あとでミシェルにも

聞くところでは、恐竜のことは見逃したわけではなく、
目は残ってさえいる。
いや、見逃したわけではなく、
目は残っていて、懐かしがっている。

人が巨大な竜のいた時代に、
人類がまだ生まれていなかった人は多い。
けれど、懐かしがっていたり、
通りすぎた怪鳥だったり、
ときにはクジラ、または恐竜もどきの、
あれが影だったか。

その頃ぼくは、恐竜のいた時代に人類はまだ生まれていなかったり、いや、見逃したわけではなく、記憶には残っていたのだが、 あとでミシェルにも聞いてみよう。

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