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ロシアのウクライナ観

地図を見ながら、彼の国の思いを想像してみました。彼らは人見知りが強いのじゃないのかと。他人とは直接対話せず、人を、身内に近い人を介しての交渉、このやり方を変えたくない。だから自国に接するウクライナが身内じゃないと彼らは落ち着かない。

ソビエト連邦の時代には、NATOに対して、ポーランド、東ドイツ、チェコスロバキア、ルーマニアなど外側に衛星国があった。そう、緩衝になる国です。そしてウクライナはソ連邦の一部でした。

ソ連が崩壊したことで、東ドイツが西側に寝返り、また連邦国であったウクライナやベラルーシなどが独立した。極寒の地を生きるには防寒着が必須です。なのにロシアは身ひとつで、外套やセーターがいくつかはぎとられてしまった。

緩衝国はロシアに限ったことではありません。かつての日本もそうだった。山県有朋の朝鮮観はそうだったといいます。地政学的な見方から、中国に対して、ロシアに対してワンクッションおく。クッションにされた国はたまったものじゃありません。

大学で第二外国語にロシア語を選択しました。理由はいろいろあるのですが、それは別として。アルファベットが32文字もあるのです。発音が違ってしかも難しい。巻き舌もいります。Cはエス、Pはエルと読む。ロシア語で当時のソ連邦はCCCP、シーシーシーピーじゃなくエスエスエスエル。これじゃ近隣となかなか仲良く出来ません。まあ日本語もそうかもしれませんが。

「ロシアは人見知り」論。もう少しオルタナティブ事例を集めたいと思います。