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デザイン学校に通ってみた港区OLの話

はじめまして。おいちゃんです。

普段はTwitterばかりなので長文を書くのは少し緊張しますが、なんだか今日はひたすらに書きたい気分なので、
初noteにトライしてみます。
(ちゃんとした自己紹介はまた別の機会に書こう)


今、猛暑の夜に、外で没入しながら、自分の感情と向き合っています。

近所のスタバ。「無」になりたいときは決まってココ。



さて。前置きが長くなりましたが、
昨年の1月から通っていた「東京デザインプレックス研究所」という専門学校のグラフィックデザインコースを卒業しました。🌸

と言っても、このnoteは何かの決意表明でも、ご報告でもありません。

はじめにお伝えしておきますが、ただ自分の感じたことや想いを、ただの記録として、自分のために残したくて、闇雲に書いています。

お気付きの通り、とりとめのない文章です。ナレッジの共有も、為になりそうな話も、一切ありません。悪しからず。



なぜデザイン学校に通い始めたのか?


まず、なぜデザイン学校通おうと思ったのかを記録しておきます。

元々、事業会社(化粧品会社)でPRや広告宣伝に携わっているのですが、その本業での活動を活かして、個人でも同じような領域でお仕事をいただいています。

一見、副業をやって自分の生活を充実させようと意気込んでいる若造っぽいですが(歳は若くない)、個人で仕事をしていると、組織で仕事をしている時よりも圧倒的に手触り感を感じとれる分、時にモヤモヤを感じることもありました。

「一応、この商品に合いそうな販促施策を提案してみるけど、まぁ効果は一時的だろうな」
「商品ローンチに合わせてPR活動をしてみるけど、“新商品”では無くなった瞬間に掲載されなくなるだろうな」
「このブランドの強みは〇〇にあるのに、現状は真逆のコミュニケーションしてるなぁ。でも今自分が依頼を受けている(自分ができる)のは川下領域だし・・・」

といった感じで、わかっちゃいるけど目先のことにとらわれ、小手先のテクニックをクライアントさんに共有している、
なに一つお客様のために本質的な課題解決ができていない自分
に段々とストレスを感じるようになりました。
(※決してPRやプロモを否定しているということではなく、自分の実力不足にただただ嫌気がさしたんです。)



もっと長期的に、本質的に、ブランドの根っこの部分から、クライアントさんのためになるようなことがしたい。


そうして、よりクライアントさんと長距離走できるブランディングについて調べていくうちに、デザインの力を借りれば、さらにブランディングは加速することもわかりました。
(主に視覚でスッと私たちの心に入り込んでくるデザインは、やっぱりビジネスにおいても話が早い)


デザインがブランディングの全てではないよなぁと、昔も、今も、変わらず思ってますが。
ブランディングとデザインは切っても切り離せない関係ということは事実。(デザインしないブランディングももちろんあるけど)


単にロゴを変えただけで「ブランディングしました!」と言う人にはなりたくないなぁとも思いつつ、まずは自分自身がデザインについてもっと理解を深めたら、ブランディングに対する世界も広がる気がしたんです。

初めて取り組んだ課題の一部。名刺デザイン。
振り返るとダサいなぁ。


そうして、
気づいたら、Googleでデザイン学校を検索していて、
気づいたら、体験授業に参加。
気づいたら、入学手続きをしていました。

入学を決意した日の空。キレイだった。



学校はどうだったの?

わずか半年間のクラスでしたが、講師の先生やクラスメイトといったたくさんの仲間にも恵まれ、自分の可能性が広がった!と胸を張れるほど、実りのある時間を過ごすことができました。

もくもくとやってた授業の様子


平日は会社員として夜遅くまで働きながら(残業慢性化・・・)、土日は朝から夕方まで学校。

授業後には必ず課題を課せられるので、平日も帰宅後に課題を深夜までこなす日々。

おかげで休日はほぼありませんでした。

授業はオンラインではなく対面授業なので、雨の日も、風の日も、雪の日も、お腹が痛い日も、この教室に足を運びました。

睡眠時間を削るのはもちろん、友達からの誘いも断ったり、
実家にもなかなか帰れなかったり、デザインしたいブランドの調査をするために早朝からいろんなところに出かけたり。

気がついたら想像以上に過酷な日々を送っていましたが、今となってはその頑張れた時間も宝物です。

大好きなAGFの折りリーフレットのデザイン中。


ただ、デザインの世界は、本当に、ホントーーーに奥深く、
卒業した今も、デザインスキル、イラレなどのソフトスキルは、まだまだ底辺レベル。(涙)
美大卒の方々なんかは、もはや師範の領域です。マジで配色や引き算の考え方がスゴイ。

自分はまだデザインという本の表紙を開いたに過ぎないんだな・・・という絶望もしっかり味わえました。

挫折する経験が少なくなっていた最近の私にとっては、これまたとってもいい経験になったと自覚しています。

ブランド設計のチームブレスト会議の付箋たち。
お題は「スゴイスゴーイ飲食店」を作って収益化すること。
まずはスゴイスゴーイの定義から。



対面授業の良さ


そして学校に通うことの良さを再認識したのは、他人のアウトプットに「手触りする機会」があること。

みんな課された課題に対して、自分なりにブランドを選定し、それぞれの個性で表現した他人のデザインを、実際に手に取る。

そんなクラスメイトや先生とフィードバックし合う時間は
自分の価値観を理解する意味でも有意義でした。

ここが好き。ここはイマイチ。なぜそう思う?を実際に議論する時間は、オンラインでは味わえないリアルの良さだなぁと思います。

最初は、通学がマストなんて、古い価値観の学校だなぁ
と思っていたけど、振り返ると対面授業で本当によかった。強制されてサボれなくなるしね。

課題のリーフレット。



課題提出するときの心得

私が課題提出の際に必ず心がけていたことは、「このデザインを施した先に何が待ち受けているか」を考えること。

普段仕事でPRやマーケティングに関わっているからこそ「デザインを通じてクライアントとその先の消費者にどんな体験を提供できるか?」まで考えることをとても大切にしていました。

いい感じの、それっぽいデザインにして終わらせない。
デザインをした後に、どんなブランドコミュニケーションが図れるを想像する。


これだけは自分との約束として守り抜きました。

学校の教室前。
デザイナーの求人がたくさん貼られています。


それからデザインする上で最も没頭できたことは、ブランドの強みを再発掘して、それをデザインに落とし込む作業

課題の題材にするブランドは自分で選べることが多かったので、私はできるだけ「このブランドの強みはきっと違うところにある」と思う、
自分なりに違和感を感じたブランドを選ぶようにしていました。

市場理解や競合分析の後に、そのブランドが普段訴求している強みをあえて疑う

疑って、必要であれば壊して、その上で再度強みを掘り起こしてみる。

そんなことを繰り返していくうちに、ブランド側が思っている強みは“強み”になりきれていないことが多いかも?とか、
強みは誰かと一緒に掘り起こすほうが輪郭がボヤけないかも。とか思うようになりました。

私は日頃から、誰かの些細な変化や感情、その人の個性に気付くことは得意なので、自分の特技って思わぬところで活かせるもんだなぁと感じました。

卒業した日の帰り道。



今後について

正直、まだあまり考えられていないです。

ブランディングの第一歩を踏み出した感覚はあるけど、戦略設計の部分はまだまだ磨かなきゃいけないし、デザインだってまだヒヨコちゃん。

でもこうやってデザインと向き合った時間を無駄にしないためにも、デザイン関係の仕事も、個人で少しずつはじめてみようかと思っています。

どなたか、おいちゃんにデザインさせてやってもいいヨ。という心優しい方はご連絡ください。

自分が初めてちゃんと考えたロゴ。
教室の壁に貼り出して「ん゛〜・・!!!」と発狂しながら撮った写真



ゆくゆくは、ブランドデザイン(ビジュアルだけではなく課題解決や戦略設計なども含めたデザイン)の領域なんかもやりたいなと思っています。

まぁ、結局は「本気で世の中に良いものを提供しよう」
「自分たちの商品を使って誰かを応援しよう」と考える人・会社・ブランドの力
になれれば、どんな形であれ幸せなんですけどね。

(そして実はこの後、ブランディングの授業が続くので学校にはまだ少し通います)



というわけで長くなりましたが、デザイン学校で学んだ知識や人との繋がり絶望した経験は私の財産になったことは間違いないです。

ありがとう、私も関わってくれた人たち!
よく逃げなかったね、エライぞ、私!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

あおぺんです(東京/女性)。THE☆器用貧乏。財閥系金融企業→化粧品会社PR。やりたいことを見つけるためにいろいろ頑張ってきました。転職、副業、結婚、、、などnoteしていきます。悩んでいる方のチカラになりますように!