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~データから見える恋愛マニュアル~ Part2

 ~パートナーがいることは幸せなことなのか?~

 ※この記事はあくまで統計的なものであり、すべての人に当てはまるわけではございません。

 こんにちは。小島ゼミです。今回はパート1の⑤でお伝えした、”平均的に見て交際相手がいる人の方が交際相手がいない人よりも幸福度が高い”という点にフォーカスを当ててお話を進めていきたいと思います。

1.現在交際している相手がいる人は何割くらい?

 以前355人の方に回答して頂いた恋愛の交際期間と幸福度に関するアンケートの結果より、交際相手がいる方の全体の割合は3割弱でしたが、交際相手がいる男性は2割ほど、交際相手がいる女性は3割強であったので、男女別で見てみると恋人がいる割合は女性の方が高い傾向にありました。

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2.交際相手の有無は女性の幸福度よりも男性の幸福度に強く影響を与えている?

 それでは、人は交際相手がいると幸福であるのでしょうか。図2は交際相手の有無と幸福度の差を表したグラフで、縦軸が幸福度(最大値10)を表しています。

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 全体で見ると交際相手がいる人の方が平均的な幸福度が高いことが分かります。男女別に見ても同じことが言えますが、男性の方は交際相手がいる場合といない場合での平均的な幸福度の差が大きいので、男性は交際相手がいることで幸福度をより感じやすいと言えるでしょう。 

3.マンネリを感じていると交際相手がいても幸せではない?

 次に、現在交際相手がいる人で交際においてマンネリ化が幸福度にどのように関わっているのかということを図3-1で見ていきます。縦軸が幸福度(最大値10)を、横軸がマンネリの度合いを示しており、マンネリを感じなかった場合は0、マンネリを強く感じた場合を5とした6段階でマンネリの度合いを表しています。

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 マンネリの度合いが4と5の場合においてはデータのサンプル数が少なかったため不確実な分析結果になってしまっています。よってこの2つの指標から考察を続けることは難しいです。

 一方、マンネリの度合いが3である場合の幸福度の平均値は6.17であり、交際相手がいない人の幸福度の平均値である6.18とほぼ一致していることが分かります。つまり、度合いが3のマンネリを感じている人の平均的な幸福度は、交際相手がいない人の平均的な幸福度と比較して同じくらい、もしくは少し低いということが分かります。

 さらに、最も付き合った期間が長い相手との交際において、マンネリ化が幸福度にどのような変化を与えていたのかを図3-2で見ていきます。図3-1と同様に、グラフの縦軸がその交際における幸福度(最大値10)を、横軸がマンネリの度合いを示しており、マンネリを感じなかった場合は0、マンネリを強く感じた場合を5とした6段階でマンネリの度合いを表しています。

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 マンネリを感じれば感じるほど平均的に幸福度は徐々に低下していきますが、それぞれのマンネリ化の度合いにおける最小値はパートナーがいない人の幸福度の平均値である6.18よりも低いことが見て取れます。

 上記より、パートナーがいる方が幸せでないというケースも存在するようです。つまり、パートナーがいるからといって必ずしも幸せであるということではなく、幸福度にはパートナーとの関係性が重要であるのではないでしょうか。

 ここまでお話ししたなかで、パートナーがいても幸せでないのなら別れた方が良いのではないかと考える人もいらっしゃると思います。
このことについてはまた次回のブログでお話したいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。次回の更新をお楽しみに!

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