついに既存の写真にも対応したというアップデートです。

今後の技術進化で2D動画をSpatial Videoに変換できる未来も近いと思います。動画のSpatial化は、おそらくVisionOS3のアップデートになると考えています。

Spatial Photo・VideoやPanoramaをSharePlayで共有可能に

Vision OSのアップデートで利用できるようになった新機能「SharePlay」では、Personaと言われている自分のアバターを生成し、遠くにいる人とVision Proのアプリケーションを共有し、あたかも一緒にいるような感覚で友だちや家族ど楽しむことができます。

Vision OS 2 の発表で、Spatial Photo・Spatial Video・PanoramaがSharePlayに対応し、友だちや家族と一緒に思い出を振り返ることができるようになりました。

ハンドジェスチャーのショートカット機能で操作性が大幅に向上

Vision OS 2から、ハンドジェスチャーのショートカット機能で操作性が大幅に向上しました。

具体的には、以下のような操作性となっております。

  • 手を上に向けて親指と人差し指をつまむ動作でホーム画面を表示

  • 手を下に向けると、時刻・バッテリー・音声のボリュームを表示

  • 手を下に向けて親指と人差し指をつまむ動作で設定画面(コントロールセンター)表示

Vision Proを活用していて、ホーム画面の表示はVision Proの右上にあるデジタルクラウンというボタンを押さなければいけなかったり、設定画面は目線で操作しなければならなかったりと課題があり、ハンドジェスチャーのショートカット機能で大幅にUXが改善されています。

今後、ハンドジェスチャーのショートカットはパーソナル化していき、個別で設定できるようになっていくと考えています。

Macの画面を4Kウルトラワイドに表示可能に

Vision OS 2から、Macの画面を4Kウルトラワイドで表示することができるようになりました!

今までは、少し大きなディスプレイとして表示するのに止まっていましたが、ウルトラワイドに表示できるようになったことで、仕事で使うバリューが格段に上がったと思います。

そしてサイズの調整も可能で、さらに大きくできるみたいですね!
今までは仕事で利用するにはあまりバリューがなかったですが、大きいアップデートです!

Travel Modeが飛行機だけでなく電車にも対応

Vision Proの特徴として「持ち歩けるディスプレイ」という価値があります。
一方で空間認識をするデバイスであるので、乗り物ではトラッキングがずれてアプリケーションが勝手に動いたりするので、機能としてTravel Modeという画面を固定する機能があります。

今までは飛行機のみの対応でしたが、ついに電車にも対応しました!
電車で利用してみて、Travel Modeが使えず困っていたのですが、こちらも最高なアップデート。

日本の場合は、特に新幹線で映画を見たり、仕事ができたりと便利ですね!

開発者向けAPIが大幅にアップデート

私たちGraffityのようなVision Proの開発者に朗報のお知らせです。

  • Volumetric API : 複雑な3Dアプリをマルチタスクで処理可能に

  • TabletopKit : 平面を認識して作るアプリケーションを簡単に。物作りアプリやカードゲーム・ボードゲームなどのユースケースにフィット

  • Enterprise APIs : 医療現場・工場での機器のメンテナンスなどのエンタープライズ向けの開発に特化したAPI

特にEnterprise APIsでは、カメラのアクセスを実現することができました!
これはかなり大きなアップデートですね!QRコードの認識ができたり、物体認識のアップデートがされていたりと、開発者にとっては最高なAPIです。

エンタープライズ向けは特にカメラアクセスができないことで提供できるユースケースが狭まっていたので本当に嬉しいアップデートとなりました。

プロビデオグラファーがSpatial Videoの制作を簡単にできる環境を整備

Spatial Videoは、ブランドを意識したプロダクトをストーリーを通して伝えることに優れており、お客様にナラティブによりリアルにブランドを伝えることができます。

従来は、iPhone 15 Pro/Pro MaxとApple Vision Proのみでの撮影となっていましたが、CanonのEOS R7でSpatial Videoを撮影できるようになりました。これにより光をうまく調整しながらより良いSpatial Videoを作成することができます。

さらに、Spatial VideoをFinal Cut Proで編集し、Viemoにコンテンツをアップロードし、Vision Proで再生できるようになりました!

Spatial Videoのリッチなコンテンツを作るためにはクリエイターの力が必須なので、このアップデートはより多くの人に良質なコンテンツを届けられる一手だなと思います。

Apple Immersive Videoの制作フロー整備とApple TVでのコンテンツ拡充

Apple Immersive Videoは、Apple Vision Proのみで視聴でき、空間オーディオと8K×180度で楽しめる全く新しい映像体験です。

クリエイティブビデオを制作するBlackmagic Designとパートナーシップを組み、Blackmagic camerasを利用した全く新しい映像制作ワークフローを整備しました。

DaVinci Resolve StudioとApple Compressorという2つのアプリを今年の秋に提供予定です。

そして、Apple TVにおいて、Redbullと制作したエクストリームスポーツ作品、世界でも著名なアーティストとの作品、Apple社とオスカー賞を受賞しているEdward Bergerが制作したショート映画「Sumerged」というラインナップが拡充され、視聴できるようになります。

最後に

WWDC24では、Apple Vision Proに関連する発表が数多くありました!どの機能のアップデートも非常によく、AppleのVision Proへの熱い思いが伝わってきました。

我々のようなARスタートアップは、Apple Vision Proで最も使われるユースケース、そして普及の鍵となるユースケースを作ることがミッションだと思います。

そんな中、嬉しいことに、我々ARエンタメスタートアップGraffityが制作した、Spatialゲーム「Ninja Gaze Typing」がWWDC24に取り上げられました!!

といってもアプリの一つではありますが、掲載されたことはこの上ない喜びです。来年以降ではメインでピックアップされるように良いSpatialゲーム体験を作っていけたらなと思っています!

大きなプラットフォームシフトなので、まだキャッチアップできていない方やApple Vision Proの体験をまだしていない方は、XにてDMいただければ特別にApple Vision Pro体験会を開催します(キャパはあるので全ての人を対応できない可能性はあります。)

こちらの記事を読んでApple Vision Proの最新情報をキャッチアップできたよ!という方ぜひ「いいね」やXで投稿いただけたりすると泣いて喜びます!一緒にSpatial Computing市場を盛り上げていきましょう!


Graffityでは、AR技術に特化した新規事業の企画・開発・運用改善まで支援するスタジオ「Graffity AR Studio」を運営しており、これまで累計25万ダウンロードを突破したARシューティングバトル「ペチャバト」や、グローバルに展開しているARシューティングバトル「Leap Trigger」など、ARエンタメを中心としたAR新規事業を推進しております。これらの知見を活かし、スピード感を持ってARを活用した新規事業をワンストップでサポートいたします。

また、Apple Vision Pro向けのSpatialアプリ「Ninja Gaze Typing」を開発期間1ヶ月でリリースしております。Apple Vision Pro開発の知見を活かし、Apple Vision Pro向けアプリの開発を支援する「Graffity Spatial Lab」を立ち上げました。

Graffity株式会社では一緒に働く仲間を募集しています!
まずは話だけ聞きたいなどでも大歓迎です!!

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