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月のかけら

昔々のお話です。
ある晩、独りの男が道を歩いていると、光るカケラが落ちているに気づきました。
それを拾った男は、月のカケラと分かりました。
大切にポケットに入れて持ち帰りました。
夜になると、いつも美しい輝きを放ちました。

数年経った頃です。
満月の夜に月のカケラが話し出しました。
「あの光輝く月に戻りたい」と。

男は月のカケラを月に返す決心をしました。
数十年経った頃、男はロケットという乗り物を開発しました。
月のカケラを月に戻すために。

これが初めて人類が月面着陸をした目的かどうかは誰も知りません。
現実的な世の中も実はファンタジーな出来事で溢れいるんですよ。

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