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好きくない言葉

毎日新聞の日曜版に毎週ひとつのテーマで松尾貴史さんがコラムを書かれている。
今回のテーマは「好きくない言葉」。

松尾さんは料理番組で食リポの際に最初に出てくる「うんまっ」という言葉を不快に感じるそう。
この「うんまっ」という表現には「そんなにうまいわけないだろう」「この人にうまいものが作れるわけがない」といった否定的な前提があることが想定されることからそう感じるとのこと。

ほかにもテレビ界でよく使われる「緊急〇〇」にも違和感を感じるとされています。理由はだいたいが緊急性がないことが多いからだそう。

私自身は、「来れる」「食べれる」などの「ら抜き言葉」に対して違和感を感じる。
言葉にすると「来られる」より「来れる」の方が言いやすい。でも、正しいのは「来られる」の方だし、発音してもなんだか書いても幼稚に思えてしまう。

ほかにも、「ぶっちゃけ」という言葉も好きではない。
言うまでもなく木村拓哉さんが発したことで流行った言葉。
人気者ゆえに本人の意思とは関係なく流行ってしまったのだとは思うがチャラい感じだけが残ってしまうのは私だけだろうか。
いい歳の芸人さんもよく使っていて、それを見て笑っている自分がいることも事実だけど、「ぶっちゃけ」自体は好きではない。

テレビでよく見られる「CMの後もまだまだ続きます」のテロップも違和感を感じる。
なぜならこの案内が出た後、多くの場合5分程度で終わるからだ。
視聴者を逃したくないのはわかるけど、これってどうなんだろう?と疑問に感じる。

ほかにも関西人以外が発する「めっちゃ」という表現も耳に障るのは自分が関西人だからだろうか。
朝ドラ「あまちゃん」から「じぇじぇじぇ」が流行し、巷にこの言葉が溢れた際、東北の人たちは違和感を感じていたのだろうか。

自分が普段から口にしている言葉でも誰かにとっては不快に感じることがあるかもしれない。
人にいちいち聞いて回るわけにはいかないので、気にしつつ話すことが最善なんだと思う。
なかなか難しいけど。

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