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新NISAに向き合おう。
はじめに
2024年に入り、情報番組やコマーシャルなどで新NISAの事を見聞きすることが多くなっている。
以前からNISA自体は存在しており、やっている人はやっているという印象だが、職場などで大っぴらに投資関連の話をする風土は我が国日本にはまだ育っていない。
何となく「儲けることは卑しい」「お金の話しは人前でするものではない」
という嫌儲、清貧の精神が根付いているのが現状である。
しかし、全く投資をせずに生きていくのはこれからの時代は逆にリスクであると個人的には思う。
少しだけ自分の考えを提示したい。
投資で周りと比べない
SNSが全盛の今、情報は溢れかえっている。なんでも、現代人が一日で得る情報は、平安時代の庶民の一生分というのだから驚きだ。
投資関連の情報を得ようとすると必ず羽振りの良さそうな話や、インフルエンサーもどきの景気の良さそうな動画にたどり着く。
投資と投機は違う。
確かに短期間で稼ぎたい気持ちは十分に分かる。著名投資家のバフェットも
「ゆっくり金持ちになりたい人などいない」と言っている。
結局個人が投資で資産形成をするには、時間軸を長くするしかない。
その点ではNISAはピッタリな制度だ。非課税期間の縛りが無くなった為
若い世代だと30年〜40年、もしくはそれ以上の長期間にわたって保有することが可能である。
それだけの長期間で全世界株などの分散が効いた金融商品を保有すると、ほぼマイナスになる事はないだろう。
ただ、言うは易しである。
投資信託の積立を始めたものの1年から2年程で辞めてしまう人が殆どだそうだ。それはなぜか?
まず、増えるのが遅い。
分散が効いているので値動きがマイルドなのだ。月に3万程度の積立では(相場にもよるが)まあ、増えない。
特に積立投資の場合は元本が乏しい序盤では思うようなリターンは得られないだろう。
そんな時ある人は、仮想通貨やハイレバレッジの投資などでうまく波に乗った投資家を見聞きするだろう。
そして興味を持って自分なりに勉強する。
強い根拠もないが手を出す。うまくいく人はごく少数だろう。
殆どの人間は損をし、投資に対してネガティブな感情を持ち、退場していく。
株でもなんでも、ギャンブルのようにベットするのは可能であり、各々の自由であるが、再現性の高い投資を行うにはいかにギャンブル要素を少なくするかにかかっている。
結局NISAで何買う問題
これは人によって正解が違うので、自分にあったものを購入する。
①対して投資に興味は無いし、本業・子育て・趣味などで手一杯。
全世界株(オルカン)、S&P500などの投信に余剰資金を定量的に積み立てる。
一度設定をしてしまえば何もイジらなくて良い。投資した事を忘れるくらいが丁度良い。
新NISAには積立枠と成長枠があるが、積立枠以上に購入できる資金がある場合は
成長枠でも投信を購入する。
②せっかく投資を始めたので、自分なりに勉強して個別株も買いたい。
投資をしている実感を得たい。
投資のコアは投信積立で行い、高配当・優待株などを購入し何らかのリターンを
目に見えた形で得ていく。投信7割、個別3割ぐらいの資金配分。
多少の知識は必要になる。事業の先行き、優待の継続性、配当性向など。
必要に応じてNISA枠と特定口座を使い分ける。
優待株は非課税メリットが薄くなりがちなので特定口座で購入してもOK。
③可能な限り高いリターンを求めたい平均を上回るパフォーマンスを出したい。
積立投資枠は年始にボーナス月増額積立てを利用し、役119万円一括投入。
残りの月に千円ずつ積立ててする。商品はオルカンかS&P500で良い。
成長投資枠についてはその時のトレンドに則り中長期で保有。
半導体、AI、メタバースなど瞬間最大風速の高い銘柄を仕込み、噴いた時に売却。
成長投資枠は売却しても翌年には復活するので、場合によっては短期的に売却もする。
NISA枠を優先して埋めるが、特定口座での購入も積極的に行う。
資金の回転を意識し、利益の最大化を狙う。
ほぼ専業投資家。
以上3点のどれが良いとかでは無いのだが、③については9割方うまくいかない事は保証する。
インデックスに勝る事は経験豊富なファンドマネージャーでも容易では無いからだ。
まとめ
投資は余剰資金で行う。
現預金も少し置いておく。
無理に始めない。
人と比べない。
長期的に行う。
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