素材の味

最近離乳食を作る中で気づいたこと。それは、

これってこんな味だったんだ!こんなに美味しかったんだ!

ということ。

普段の食生活の中で一つの素材をただ茹でてペースト状にするという機会は中々ないと思います。

お米はお粥にしてミキサーにかけてペースト状にすることで糊のように粘りが出ますが、それがなめらかでまったりと口当たりがよく、ペースト状になることでお米の香り、味がよく感じられます。大人がそのまま食べるには少し厳しいものがありますが、お米の味を再確認できました。

にんじんはゆっくりと茹でてからミキサーでペースト状に。かぼちゃのようなこっくりとした甘味があります。にんじん特有の土臭さは感じられません。そのままで美味しく食べられます。

じゃがいもも茹でてペースト状に。ミキサーにかけるときは艶がでるくらいまでしっかりと。(ザラっぽさがあると食べてくれなかったので)じゃがいもの香り味改めておいしいなと思えます。大人用には豆乳を加えてやさしく温め、ミキサーにかけると泡立ってふわふわのスープが出来上がります。

なすは皮を剥いて茹でてペースト状に。甘さに驚きました。いろいろな野菜を試しましたが一番驚きがあったかもしれません。乳幼児にはなすは灰汁があるので食べにくく、無理してあげる必要はないという話も耳にしましたが、しっかり食べてくれました。大人用には冷やして牛乳で伸ばして塩とオリーブオイルで。

豆腐はただミキサーにかけて滑らかにするだけ。驚く程豆腐の味を濃く感じられます。大人もそのままで。某ガ○テン!では豆腐クリームと題して紹介されていて、豆乳をプラスしてやさしく温めると出来立て豆腐ができるなどアレンジの幅が結構あるので離乳食としてではなく作ることも多々あります。

あまり美味しい仕上がりにならなかったのもの(インゲン、アスパラなど)もありましたが、少し面倒だと思える離乳食もこうして新たな発見をして楽しみながら取り組めるといいなと思います。


おいしいはしあわせ。 毎日のごはんをもっとおいしくもっと楽しく。