気ままな朝散歩も、スポーツ
「なにかスポーツやってますか?」健康診断や医者の問診でよく聞かれます。運動は何かやってるかと問われれば、朝ウォーキングをやってると答えますが、スポーツなら残念ながら、「いいえ」と答えてました。
こむずかしいことを言うわけじゃないけれど、運動とスポーツはちがうと思ってました。
手元の辞書には、スポーツは「運動競技(明鏡)」と書いてあります。そう、わたしのイメージどおり、「競う」ことがはいっている。もともとは気晴らしにする遊戯(広辞苑)のことばだったそうですが、今はそんな感じじゃありません。野球でもサッカーでも、相撲でも、切磋琢磨して競うのがスポーツ。
最近、ややこしいスポーツがでてきた。そう、eスポーツです。アバターのようなキャラクターがバーチャル空間で「運動」し、相手と「競う」。アバターにとってはスポーツにちがいないけど、操作者はスポーツしてるのでしょうか?ちょっと違和感があったのですが、そういえば、操作者は指の運動をしているし、長時間だと体力も要る。また操作者同士で競い合うから、定義からいけばりっぱなスポーツ、しかもバーチャルとリアルのダブルです。
ひとりで気ままにする朝散歩はスポーツの範疇にははいらない?
考えてみると実は競っているんですよ。で、相手は自分。気ままとはいえ、今朝は70分歩いたとか、歩数は12,600だったとか、毎日記録したり意識しています。そう、これは自分とその記録との競争にほかならない。
今度、「スポーツしてますか」と聞かれたら、堂々と「はい」です。