【VALORANT大会考察】OPTIC vs FPX Split Pt.2
はじめに
先日行われたMasters CopenhagenのLower finalであるOptic vs FPXの考察の続きを行います。
前回の記事はこちら↓
初記事で死ぬほど見にくかったけど、とある方から引用?していただきました。ありがとうございます。
前回は3rdラウンドまで行いました。引き続き注目ラウンドでの考察を行います。
1st, 3rdラウンドの振り返り
1stラウンド
1stではOpticが詰め待ち、FPXがベントに誰も配置していないことが特徴でした。ベントにOpticのスキルが入り、ベントコントロールを失ったFPXがBメインを詰めに行き、詰め待ちのMarvedに殺されて、そのままOpticがラウンドを取得したという流れでした。
FPXとしては、ベントコントロールを失ったがためにBメインを詰めざるを得ない状況になったため、以降のラウンドではMID, ベントのコントロールが課題となりました。
3rdラウンド
ベントコントロールが課題となったFPXですが、3rdではベントにKAYOを配置しています。このラウンドではFPXがMIDを掌握し、OpticはBメインから攻めざるを得なくなりました。
SUYGETSUがモロトフを買っていなかったため、Opticのサイト攻めは成功しましたが、モロトフがあればおそらく攻めは止まっていたため、むしろ課題が残ったのはOptic側であると言えます。
Opticとしては、どのようにMIDを制圧するべきかが課題となりました。
本題
4thラウンド
https://www.youtube.com/watch?v=x5MVIxWSzmU&t=3532s
初動、OpticはAメインからアクションを掛けますが、ワンウェイスモークのコントロールが強力で、突破はできません。MIDでは詰め待ちと、55秒セット(2回目のナイフが上がってからの制圧)を行いました。Opticは残り50秒あたりでベントにナイフ、スモークを入れ、ヘブン側に進行します。
しかしその直後、ベントからFPXのKAYOがポップフラッシュで勝負し、ヘブン側にいたOpticの3人が壊滅します。そのままFPXがラウンドを取得しました。
Opticの敗因としては、
・初動でAメインを取れず、MIDを攻めさせられたこと
・MIDが取れなかったこと
が挙げられます。
Opticにとっては若干バッドラックではありましたが、KAYOに常にポップフラッシュで勝負される可能性があるまま、MIDを進行するのはあまり期待値が高くないと思います。
・ベントにレイズのグレを入れて、走ってヘブン側に流れる
・MIDを捨て、キルジョイのいない方のサイトを攻める
・MIDに人数を集める
等の解決策がありそうですが、MIDにKAYOとレイズがいる場合、Opticの構成でFPX側のMIDコントロールを突破するのは結構難しそうですね。
6thラウンド
FPX側はMID1人、各サイト中に2人ずつの配置。対するOpticは無理にMIDを取りに行く判断はせず、Aに5人集まり、KAYOウルトを軸としたAセットの判断をします。地味にオーメンのSHAOがオペ持ってますね。外してしまいましたが。
OpticはAサイトを制圧し設置まで持っていきます。人数有利でもありますが、FPXにリテイクされてしまいます。
OpticはFPXの強力なMIDコントロールに対して付き合わず、メイン5人のラッシュを仕掛けるという判断をしました。設置までは成功しましたが、惜しくもリテイクされ、ラウンドを取られました。
リテイクされた原因として、設置後のエリアが狭すぎたことがあります。この配置でのリテイクは割と成功率が高い気がするので、Optic側のA攻めには
・エリアを取りにいかなければならない
という課題が残ります。メインかヘブン取ってればだいぶ違ったと思います。
8thラウンド
https://www.youtube.com/watch?v=x5MVIxWSzmU&t=4077s
ここでは、OpticはB挟みを行います。どのようにFPX側のMIDコントロールを奪うか見てみましょう。残り時間1:30あたりでKAYOのナイフを入れたタイミングで一気に上がっているのがわかります。4thラウンドでのMID攻めはナイフを入れてからスローで上がったため、上がり切る前にFPX側にカウンタースキルを入れられ、壊滅しました。
OpticのMID攻めの解決策は「ナイフで抑制している間にMID取り切っちゃおうぜ」ということでしょう。
↑前回こう書きましたが、実際は上がり切ってなくて、ベントにプラウラー追加で入れてますね。スキル量を多くしたことで解決しました。
Bサイトにはキルジョイがいましたが、OpticはMIDを取り切り、レイズのショーストッパーと合わせて、サイト攻めは成功します。
FPX側もショーストッパーを打ち落としたり、Ange1が不利な撃ち合いに勝ったりしているうちに2v2まで持っていきましたが、そのままOpticがラウンドを取得しました。
マクロに関してはOpticが上回っていたと思います。OpticはMID攻めとして
「ナイフで抑制している間に上がり切る」
↑シンプルに追加でプラウラーを入れる
という解決策を用意し、成功していますね。
FPXには、この戦術に対する回答が求められることになりました。
以上
急いで書いたので、前回よりは内容の質が落ちているような気がします。
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