「違和感を感じる」は重ね言葉
「秀丸」で原稿を書いたあと、「word」でスペルチェックをする。文の中に「違和感を感じる」のフレーズがあると、「重ね言葉」だと注意される。そんなこと言っても、感じるのだから仕方ないよ、と過去のnote原稿をふりかえると、
「違和感」=を感じる、を持つ、がある、を覚える、をぬぐえない、が少ない
「重ね言葉」注意に従って「感じる」を他の言葉に書き直したのかどうかは覚えてないけれど、たくさん使っていた。
小国綾子さんのコラム(毎日新聞)によると、
「機械的に『感じる』を『覚える』に言い換える例が多いが、表現の幅を狭めている気がする(国語学者、飯間浩明さん)」
「毎日新聞の校閲記者によると、明文化された規定はなく『感じる』を禁じてない」
という。心強く「感じた」次第だ。
で、今朝の散歩で感じた違和感。
60歳くらいの、スーツを着たサラリーマン風の小柄な人が向こうから歩いてきた。目についたのが首のコルセット、そう、ムチ打ち症になった人などがはめてるヤツ。風通しを良くするためかどうかは知らないが、喉のところが縦格子になって透けている。冬はいいけれど夏は大変だろうなあ、とすれ違うと、なんとネクタイをしていた。
クールビズ、ウォームビズで通年ネクタイをしない会社が多い中、しかも、コルセットをしたときくらい外してもよさそうなもの。霞が関の近くだったから、官庁関係なのかしら。ネクタイをしないと「気が締まらない」という人もいるが好き好き、多様性で結構だけれど、わたしは、違和感を感じた。