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日本着陸前に大号泣したお話

はじめての海外留学から日本へ帰国する飛行機の中、日本の風景が見えた瞬間、涙が沢山込み上げてきて、飛行機の中1人、涙が止まらなかった。
そんなホヤホヤな気持ちを、できるだけそのまま書き残そうと思ってnoteを書いてみる。


1.涙の中身

カナダを出国する際はそこまでの寂しさや悲しさはなく、「日本にもう帰るのか。まあでもまた戻ってくる気がするなぁ。」くらいの軽い気持ちで淡々とバイバイした。

じゃあなぜ日本着陸寸前で涙が溢れたのか。それは、感極まったから。

私は泣きながらこんなことを思った。
「カナダで0から創りあげた生活や人間関係を手放して、日本で生活をするのか。すべてを置き去りにするのかぁ。」と。とても寂しく、悲しく、なんとも言えない気持ちになったと同時に、
「たった10ヶ月でそこまで思える経験ができた。それは本当に素晴らしいことだな。幸せだな。留学してよかった。色んなことがあったけれど、それも全て意味のある事で、人にも環境にも恵まれたなぁ…」と感動してもっと涙が込み上げてきた。

じゃあ、毎日がそんなに上手く進んでいたか、と言えばそんなことはなくて。たくさんたくさん色んな意味の涙を流していたな、と。
留学が始まった頃、自分の英語の出来なさやビジネス知識の無さ、未熟さに悔しくて泣いていたし、祖父が亡くなり、オンラインでお別れを告げて泣いたり(コロナ禍)。恋愛で人の心の広さや温かみに触れて涙溢れたり。そしてそんな中、祖母も急死して急遽一時帰国をしたり。シェアハウスが最悪で、泥棒に遭い、更には大家と大喧嘩してムカつきすぎて泣いたり。そんな中でVISAや重要書類を紛失し、警察とかに電話したり再申請したりして、、、。
他にも「これでもか!!」というくらい色んなことが降りかかってきて、一時は心がポキっと壊れてしまったこともあったけれど、周りの人のお陰で乗り越えることができた。そして、そんな沢山の試練が降ってきたことってある意味、とてもラッキーだったな、と思う。

大変なことが沢山あってカオスな状況だからこそ、人のありがたみが分かるし、感謝できるし、自分自身大きく成長できるのかなと感じた。
10か月ってとても短いけれど、生活をつくれたということは、私の大きな自信になった。英語力低+資金力低 のところから、お仕事探しや家探しを知らない土地で行い、友達や職場での信頼関係を作り、収入>支出の状態を。一人でカフェに行ったり、スーパーでお菓子買ったりすらできない程の貧乏生活から、人にプレゼントしたり、お買い物楽しんだりできるようになったことはとてもとても感慨深い。

不十分な準備だったとしても自分の意志で飛び込み、大変なことが沢山起きたからこそ、体験できた感情なのだと思う。そんな気持ちは大切にしたいな、と。

2.感動する経験とは

さっきから沢山言っている感動する体験って何かというと、単なる感慨深くしみじみする感情とはまた少し違う。
その物事を終えたときにその全てが素晴らしくて尊くて、訳も分からず涙が込み上げてきて、我慢しようとしてもなかなか収まらず、思い出しただけでも涙が出てきてしまうような、そんな感覚。
そんな感覚は、22年生きてきてたったの2回。今回がその2回目だった。

じゃあ、どうしたらそうなるのか?その2つに共通していることを考えてみた。

その共通項を挙げてみると、
・今までの常識を超える人との出会い
・自分が圧倒的にできない&無知でいる環境
・訳の分からない圧倒的カオス
・それでも必死に食らいつく
・そんな私の面倒を見てくれる、支えてくれる仲間や先輩たち
・そして何とかやり遂げる
こんな感じだ。

私は今回を経て、これからこういった感動体験をたくさん積んでいくことが私の1つの幸せかもしれないなぁなんて考えた。


3.大事にしたい価値観


以上のことから、少しだけ、自分が大事にしたい軸が見えたなぁって。
泣くほど感動する体験をたくさん積み重ねたいなと思った私。

そうすためには、
自分よりレベルが圧倒的に高くカオスで訳の分からないような環境に飛び込み、まっすぐに向き合い、突き進むこと。そして出会いを大切にし周りの人を大事にすること。教えてくれる人、助けてくれる人、支えてくれる人に感謝を示すこと。

こういったことを自分の意志判断基準の1つとして進んでいきたいなぁと思う。きっとここで書いたことも数年後には変わるのだと思う。でもそれでいい。
これから、もっとたくさんの経験をして、自分の大切にしたい軸を増やしていけたらいいな。


以上、おいわの自分語りでした。最後まで読んでくれた方ありがとうございます(^▽^)/








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