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気になるお金の話!  iDeCoって?NISAって?


昨年の11月にオバ研の音声メディアで、ファイナンシャルプランナーの岡田さんをゲストに迎えて今、50±世代の皆さんが聞きたくても聞けない、誰に聞いたらいいのかわからない、iDeCo、NISAに関して、オバ研のパターソンと加藤恵子が、詳しくお話を伺いました。

ファイナンシャルプランナーって何ですか?

パターソン(以下パ):早速ですが、ファイナンシャルプランナーとはどんなお仕事?

岡田(以下岡):お金に関するアドバイスをしたり、フィアナンシャルプランナーと言う資格を取ってなるんですよね。
以前、某流通業でたまたま年金関係の仕事に就くことになりまして。年金関係ってすごく難しいんですよ、その為の勉強の意味もあってファイナンシャルプランナーの資格と取りました。

パ:ファインナンシャルプランナーって、この株買ったらいいよ、というようなアドバイスをする人?

岡:保険や医療の費用の節約や、資産運用などで資産を増やすアドバイスをするとか、要は生活全般のお金に関するアドバイスをする人の事です。

パ:おばさんの一番不得意な分野ですね(笑)

加藤(以下加):オバさんはお金は好きですけど、増やし方がわからないですね。

岡:そこになるとオバさん思考が止まっちゃうんだよね(笑)

パ:最近、物価もあがって、円安だったりするので、このままではまずいから、みんな投資しろって言われてますが、正直何を買ったらいいのかわからないんですよね。

岡:今日はその辺の話を中心にできたらなって思います。

オバさん達の素朴な疑問


パ:銀行口座はあるけど投資した方がいいですか?

岡:銀行口座に入れていると言うのも一つの投資ではあります。一応利息がつくのでね。
今は利息って言っても微々たるものですが、オバ研のメンバーさんが生まれた頃の金利(利息)は7-8%、バブル前でも5%ぐらいはついていたんですよ。
ですので、当時の資産運用で言えば、100万円銀行に預けていたら5-6万利息がついていたので、それで十分だったんです。
会社の社内預金なども7%ぐらいついていたから、資産運用自体考えなくてよかったんです。
ただ今は、銀行の金利は減ってしまったので、他で運用しないといけなくなってしまったんですよ。

パ:そうですよね、今は0.02%?でしたっけ…😢

岡:銀行に入れて出したり入れたりすると手数料の方が高くついてしまうのが現状😆

パ:その話で言うとコロナでキャッシュレスになったので、私もほとんど現金持ち歩かなくなりましたね。

パ:そうなると今、銀行預金に預けるしかなかったのをどうしたらいいのかって話なんですけど。

岡:昔の銀行預金に預ける感覚で、色んな証券に投資するでいいと思います。あんまり難しく考えなくていいんですよ。

加:でも行く先がわからないと言うか、はじめの一歩がわからないんです。

岡:それが今の投資の難しさではありますね。

今言われている、iDeCo、NISAもやれやれと言われますが、最初が難しい。
自分もNISAをネット証券のSBI証券で口座を開こうとしたんですが、ネット証券だから全部ネットでやらなくちゃいけないんだよね。

パ:そうなんですよ、それ年寄にはハードル高いんですよ。

岡:僕自身も三日ぐらい悩みました(苦笑)。
ただ入ったら楽ではあるんですよね。

パ:結局銀行だったら元本保証で利息もつくのでずっと銀行預金だったけど、今はATMで出し入れしちゃったら、利息より手数料でマイナスになるよって話ですよね。

だからリスクは多少あっても投資した方が資産が少し増えますよって話ですよね。

岡:そうなんです。証券などを売買するとどうしても手数料がかかるんです。なので、どこで口座を開くかと言う時にその会社の手数料がどのくらいかみないといけないんです。

SBI、楽天、松井証券、マネックス証券などのネット証券が人気があるのは手数料が低く抑えられているから人気なんです。

家電もそうですが、ヤマダ電機とか店頭で買う価格よりネットで買う価格の方が安いんですよ。

パ:えっ⁉そうなんですね。知りませんでした(笑)

岡:NISAなど最初の口座開設は結局面倒くさいので、銀行で最初に開設するって言うのはありだと思います。

パ:加藤さんはメルカリ教室を60代以上の方に向けてやっているんですけど、こういった、iDeCo、NISAの開設とかも講習会やってくれたらすごく来ると思います。

加:すっごく来ると思いますよ。私行きます。

岡:店舗もっている証券会社はそういうのやってます。無料で。

パ:それこそスーパーでそういう事やってくれたらいいのに。
すっごい集客になると思うけど。

岡:そういう連携すればすごくいいと思うけど。やっているのかもしれませんが。
加:お店では見た事ないですね。

パ:これ聞いてくれている人そんないないかもしうれませんが、証券関連の方、厚切りジェイソンさんばかり儲けさせないで(変な意味ではなく)、こういう事やってほしいですね。
ぜひ今すぐやってほしい。

iDeCo、NISAって何


加:そもそもなんですけど、iDeCoとNISAの違いすらわかりません。

岡:iDeCoは年金制度。
将来の老後資金を貯めるための年金制度の一つです。会社に勤めていたら企業年金に入っていたりするだろうし、国で言うと厚生年金、企業年金ってありますよね。その民間版?個人でやるバージョンって言う事かな。

なのでiDeCoは年金なので、途中引き出しができないんです。

60歳(今は75歳までとか自分で決められる)までずっと掛け金を払ってそのお金を運用して増やしていき、退職したりして収入がなくなった時に生活費用として使えますよって言うのが、iDeCoの事です。

NISAはそういう制限がないので、10-20年先に使う費用としていまある余剰資金を掛け金として運用していく事なので、教育費や住宅資金の足しにって感じで運用します。

パ:iDeCoやNISA で一攫千金💲はないって事ですね😆

iDeCo、NISAのメリット

岡:iDeCoは掛け金が所得控除になります。
要は収入から掛け金を引くので税金がその分安くなるんです。
その上、資産運用して利益が出てもその利益分に関しても税金がかからないんです。

NISAの場合は、掛け金の控除はないですが、本当は儲け分は20%引かれるのが課税されない。(2023年までという期限付きだったが)
なのでどちらも利用した方がいいと思う。

パ:日本って株で儲けるとその儲けに対しての税金がめちゃ高いんですよね。20%って言う。
そこが政府が言っている投資を増やすって話の矛盾しているところですよね。

加:NISAの2023年というのは変わりましたよね。

岡:5年延びたんですよ。今までの2023年で終わりなんだけど、新NISAって言うのが出来てきて。それが若干仕組みが違うのでまたややこしくなっているんだけど。

パ:えー、やだぁ~(怒)

岡:メリットとして利益に課税されないのは同じ。今始めるなら2023年度いっぱいのNISAをスタート新NISAに変更すればいいのかな。

パ:いうのは簡単だけど、変更手続きとかまた面倒なんじゃないですか。

岡:手続きは証券会社に聞かないとわかんないですよね。

パ:ネットでやるんですよね。わぁー面倒くさいな。

iDeCo、NISA、子供たちにやらせたいけど

加:私たち50オーバーだと20代前後の子供がいるわけで、その子供たちはぜひやった方がいい制度なんですよね。だけど、親として教える事ができない😅

岡:余剰金があってそれを回せるのであれば、iDeCo、NISAをやった方がいいんだけど、そのお金をいつ使うのかまず考えてほしいんです。
銀行口座と違うので、やっぱお金必要なのでおろしたいが出来ないんです。株なのでお金に変えたいって時に大暴落して損しているかもしれないしね。

投資って言うのは2-3年先というより最低でも5-10年20年先に使うお金として考えた方がいいですね。

岡:若い人がなかなかやらないのもそこがネック。いつどんなお金が必要になるのかわからないんだと思います。
そこをまず目標設定を子供さんと一緒にしてあげて、どうやってお金をためるか親子で話をしてもらうのが重要ですね。
後、若い人はお金がそもそもないし、使う方が多いのでなかなか投資に回すお金がないかもしれないですね。
投資は長い期間やった方がいい

加:でも本来ならiDeCoに関しては早い時期からやった方がいいって事ですよね。

岡:ここはぜひファイナンシャルプランナーを使ってほしんですけど(笑)
例えば25歳から65歳までの40年間、月1万円ずつ投資しますって言う人と、45歳から65歳まで月2万ずつ投資しますって言う場合、合計投資額が一緒ですよね。
でも、同じ利回りでも40年間利息が付いているので、そっちの方が利息が多くつくんですよ。

その上早く始めると少ない掛け金で利息が多くなると言うメリットも。
これを時間の効果って言うんです。


岡:投資はアップダウンがありますよね。リーマンショックみたいなのがあると一気に落ち込んで回復するまでにだいぶ時間がかかっちゃったわけです。でも20-30年と投資したら、だいたい回復しているので、その意味でも投資期間が長い方がいいんです。

オバさんの年齢でもiDeCo、NISAはじめられるの?


加:50過ぎて、60歳近くなってこれって出来るんですか?って言うか意味あるのかな。

岡:今、何歳まで生きると思いますか?って考えた方がいいですね。
現在女性87歳?とか。そうなると50歳だったら40年、健康寿命考えても30年ぐらいあるので、十分な期間ですね。

加:そうなんですね。ちょっと勇気出ました。自分はもう遅いなって思っていたので。

パ:そうなると、この後ですね。例えばお子さんと一緒にNISAを始めたらいいんだろうけど、それをネット証券で始めるんですよね。

ネットで申し込む場合、どれを買っていいのか全然わからないんですよね。

岡:残念ながらそうなんですよね。商品名がみかんやバナナ買うのと違うので、名雨からわからないですよね。ここはやっぱり専門家に聞かなくちゃいけないとこですね。

パ:内容はわかるんですが、今この収録が終わって、「で。どこに行って、何をすればいいの?」ってなってしまう。

加:手引書とかあるんですか?

岡:あるにはあるんですが、難しいですよね。
最初はわからなくていいと思うんですよ。1千万とか投資するなら別ですけど。
チャレンジだから。少しぐらい損してもいいかなって、ぐらいでチャレンジするとだんだんわかってくるんですよね。

いきなりプロみたいに始めましょうって言うのは無理なんで。

加:この番組を聞いてくれている人がなんだそんな少額でもいいんだって思ってもらえるといいですよね。

iDeCo、NISAは始めるのは60歳まで?


岡:65歳まで規制が緩和されてます。受け取りも75歳までになりました。

パ:今はじめて65歳までだったら10年もないのでわざわざやる必要はあるんですか?

岡:そこはiDeCoの場合は確かに出てきますね。何年できるかが大事ですね。

パ:ちなみに途中で解約とか出来ないんですか?

岡:iDeCoは年金なので解約って事はないんです。受け取りをいつからって事なんです。

パ:例えば今まで1万円 iDeCoに入れていたけど、収入がなくなって1万円入れるお金がなくなったらどうすればいいんですか?

岡:掛け金を止める事はできます。
なので、今までかけてきたお金の運用だけをすると言う事は出来ます。

パ:なるほど。

年取るとお金は使わなくなると言われているのに、投資が本当に必要なの?


パ:年を取ると会社に行くわけでもないので、お金を使わないので、そんな投資しなくてもいいのではと言う話もあるけど。

岡:ファイナンシャルプランナーとして色々分析すると、一番お金使っているのはやっぱり50代。40-50代は、家族が多くて教育費などもかかって生活費がピークと言うのがその理由です。60代以降は家計全体としては確かに下がってます。た何人家族なのかと言うところを調べると、一人当たりの消費は実は食費は年を取っている人の方が使っています。

加:それちょっと不思議。60代そんなに食べてます?

岡:量はわからないけど、いいもの食べているんですよ。

加:たくさん食べているんじゃないんですよね。わかる~。

岡:なのでこれ70代になっても下がらないんですよ。家計調査で見ると食費は下がりますが一人当たりの消費は上がっているってそういう事なんです。

もう一つあがっているのが、その他消費支出。
これは、交際費がかなりあがっている。

その他消費支出は若い世代は諸雑費が多いんです。これは何に使っているのかよくわからないものです。年を取ってからは交際費が多い。この中身が冠婚葬祭。思いもよらない出費。

パ:でも時間もあるから結構色んなところ行ってますよね。この間の音声メディアでも話ましたけど、皆さん観劇だの、御朱印巡りだの、美術館、登山だとかいろいろ。

加:働きざかりは遊びに行く時間もないですしね。

岡:後はカラオケと雀荘(笑)。

パ:カラオケはコロナの時結構言われていましたよね。

岡:うちの母も80後半ですが老人会だとかの集まりで毎週どこかに行って、何かやってます。大した費用じゃないかもしれないけど。

パ:大した金額じゃなくてもカラオケ行ったら2-3千円はかかっていて、若い子が行く居酒屋代よりも金額高くなんじゃないですか?

加:いわゆる高齢者の方のお金の使い方って今まで考えた事なかったですね。

岡:下がっているのは洋服とか交通費かな。交際費、医療費、食費は増えていますね。
食費で面白いのは肉と魚が逆転して、魚介類が増えてきているのと、野菜、果物が増えてくるんですよ。

パ/加:わかります。

岡:こういう風に中身をちゃんと見ないとね。

加:野菜も果物も高いし、魚も高いですよね。

パ:スーパーもこういう世代をもっと狙えばいいのに、なんでヤングママとかジェネレーンZとか、お金がないって言っている人達を狙っているのが良くわからない。

iDeCo、NISA口座開設温泉合宿ツアー


パ:時間もかなりオア―バーしているのですが、まだまだ聞きたい事が沢山あって。

正直、iDeCo、NISA口座開設温泉合宿ツアーやってもらいたいです。

加:いいですね、美味しい物食べて。

岡:ありかもね。

パ:と言うやりたいです。それで全部完結したい。その場でわからない事も聞けちゃうんですよね。

岡:チャンスあるかもね。

パ:岸田首相もサポートしてくれるといいのに。GO TOトラベルみたいに。

加:本当に!これはやった方が得だってわかっているけどみんなそれで止まっちゃってるじゃないですか。

岡:政府も個人投資を増やしていかないといけないってわかっていてiDeCo、NISAを作っただけど、制度だけ作って後はよろしくみたいになっちゃっているので、そこがね。

金融庁もその辺アドバイザーが少ないって問題視いているんですけどね。

パ:ぜひ政府サポートで温泉行きながらNISAとかね(笑)

この話すごくためになるし、何回かにわけてやりたいので、ぜひまた岡田さんよろしくお願いします。

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