第16回 学校教育は必要か
いきなりですが、コロナ禍により訪れる新世界に学校教育は必要か否かを考えてみました。
結論からいうと、どちらも正解です。
たしかに、学校に必ずしも通う必要がない時代はやってきます。
今、問題なのは学校は全員行って当たり前という社会であり、教員の態度です。
これは、学校教育が失くなってしまうと自分たちの存在価値が失くなってしまうという恐れでもあります。
学校の教員は幕末の武士と同じです。刀の時代はとうの昔に終わっているのを受け入れることができず、黒船にも刀で立ち向かおうとした幕末の武士たち。
学校の教員もこれからの教育が変わっていくのを受け入れることができず、そして、新世界では自分たちの居場所がなくなることを恐れ、幕末の武士のように旧態依然の学校教育を行おうと必死で戦っている。もちろん、勝てるはずありません。
しかし、よく考えてみてください。武士の魂は完全に消えて失くなってしまったのか。否、今では、剣の道として剣道はしっかり残っているし、武士の心も日本人には間違いなく残っている。形を変えてしっかりと残っていて、新たな存在価値を立派に作り上げています。
当然のことながら、国民全員が剣道をやる訳ではありません。でも、存在価値は認められていて、必要性を感じた人はその場所で自分を鍛え上げる。そして、師となる人は絶えず自分の技に磨きをかける。
新世界の教育もこうなっていくんじゃないでしょうか?学校というところは全員に必要な場所ではなく、必要な人が行く場所となる。そして、自分を鍛え上げ社会にでていく。我々教員は絶えず自分の技に磨きをかける。
決して学校が不要になる訳ではありません。でも、全ての人に必要な場所でもありません。それぞれが存在価値を認め、共存していく時代がきっときます。
我々教員は、学校は全員行って当たり前、教師の話を聞いて当たり前、といった傲慢な態度を改め、自分の技に磨きをかけていくべきです。そして、選ばれる覚悟をしっかり持つべきです。
みんな必要なんだから、必要以上に恐れることなんてないよ、という話でした。
以上でーす。
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