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【開催レポート】 大阪が舞台の小説を語る読書会 第1回 高田郁『銀二貫』2022年7月23日

これまで大阪は、数多くの小説の舞台となってきました。
それら大阪が舞台の小説の感想を、大阪に店舗を構える水野ゼミの本屋で語り合う、課題本型の読書会。
第1回の課題作品は、高田郁『銀二貫』でした。

作品の舞台は、天満の寒天問屋「井川屋」。
水野ゼミの本屋は、西天満にありますので、まさに小説の舞台です。
開催日の7月23日は、天神祭の宵宮でしたので、小説に登場する聖地めぐりも行いました。

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父を眼前で殺され、和助に命を助けられた少年・鶴之輔。厳しい寒天場での修業を終え、天満の井川屋に奉公に上るため、伏見から船で到着したのが、八軒家浜。

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現在も変らず、船の発着場です。
八軒家はその後も何度も登場します。

天神祭宵宮の大阪天満宮。
鶴之輔の命を救った銀二貫は、焼失した大阪天満宮の再建のため寄進されるはずの大金でした。

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「滔々と流れる大川、その広い川幅に合わせ、並んで架けられた三つの橋は、この地に暮らす者の誇りでもあった。」(高田郁『銀二貫』(2010年、幻冬舎時代小説文庫)29頁
天満橋から撮影した天神橋。

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ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
「大阪が舞台の小説を語る読書会」は今後も開催します。
本記事をお読みいただき、ご興味を持たれた方は、ぜひ次回のご参加をご検討ください。(水)

銀二貫読書会風景

以上

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