大事なものを失うのがこわい
\ 大事なものを失うのがこわい /
禅の言葉に
『本来無一物(ほんらいむいちもつ)』
というものがあります。
人は何ももたずに
この世に生まれます。
旅立つときも、何ひとつ
もっていくことはできません。
生まれたときは
真っ白だった心が、
大人になるにつれて
知識や教養だけでなく
嫉妬や執着心もまとっていく。
欲望は限りなく膨らんで
たくさんのものを
手にしていきます。
手に入れたものを
失いたくないと思うと、
執着が生まれます。
しかし
私たちはもともと
「無一物」なのです。
命さえあれば、
何を失っても生きていける。
その覚悟が
人を強くしてくれます。
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