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信頼できる人からモノを買う、そうなんだけど個人から買うの?

「パソコンはどこで買う?」
「量販店で買います」
「わたしはネットで」
新入社員に聴くとこんな答えが返ってきます。では「人」はどうでしょうか。

田舎の母親、家電は近所の「Nショップ」さんからしか買わなかった。設置も接続も、チャンネル合わせも全部やってくれる。調子が悪い時はすぐに来てくれる。「人=店=メーカー」を信頼して買ってたようでした。

「商品を売るのじゃなくて、自分を売りなさい」
メーカーに入社して営業に配属されたときの上司の言葉だった。「人=メーカー」の信頼でモノは売れるとの教えでした。

いま、おとなり中国の新しい販売方法は「個人間取引」だそうです。とくに化粧品などは、EC市場の約1/3の1.6兆円が、「インフルエンサー」個人が関与する取引らしい。

「○○さんが使っているから、きれいだから、安全だと言うから」
メーカーが商品の宣伝にインフルエンサーと契約するのはこれまでもあった。

今度は、文字どおり、「インフルエンス」させる「人」が売る。

Jたかた高田明さんのような「人」と思えばいいのでしょうか。
便利さを気づかせてくれる。
うれしさをイメージさせてくれる。
これがポイントでしたね。

以前は、信頼できる人からモノを買った
そのうち、信頼できる人が言うからモノを買うようになった。
これからは、信頼できる個人からモノを買う。

でもねえ、メーカーが顧客からどんどん遠ざかっていくような気がしてなりません。そのうち、インフルエンサーの下請けになるかもしれませんね。