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見本市2024 参加団体決定!!

2024年は王子小劇場で、しばいぞめ!
王子小劇場の2024年の一発目、公募型演劇ショーケース「見本市2024」に出演する団体が決定いたしました!
選ばれた"最若手"、珠玉の9団体をぜひご覧ください!


出演団体(50音順)

あくびがうつる

あくびがうつる

【団体紹介】
「いつでも・どこでも・だれとでも」を掲げるパワフル演劇チーム です。 劇作家/ハンドパン奏者/一輪車パフォーマー/道産子俳優/元会社員七転び八起き俳優が出遭ってしまい、何でも来い!!な演劇作品をつくっています。

【推薦コメント】
団体名には作品や創作を通じて、さまざまな人と「あくびがうつる」くらいの関係性になりたいという思いが込められています。 メンバーの役割を固定せず、集団で作品づくりを行っており、遠方に住んでいる劇団員が創作に参加しやすいようにオンライン稽古を積極的に取り入れるなど、柔軟な発想で活動を展開させています。 それが作品のアイディアの新しさにつながっているような気もして、目が離せない団体だと思います。

演劇ユニット タイダン

演劇ユニット タイダン

【団体紹介】
早稲田演劇出身の飲茶ニラ、城野史香、東京ドム子、イロハス、酒井まりあを中心に結成された演劇ユニット。ずんずちゃっちゃとぴりりとからいをテーマに活動中。音楽と演劇の組み合わせで楽しい演劇を作る!

【推薦コメント】
団体の持つパワーに惹かれました。毎回公演ごとに違う挑戦をしていて、挑戦の内容はどれもかなり大変そうですが、はたまた起こりうる奇跡に期待してしまいます。音楽、演劇、美術、その他もろもろの圧倒的な物量、それは目の前に見えるものだけではなく、きっと彼女たちの中から溢れてくるものなのだろうと思える団体です。

企画山

企画山

【団体紹介】
奥山樹生による企画団体。 現在、固定メンバーは奥山樹生のみだが今後はゆったりと人を巻き込んでいきたい。 語りの芸から着想を得て、観客の想像力と共にあり得ないかもしれない景色を見る作品を目指す。 作品の発表とともに、作品を遊ぶように制作することを大切にする。

【推薦コメント】
面談の際、観客や一緒に作品をつくる人々に対して、誠実でありたいという思いが強い団体だと感じました。そして、遊び心の溢れる創作のアイディアに巻き込まれたいと思う人が続出する未来が見えました。ゆるやかに仲間を増やしながら進んでいって欲しいと、思わずいろんな人が応援したくなるような団体です。

三転倒立

三転倒立

【団体紹介】
2022年から演劇公演を行っている団体。構成員は5名。 振り回して振り回されて、傷つきたくないのに聞き流せないから苦しむ。 変われないけど理解して愛してほしくて、離れられない。愛おしくて我儘でどうしようもない。 ままならない「私たち」をユーモア溢れる身体と会話を通して描く。

【推薦コメント】
提出していただいた作品の企画書を読んだときに、自分の心の奥底の部分がじんわりと温かくなったような気がしました。そしてその時に、この団体に関わっている人々も、きっとそういった人々の集まりなのだろうと感じました。人間が持つ本質の部分のから滲み出てくる愛おしさ、おかしさ、寂しさ、面白さ、さまざまな感情が、作品を見た時に心の奥底から湧き出す予感がします。

渋谷/もしくは/私/たち/は/何も知らない

渋谷/もしくは/私/たち/は/何も知らない

【団体紹介】
2023年7月、中高生を対象に開催されたワークショップで出会った12人のメンバーで結成された劇団。主宰、劇作、演出を立てず、この世界で「私/たち」が繋がりを失わないための集団創作のあり方について模索しながら、演劇を中心とした様々な表現活動を行う。

【推薦コメント】
面談で「いま、不安なことはありますか?」と質問した際「誰にもみてもらえていない気がすること」と答えたのが、すごく印象的でした 。その時、だからこそ演劇で表現することを選んだのかなと感じたことを覚えています。
団体名の/は、あくまでひとりずつのまま、一緒にいるということなのかもしれない。そんな想像を、どこまでも働かせてしまうような、不思議な余白を持つ団体です。

ちょっとはいしゃく

ちょっとはいしゃく

【団体紹介】
主宰・演出の虻蜂トラヲを中心に、古今東西の名作を扱い、これからの演劇をつくる団体。ジャンルや年代にとらわれず、毎公演新たなカンパニーメンバーと共に創作を行う。2021年『売春捜査官-熱海殺人事件-』(高田馬場ラビネスト)で旗揚げ。

【推薦コメント】
新作の戯曲を発表して上演していく団体が多くある中で、既成の作品を新しい世代に残していくという姿勢がとても良いと思いました。その中でただ残していくのではなく、今と照らし合わせながら葛藤し、考え、ひらめき、そして生まれたアイデアの良さに、率直にどのような作品が出来上がるのか見たいと思いました。

ふわふラプニカ

ふわふラプニカ

【団体紹介】
2017年3月に旗揚げ。「その時、その場でしかできないこと」をコンセプトに、演劇を中心としたパフォーマンスを行う。

【推薦コメント】
表現に対する情熱と、聡明さを併せ持つ団体です。ポップな団体名に合った雰囲気は持ちつつ、それを期待してやってきた観客を華麗に刺すような魅力もあります。また、上演の"場"に対する興味が強く、今回も、王子小劇場という場ならではの作品を見せてくれると思います。

山口綾子の居る砦

山口綾子の居る砦

【団体紹介】
飯尾朋花、小澤南穂子からなるユニット。2022 年 1 月に旗揚げ後、主に演劇 作品の上演をメインに活動している。「前向きに逃れる」をテーマに、様々な 視点・方法で世界を面白がる団体です。

【推薦コメント】
団体の掲げる「前向きに逃れる」というテーマに共感しました。 私たちが生きていくために、今、必要な物語を自分たちなりのやり方で届けてくれる団体であると思います。 「山口綾子のいる砦」は本人たちの砦であると共に、誰かが逃げ込める砦にもなるのではないでしょうか。

ヨルノサンポ団

ヨルノサンポ団

【団体紹介】
2020年、京都大学の演劇サークル・劇団ケッペキ出身の飯田充と藤代耕平を中心に旗揚げ。2人が会社員として働く中で抱いた「人は何のために生きるのか」という疑問に答えを見つけるため創作する。大阪•京都で活動中。WINGCUP2021優秀賞受賞。2023年11月に関西演劇祭参加予定。
脚本と演出を分ける劇作スタイルで、扱うテーマは家族や労働、多様性など様々。刻々と変化していく「私とあなたと誰かと社会」の関係性に焦点をあて、脱力感のある日常会話から変化の渦中で生きる人々の葛藤を描く。
“夜の散歩“が日常と地続きであるにも関わらず幻想的な世界を楽しめるのと同じように、舞台上で異なる時間や空間をあえて同時に存在させる「キュビズム的表現」や、光と音と映像を駆使した「劇場体験型演出」で、日常の積み重ねから非日常の空間へと観客を誘う。

【推薦コメント】
関西からやってきた、才能溢れる団体。
現代社会の捉え方と、それを舞台上で表現するための手法の選び方に聡明さを感じます。
また、舞台芸術ならではの演出効果などを面白がりながら、使いこなす能力にも長けていると思います。
今回の見本市では王子小劇場の機構を使って「怖い」演劇をつくるそう。どんな怖さを私たちに体験させてくれるのか非常に楽しみです。

審査過程

2022年以来、2回目の開催となった今回は、全国各地から多数の応募がありました。

どの団体も熱意に溢れており、素晴らしい個性を持っていたので、選考にとても悩みました。本当は全団体に上演する機会を設けたかったです。
演劇を続けていくと、選ばれる/選ばれない、という他者からの評価によって今後が決まっていくことが多々あります。しかし、そこで選ばれなかったからと言ってあなたの素晴らしさを否定された訳では絶対にありません。私たちは、今回出会った全ての団体の良いところを今後も世の中に伝えていきたいと思っています。だからこそ、悩んでいたり、続けることを諦めそうになった時には王子小劇場を訪れて欲しいです。少しでも力になれるように全力を尽くします。

選ばれた9団体は選評の通り、魅力的な団体たちの中でも、とりわけ、それぞれに強く惹かれる部分がありました。今までにないものを劇場で体験できるのではないかという期待に満ちています。
面接で「10年後はどうなっていたいですか?」という質問を投げかけました。その答えを叶えられるように、お手伝いできればと思います。もちろん、思い描く将来像ははいつ変わったって良いけれど、団体には、この先につながる何かを掴んでもらいたいです。

東京の片隅である王子から、これからの演劇界が変わる。その瞬間を一緒に目撃しませんか。

詳細

場所
王子小劇場

日程
2024年1月5日(金)〜9日(火)

チーム分け
(3団体×3チーム)
後日発表

チケット発売
12月上旬ごろ予定

お問い合わせ
info-ohsho@proof.ocn.ne.jp

主催
佐藤商事株式会社
共催
佐藤佐吉演劇祭実行委員会

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