写真うまくなりたい人へ、たった一つだけ質問したい。
こんばんは。
外出自粛要請が無くても大体家にいる元岡です。
今回は、「写真上手くなりたい」って思ってる方に1つだけ質問したいと思います。
うまくなりたい!っていっても色々あると思います。
マニュアル操作を覚えたい!とか
ポートレート上手くなりたい!とか
自然光を使いこなしたい!とか
ストロボ使い倒したい!とか
多分全部、今は出来てない事。
それを出来る様になりたい。って事だと思います。
そしてその大半が"技術的な事"にフォーカスされてるのかな?って。
技術って確かに大事ですよね。ほんと大事です。
ですが、その身に付けたい技術って一体何のためなんでしょう?
僕がしたい質問はこれです。
全ての技術を身に付けたとしてあなたは結局何が撮りたいの?
って事です。
撮影したい"ゴール"を置いてけぼりにしてませんでしょうか?
技術をつけたら何とかなる的に思ってないでしょうか?
結局、技術を身に付けたとしても多くの写真家、カメラマンがぶち当たる壁が
結局何を撮りたいんだ?
っていう、壮大かつ哲学にも似たテーマだと思います。
もちろん、僕もその壁にぶち当たった1人です。
ポートレート始めたての頃は、そりゃ今までやりたくても出来なかった事がどんどん出来ていって、技術もどんどん覚えて、成長具合が半端なく感じてました。
なんなら色んな技術覚える事、それを実際に試すこと、が楽しかった時期もあるくらいです。
そりゃ「0」から1、2になれば大きな進歩に感じます。
それが20からの21だとどうですか?
大差ないって感じませんか?
成長すればするほど、自分の成長が感じづらくなってくる感覚があるんです。
ある程度技術身につけてみて感じた
結局俺は何を撮りたいんだ?問題を"身につけた技術"は解決してくれません。
そう感じた僕はストロボやレフ板を部屋に置き、レンズも35mmだけ持って撮影する様にしました。
基本に立ち返ろうと。写真を楽しく撮ってみようと。
そうして色んな撮影してようやく見えた撮りたいモノ。
僕にとってそれは「飾らない姿」や「自然体」といった言葉で表せるポートレート写真なんだと気が付きました。
撮りたいものが明確になればなるほど、撮りたいものを撮るために色々考えます。そうすると、ストロボはどこの位置に置くと最適か?とか。どんなライトシェーピングツールが必要か?とか。自然光だけの状況ではどんな振る舞いが求められるか?とか。イメージに合うモデルか否か。とか。判断しやすくなるんですよ。
それに苦手なロケーションでも、"撮りたいもの"が明確な場合、頑張れるんですよね。
そして自分にとってどの様な撮影が重要なのかが見えてきます。
自分の作品をブラッシュアップさせる事に集中しやすくなります。
こんな話をするのはなぜか?
それは僕が、何が撮りたいんだ?ってぶち当たった時
ものすごく苦しかったからです。
全然何を撮っても、いいねが稼げても楽しいと思えなかったんです。
"何が撮りたいか"なんて教える事は誰にも出来ないと思います。なぜなら人それぞれだから。そもそも考えた事無い人だっているはずです。いわゆるこれはカメラマン、写真家にとっての活動理念だったりするのかな?と
何が撮りたいか自覚する事が出来たら、技術の習得にも無駄がなくなります。
撮りたいものに活かせるものかどうかっていうある種の軸になります。
判断する基準になります。
という事は、
ないよりもあった方が良いじゃん
的なものだと思うんです。
それがあれば、自分にとって"良い写真"かそうじゃない写真かっていう判断基準も明確になるだろうし、うん、ないよりはあった方が良いですよね。
こうして、"自分の撮りたいモノ"が撮れる様になると
他人の写真にイチイチイチャモン付けるなんて事しなくなります。
他人の写真をコキおろしたくなったのならそれはきっと
撮りたいモノが撮れてないって言えると思います。
テメェばっかり...クソッ!!!!って
俺は撮れてないのに...って
(経験者談)
なので、写真仲間って大事だなと改めて思いました。
個人的にあんまり群れるの得意じゃないけど、それでも、刺激し合えるカメラマン、写真家同士という間柄は僕にとってはとても貴重な存在です。
その人達が居なければ、撮りたいものは何だ?とか
自分の写真の強みってなんだ?とか考える事も無かったはずだからです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?