はじめてのパパ活レポート
パパ活初日
遡ること、3ヶ月前。ガッツリとしたパパ活サイトで知り合った50代半ばの経営者おじさんと、はじめて食事をすることになった。
一体どんな人が来るんだろう…
ヤバイ人だったらどうしよう…
興味本位でこんな世界に足を踏み入れてしまったけど、元に戻れるんだろうか…
今ならまだ引き返せれるハズ…
どこに⁈などと、一人ツッコミをしながらも、なんだかよくわからない罪悪感と恐怖心が私の心を占領していた。
恐る恐る待ち合わせ場所であるホテルのロビーに着くと、そこには背丈170cmほどの小太りで、優しそうな雰囲気の洒落っ気の全くない、いわゆる普通のおじさんが笑顔で迎えてくれた。
よかった。ひとまずは襲われることはなさそうだ。と私は安心した。
そして、私たちはタクシーを拾い、おじさん行きつけの焼肉屋さんまで向かった。
親分肌は、強い女が好き
お店に着くと、コロナ自粛期間中ということもあり、店内はガラガラ。お客さんは私たちともう1組の常連さんだけだった。アットホームな老夫婦が営むその焼肉屋さんはバツグンに美味しかった。
おじさんは、郊外で車の輸入販売業を経営していること、お客様はみなマブダチみたいな関係だということ、5年後には仕事を引退して彼女と田舎暮らしをする計画を立てていること、など色々と話をしてくれた。
おじさんは義理人情に熱い硬派なタイプで、とても話しやすい人だった。
私は背が高く、見た目が華やかなので、黙っていると高飛車でつんとしてて話しかけにくいらしい。けれども、一旦話しだすと気さくで、おもしろくて、とても話やすいと言われることが多く、そのギャップが売りだったりするのだ。笑
おじさんは、えらく私のことを気に入ってくれた。お互いの仕事の話で盛り上がった。どうやら強い女が好きらしい。親分肌というのは、往々にして強くて動じない女が好きみたい。
まさかのパパ活サイトで妻探し
おじさんは、バツイチということもあり、一夜限りの女性とかではなく、将来を見据えた真面目なお付き合いをしてくれる女性を探していた。だから、40歳である私が年齢的にもぴったりなんだと。
おいおい、パパ活初日でいきなりの告白かいと。笑 私は自由恋愛なので一人に絞ることができないんですと丁寧にお断りした。
おじさんはお店の前にタクシーを呼んでくれた。そして、「気をつけて帰りなさいよ。今日は付き合ってくれてありがとう。」とお手当を渡され、見送ってくれた。
最後まで硬派なおじさんだった。
こうして、無事にパパ活1日目が終了したのだった。