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ミュージカル&ワイン&イタリアンを堪能してきました!

自己紹介

みなさん初めまして!
今年度の「明治大学かわさきワインプロジェクト」で小林さんと共にレポート執筆を担当いたします、農学科3年の千葉洋大と申します!

6月の黒川農場マスカット・ベーリーA栽培エリアでの一コマ。1番左が私です。


今年ももう9月になってしまいましたが、残りの期間でしっかり私たちのワインプロジェクトの取り組みをレポートしていきたいと思います。

今回の活動は…

2024年9月7日(土)昭和音楽大学のホールで上演されたミュージカル「みどりの天使」の鑑賞と、レストラン「ミラ・フォレスタ」でイタリアン料理を楽しむイベントに参加してきました!昭和音楽大学は、私たちが通う明治大学農学部と同じ、川崎市麻生区にある音楽大学です。

あれ、このプロジェクトってワインの勉強やぶどう栽培を学んでるんじゃないの?  今回は遊び? と思う方もいるかもしれませんが、そうじゃありません!

この日は、麻生区で生まれた野菜やワインを味わい、楽しみ尽くすために企画されたイベント。普段、プロジェクトではワインを生産する側としての実地経験を積んでいるわけですが、今回は消費する側の勉強です。生産されたワインや野菜を味わう体験を通じ、さらにはこの地で生み出されるミュージカルも一緒に堪能することにより、この地の可能性や魅力について考える、とても素晴らしい機会だったんです(大真面目)。
ということで、ミュージカルとワインと食を通じ、農業と芸術の親和性を探求してまいりました。  

今回のイベントのパンフレット

~あらすじ~

舞台はヨーロッパの小さな町。
主人公のチトは町一番の大金持ちの家に生まれ、幸せに育った男の子。
庭師のムスターシュおじいさんのもとで土いじりをしているときに、自分が不思議な「みどりのゆび」を持っていることに気づきました。
チトが触ってお願いをするだけでいろんな花が咲き乱れてしまうのです。
そんなある日、突然戦争が始まって…
不思議な「みどりのゆび」を持った、
優しく勇気のある少年チトの素敵な物語です。


私自身ミュージカルにはずっと縁がなく、小学生の校外学習で見たことがある程度でちゃんと楽しめるか不安だったのですが、演者さんたちの歌声や演技が凄まじく、鳥肌が立って思わず胸が熱くなりました!

非日常を感じ、荒んでいた心が豊かになる感覚がありました。(笑)

ミュージカルが終わった後は、一緒に見ていた仲間と感想を言い合ったり、考察をしたり…

これもミュージカルの醍醐味かもしれません。

ミュージカルの後は、レストランでごちそう…とその前に、麻生区の農業についてお話を聞く時間でした。

・山田貢氏   (農業生産法人カルナエスト代表)
・岩崎泰永教授 (明治大学農学部教授)
・井上摘生さん (明治大学農学部農学科3年)

山田さんは、私達にブドウやワインづくりを教えてくれる先生ですが、この地でさまざまな作物を作り農業を営む経営者でもあります。
農業=生産だけではなく、加工販売や自家農園で採れた野菜を使ったレストラン経営なども行い、6次産業としての取り組みを積極的に行っていらっしゃり、それこそが農業の醍醐味、未来への貢献と掲げ、この麻生区で活動を続けてこられました。

山田さん

「麻生区には、昭和音大、明治大の他、和光大、田園調布学園大、日本映画大と5つの大学がある。それぞれの大学がその個性と強みを活かして、この地域に関わってもらえたら、この地域の唯一無二の魅力になると思える。また、大学間での交流も深めることができたら、若い学生達にもこの地に愛着を感じてもらえるかもしれない。自身の役割として、地域と大学を繋げていきたいと思っている。」とお話しくださいました。

私はこの地に愛着を感じているからこそ、プロジェクトに積極的に関わっているのですが、山田さんの話を聞いて、さらに他大学との交流の機会を得ることができるのは、とてもありがたいことだと思えました。

次に、岩崎先生と井上さんからは、明治大学黒川農場での取組について講演がありました。

黒川農場は都市にある農場として様々な可能性を秘めています。多様な人、技術、情報が集まる研究拠点としての役割や都市農業や様々な農業経営を実践できる場所としての可能性があります。

岩崎先生は数年前に農学部に赴任され、その可能性をもっともっと引き出そうと、地域の方々との連携や市民の農場への受け入れを進めてこられました。その中の代表的な取り組みが、明治大学のかわさきワインプロジェクトです。

岩崎先生

プロジェクトでの様々な経験や出会いは、学生たちが感性を磨くこと、自分を知ることにつながる。先生のお話にはそんな思いが込められていました。

次に、かわさきワインプロジェクトの代表として、私たちの仲間である井上さんが話をしました。井上さんはこのプロジェクトのリーダーとして、黒川農場でワインつくり、農場の新たな魅力を作り上げようと日々奮闘しています。

今年初収穫となる、明治大学黒川農場のぶどう(マスカット・ベーリーA)

いつの日か、黒川農場にワイナリーができて山田さんが経営する蔵邸ワイナリーのライバルとなる日が来るかもしれません。(笑)

いずれの話も、農業を通じて関心を高めるにはどうしたら良いか考えさせられるものでした。それは私たち学生自身が関心を持ち、人々に伝えていくことが大事だと改めて思う機会でもありました。

私は、農業=魅力的な産業 というイメージが皆さんに定着する必要があると感じています。そのために、自分はなにができるのか。

新たなビジネスを切り開き稼げる農業を目指す、ロボットや情報を駆使したスマート農業の普及、地域に根差した農業の価値を伝えること、など色々アイデアはありますが…実践するのが難しいんです!でも、日々前進し、いつの日か答えや道筋を見つけていきたいです。

私たち明治大学の農学部の学生はこの課題を解決するために日々勉強に励んでいます。

発表する井上さん

そして最後は、レストランで美味しいワインと食事を楽しみました。

レストラン「ミラ・フォレスタ」は、昭和音楽大学の敷地内にあるイタリアン。

この日はブッフェ形式でピザやパスタが振舞われ、蔵邸ワインのテイスティングもありました!

金欠大学生からするとこのような場で食事をする機会はめったにないので、味を噛みしめながら楽しみました。(笑)

ミラ・フォレスタ支配人の挨拶


地元で採れた食材で、ワインで、芸術を楽しめる。これは川崎市麻生区の魅力、そしてこのような取り組みは、全国の地方自治体の希望でもあると思いました。

皆さんどうでしょうか。川崎の魅力、少しは伝えることができたでしょうか?

長くなりましたが今回のレポートは以上です!
最後まで読んでいただきありがとうございました!次回もお楽しみに。

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