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急増殖!「エビチリ」グラフィティアート

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左:書道家タケウチ 右上:書道家板谷栄司with鯖大寺鯖次朗 右下:ジャズギタリストタナカ


全国で「エビチリ」が急増


東京・渋谷や下北沢を中心に全国区で、にわかに急増しているという「エビチリ」のグラフィティ、というか落書き。皆さんも見たことがあるでしょうか?

こういった落書きを目にしたことがあっても、「エビチリ」と認識して読める人は少ないかもしれません。


近所の「エビチリ」


下の画像は、筆者の住む街(都内某所)のとある駐車場の「エビチリ」。エビチリの記事が盛り上がる1年ほど前に撮影したものです。

字フェチ的には、迷いなく勢いがあって、
「リ」の最後の上がり具合に「フォー!!」となりました

普段、筆者は公共物や私有物の壁にスプレー缶等で描かれる絵をあまり気に留めたことは無いのですが、「何でエビチリ・・・??」と面白くなり、写真を撮ってInstagramのストーリーに挙げた記憶があります。

理由はともあれ、たまたま「エビチリ」と書いただけなのかと思っていましたが、こんなにエビチリグラフィティコミュニティーがあったとは・・・!


グラフィティアートと落書き


何となく「グラフィティ」と呼んでいる街のアレ。そもそもグラフィティは英語で「壁の落書き」の意味です。

日本語で「落書き」と言ってしまうと、いたずらに描かれた価値のないもの。描かれる場所が公共物・私有物であるとき、場合によっては、器物損害等にあたるれっきとした犯罪行為となります。
当然ながら、所有者が「君の描いたの気に入った!」とでもならない限り、警察に家を汚されたと被害届を出すでしょう。

しかし、イギリスを拠点に活動する素性不明の画家、バンクシー(生年月日不明)の描かれたグラフィティはアートとしての地位を確立し、各地で保護されています。

公共物・私有物を汚した、という意味ではバンクシーもれっきとした犯罪者のように思いますが・・・
バンクシーの描いた絵画は軒並み値上がりし、何億円もの価格で取引されています。

ちなみに、キース・ヘリング(1958-1990年)も公共物(地下鉄構内など)へのグラフィティを行っていましたが、彼は、使われない広告掲示板に紙を貼ってそこに描いていたそうです。用意周到。

アート(芸術)か落書きか
元よりストリートアートの一環として、政治的批判や平和への願い等を描かれる傾向にあるグラフィティ。社会的意義と、そのグラフィティの完成度や愛され度によって、アートか否か分かれるということでしょう。

エビチリやいかに・・・!


デザインされた文字。一人の仕業・・・?


様々な「エビチリ」があるようですが、多く見られるのはドン・キホーテのポップのような極限まで空気を入れて膨らませたようなぷくぷくの文字。

かなり洗練されたデザインのように思います。筆者は書道家であり、字フェチなので、こんな言わば極限的な文字はまたちょっと嫉妬してしまいます(笑)。(ドン・キホーテのポップにも嫉妬していた

さまざまなエビチリ

愉快な誰かが都内でこれを描き始め、それを面白いと感じた誰かが真似している・・・?ということ??場合によっては「エビチリ」ステッカーが貼られている場所もあるそう。

文字のチョイスも、文字のデザインも、何だか憎めない気がしてきます。(イヤ、ダメよ)
そして、大きな壁面にどーんと書くのは気持ちよさそう・・・!(イヤ、ダメだって)


皆さんも「エビチリ」見つけたら、是非コメント欄に画像お寄せください!


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