見出し画像

ダブルクロス3rdのキャラ愛着具合について(22/04/12)

日曜日に次の日仕事だというのに1時くらいまでダブルクロス3rdをやってしまった。モンハンではなく、TRPGだ。
ダブルクロスそれは、裏切りを意味する言葉――

ダブルクロスとは?

かっこいいトレーラーから始まり、1人1人キャラクターの見せ場が用意された、厨二病大歓喜異能力TRPGだ。

◆設定
今よりほんの少し進んだ近未来の現代社会が舞台。
ある事件により、レネゲイド(背教者という意味。”自然の摂理に背いている”ことから名付けられた。)と呼ばれる未知のウィルスが蔓延した世界で、人外の超能力を得た超人オーヴァードとなってしまったプレイヤー達が自らの帰るべき”日常”を守る為に戦う姿を描いた現代異能もの。

ピクシブ百科事典

クトゥルフ神話TRPGにおける探索者はただの一般人であり、本質的には神話生物の引き起こす事件と無関係であり、どうすることも出来ない被害者という立場から一転して、ダブルクロスの場合はキャラクターは主体的に事件に干渉する主人公たちだ。
明確な敵組織がいて、1人1人事前ハンドアウトによって事件を解決するモチベーションが与えられる。
また、PC1から順に物語の役割が、始まる前から何となくわかっており、キャラの被りも少ない。

キャラへの愛着について

クトゥルフ神話TRPGにおいても探索者への愛着はもちろんある。しかし、今流行りの事前ハンドアウトがあるロールプレイ重視のクトゥルフシナリオではなく、公式シナリオのような、何か良くわからない事件に巻き込まれるスタイルの場合、探索者の個性が劇的に光るかといわれると微妙だ。もちろんパーティによって一生思い出に残るセッションもある。
推奨技能もあるが、戦闘で敵を蹴散らすことも出来ないし、情報収集も目星聞き耳で十分だったりするので、案外ガッツリ探索者設定を考えても使う時が無かったりする。
私はそのリアリティに惹かれて、CoCが一番大好きだ。ただ、過去の探索者を覚えているかといわれると、割と適当に作ってたりする。セッション自体は覚えているが…。

一方ダブルクロスは、1人1人に事前ハンドアウトがあり、キャラクター性ががっちり固めてセッションに臨む。シンドローム(何属性かというもの)を決めたり技を考えたりと、キャラメイク自体も記憶に残りやすい。
加えて、シーン制で進むため、必ずキャラクター同士の会話や、独白など日常パートで見せ場がある。そして何より、戦闘は己の考えた技やスタイルを好きに描写し、”僕の考えた最強のキャラクター”を演じきるのだ。協力して調査し、敵を倒すという構成のため、3~4時間のセッションでも、終わった後の一体感はとてつもない。
自キャラへの愛着、そしてパーティ全体を好きになりやすいシステムだ。

最近人気の高いクトゥルフの傾向は、実はダブルクロスが持ち得ているのだが、クトゥルフよりもプレイヤー数は少ないと感じる。それは素晴らしい戦闘システムの反面として、ルールがクトゥルフに比べて複雑だ。クトゥルフがあまりにも直感的でシンプルなので、まずクトゥルフをやってしまうと、他TRPGすべてに言えるが”楽しめるレベルまでルールを把握するのが難しい”のだ。
幸いにも私の卓のダブクロ大臣はサポートが手厚い。手取り足取り、キャラメイクからココフォリアダイスまで整備してくれる。
初心者の頃は、イメージだけを伝えてすべてキャラを組んでもらった。クトゥルフでもそうだが、一番最初にやるセッションが楽しいかによって、その後、”自分でもルールを把握してより楽しもう”、というモチベーションに直結する。

私もダブクロのシナリオを作ってみたい。モチベ大だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?