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新しい年は使い慣れた万年筆にインクを入れて

18回目になった新しい年、日記は手書きです。A4紙にフレームをつくって、最初は水性ボールペン、ほどなく中字でたっぷりインクが出る万年筆に替えました。今年もペリカンM800にミステリアルブルーインクを入れ、続けます。

日記は人生の備忘録。何度かふれましたが、世の動きに自分の思いを気ままに描いて、時代を共有したいというのが目的です。だから、新聞は欠かさずに読みます。日経は散歩の途中でコンビニ買い、宅配より少し高いのが気に入りませんが健康料だと思っています。

元旦の新聞、200円でした。
「180円じゃないの?」
見慣れないバイトの店員さんに確認したら、となりから店長が
「元旦だからそうなってます」

元旦の新聞はニュースが少ない。日経のコラムにもそのことが書かれていて、
『元旦の紙上にあらわれる以上は、いくら元旦らしい顔をしたって、元旦の作でないにきまっている』
と漱石のことばを引用しています。彼らもわかっているんでしょうね。

謹賀新年広告、当たらない経済予測、勝手な評論。紙面数ばかり多くて見るべきもの、共感する記事がない。しかも2日はお休み。

それでもネットニュースじゃなく「新聞」を、日記の、同時代のネタにします。一日に一回、朝の定期便。休みはしかたないので2日分。記事を切り抜いて貼付け、万年筆で短いコメントを書く。自分にあわせ見て、そのときの自分がどうだったのかを忘れないように描く。今年も続けます。