八代の裁判所行ってきた 道草小景 #5/439
裁判ライター兼、観光ライターの「普通」です。
このマガジンでは、裁判と旅行をこよなく愛する私が、その中間にある「裁判所」にフォーカスを当て、町の観光要素なども交えながら、裁判所への道のりを案内していきます。
今回は、熊本県八代市にあります、
熊本地方裁判所八代支部/熊本家庭裁判所八代支部/八代簡易裁判所を紹介します。
以降は「八代の裁判所」と表記します。
三週連続の熊本県の裁判所を紹介する二週目。
八代の裁判所といえば思い出があり、裁判所巡りの一周目をしていた際に、100カ所目がこの八代でした。ちなみに、200カ所目は意図せずなのですが、これも同じ熊本の天草でした。
そんな八代の裁判所にも久々の訪問でございます。
出発
裁判所のホームページによりますと、八代の裁判所へは
とのこと。徒歩40分て…
という訳で、JR鹿児島本線「八代」駅からスタートします。
八代駅に向かっている最中から、車窓を眺めているとこういった煙突がモクモクしているのが印象的です。駅のホームからも見ることができます。
八代市の近くにある水俣市の方が工業都市のイメージがありますが、この八代も工業地域として名だたる企業の開発に一役買ってきた歴史があります。
駅から出ます。まずは簡単なバスルートを紹介します。
左に進めば、すぐにバス停が見つかります。
路線が結構あってびっくりです。地元の足として機能しているのは大変結構なのですが、初見だと読み解くのにまぁまぁ苦労します。
初見の僕どころか、地元の高齢な方でもよくわからないのか、僕に聞いてきたりすることがあるので、バスって乗り物はなかなか特殊で面白いです。この複雑さと、意外な利便性から、テレビのコンテンツとしても受けるのかなというのはわかります。
バスですが、この中で「R1」「R2」「L3」を使って、裁判所の方まで行くことができます。
それぞれの路線で1時間1本程度あるわけなので、3路線でどれか特定のじゃないと嫌だという場合でない限り、1時間に2~3本はバスがあります。
バスが全然ないならまだしも、これほどあるなら徒歩40分というのをアクセスの手段として掲載しているのはどうなのだろうと思ってしまいます。この苦労も私は嫌いではないのですが、一般利用者の方を考えるとね。
「R1」「L3」のバスに乗れる方は「北荒神町福祉センター前」バス停を、「R2」のバスに乗れる方は「検察庁・法務局・市博物館前」バス停を目指してください。
循環バスは一律160円なので、この運賃表が必要か否か、熱く議論できる友だちが欲しいです。
出発(「北荒神町福祉センター前」バス停より)
「北荒神町福祉センター前」バス停に到着しました。
上り下りでバスの向きが当然違うので、
この福祉センターが右手にあることを目印に進みます。
歩き始めて20m程度で
この見落としてしまいそうな交差点にぶつかりますので、ここを右に曲がります。
この細い道が正解ルートなのですが、撮影時などは正しいかどうかGPSなどで二度見してしまいます。
紙の地図の良さは僕も感じているつもりですが、やっぱ知らない土地ではスマホ地図と私の道草小景の安定度には敵わないと思ってしまいます。
右前方に周囲と見比べて明らかに不釣り合いな立派な建物が建っています。これが裁判所です。
こちらは裏口ですので、正面に回りまして、
到着です!
所要時間はバス15分、徒歩3分といったところかと思います。
バスからの徒歩ルートがちょっとわかりにくいので、そのポイントだけよくチェックしておいてくださいね。
まだまだ先は続くので、どんどん行きますね。
出発(「検察庁・法務局・市博物館前」バス停より)
「検察庁・法務局・市博物館前」バス停です。
その名の通り、博物館は目の前にあるのですが、検察庁は一本中の道を通らないといけません。
しかし一方で、裁判所は超目の前です。博物館を右手に真っすぐ進むと、博物館の先がもう裁判所です。
到着です!
バス停から1分程度で到着します。
R2のルートを使える人は、断然これを選択した方がいいでしょう。
さて、これだけバスルートを紹介したうえで、何故徒歩ルートが存在するのかは不明ですが、最後に紹介していきましょう。
歩くのが好きな方はご参考にどうぞ。
出発(駅より徒歩)
駅です。正面に真っすぐ進む道を進んでいきます。
駅を振り返るとこんなショットが。駅も渋いし、後ろの工場もいい感じ。
くまモンも絶妙に邪魔なポジションをキープしています。さすが撮られまくってるだけのことはある。
駅正面にある「より藤」さん。八代というのは鮎が有名とのことで、過去の裁判所撮影の際は、100ヶ所到達を鮎で一人で祝ったことを覚えています。
そのすぐ先に交番があるので、その交番がある交差点を右に曲がります。
こんな感じの道です。あとは、ここをひたすら真っすぐ30分ほど行くだけで着くことができます。
駅前なのに人がいる気がしない「ステイションビル」。私が億万長者になったら、ビルを買い取ってYouTubeの撮影スペースとして活用するからそれまで待っててね。
こちらもすでに稼働しているとは思えない「東京画廊」という建物。
調べてみると、恐らくですが店舗移転したみたいですね。絵画には詳しくないので「東京画廊」というのがチェーン的に全国にあるのかと思ったのですが、この八代のみで展開しているようです。
「丸亀製麺」みたいなことでしょうか。
歩いている道中はあまり見る点がないのですが、役所などがやはり奥の方にあるため、駅前よりいろいろ見る点があるようです。
松浜軒は行けませんでしたが、外から見るに綺麗でした。松浜軒と書いて「しょうひんけん」と読むようです。「お食事券」と「汚職事件」みたいと思ったのは、俺だけじゃないはずだ!
くまモンに足蹴にされている、野球ファンならお馴染み秋山幸二選手の手形が飾られています。
秋山選手はこの八代市にある県立高校出身なのです。住まいは隣の氷川町だったようですが。
それにしても、西武ライオンズって書いてあるんでこの手形相当前に取ったんでしょうね。
西武のイメージが強い選手ではありますが、この九州に本拠地を置く福岡ソフトバンクにも1994年から在籍していましたからね。
あと、同じソフトバンクでいえば松中信彦選手は生まれも高校も八代市ですが、手形等は見つかりませんでしたね。きっと、道路の反対側にはあったはずだ!
地元の企業さんとのコラボ。この熊は、どれほどの企業などとコラボしているのでしょうか。
私も熊本県内で100件裁判を傍聴したら、コラボさせてもらえるとかないでしょうか。
ってか、くまモンの商標権を巡った裁判とかあったら、民事だろうと、熊本県であろうと傍聴しに行きますので、何か情報お持ちの方はご連絡ください。
八代城跡公園です。
天守閣は残っていませんが、「続日本100名城」という選定に選ばれているもののようです。101番目~200番目の名城ということみたいです。
ここのお堀が300m近くあるのですが、それを過ぎますと、
ようやくお目当てが左前方に見えてきます。
ということで、
到着です!
所要時間は歩くスピードにもよってしまいますが、だいたい2.7kmほどの距離のようです。
比較的歩くのが早い人なら30分ほどで着くでしょうね。それにしても遠いですが。
3ルートもしっかり紹介したし、あとがきなどもいいでしょう。
次週、この八代とその後に行った観光模様の記事をアップする予定ですのでお楽しみください。
今回の八代の裁判所のアクセスについて、YouTubeで動画にもしていますので、もしよろしければ是非に。
それでは、ご覧いただきありがとうございます。
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