エモいゲームやってる奴が優勝な!~僕を構成するゲーム達よ、永遠であれ~

自分のルーツ。
それをたどればやがて自分自身、「自分そのもの」を作り上げている要素の根幹。
謂わば核となる概念。

僕たちクリエイターは自己顕示欲の塊、
ましてや僕らみたいなゲームデザイナーは他人に知ってもらいたいだろう。
「#自己紹介をゲームで語る」
ゲームデザイナーとして成り立っている自分の「ルーツ」を。


と。
まぁこんな壮大な書き出しで始まっちゃいるけれど要は
俺様を作り上げたゲームを知ってくれ、皆見てくれ知ってたら思い出話してくれ良いねって言い続けるから

で、ある。
文字なのにノンストップノンブレスで一気に書いちゃったよね、オタクだから。
因みにここからもまーーーーー長文だから気長に読んでね。
1つのゲームで終わる訳が無いからな、ゲームで語るんだからしっかり語らせてくれよな。

自己紹介
らへ
職業:ゲーム作ってお金を稼ぐ感じのアレ
好きなもの:餅
嫌いなもの:激痛
年齢:24歳以下

物心付いた頃、というか自分の最古の記憶(大体2、3歳?)では
マッキントッシュでポンキッキーズのゲームをしていた。ジャカジャカじゃんけんとか。
内容とか本当に1ミリにも満たないくらいの記憶でしか覚えてないけど、
「あの作品のゲームをしていた」という事は覚えている。

それから間もなくして、我が家に64がやってきて
画面に繋がっていない64の本体を見続けながらコントローラをずっと握る
という傍から見たら奇怪極まりない行動をしていた。

親は時々、「本当に病院に連れて行こうか迷った」と何度も話しているし今も実家に帰ればたまに聞く。

今でもあの時の事は割と覚えている。
僕はあの時、確かにゲームをしていたのだ。ただ考えもなくコントローラを握っていたわけではない。
こんなゲームが遊べたら良いのに、と脳内でゲーム画面を思い浮かべ、BGMを口ずさみながら
理想のゲームを夢「見て」いたのだ。

…と、クサい事を書いてみるけれど要はその時から既に僕の「ゲームデザイナーになりたい」という
夢はあったんだろう。僕の大元のゲームデザイナーは「無いゲーム」が大元なのだ。

無いゲームの思い出を語ることなんか出来ないのでもうちょっと掘り下げてみよう。

幼稚園の頃、ロックマンエグゼにハマった。僕が初めて、自ら欲しいと親に伝えたゲームだった。
因みにロックマンが好きな子供はエリート変態コース進学です。ご愁傷様でした。
CAPCOMの方に喧嘩売る発言だなこれ。ロックマンシリーズ大好き!!!!

無印のロックマンエグゼ3。
結論から言うと僕はこのゲームを中学二年生くらいの頃に初めて通してプレイした。
子供だから分からなかったとかじゃない。
3つ上の兄貴に奪われただけ。
僕が兄貴の何かを使ったら家族全員からボロクソに怒られるのに何だこの差は。
俺様は絶対子供が2人以上出来たら平等に愛しちゃるけんのォ。

親は軽く注意するだけなので僕の処女は他人に奪われ散らされてしまったのだ。

僕はロックマンエグゼで「子供でも世界の脅威と立ち向かえる」という夢と希望、そして王道を学んだ。
親子愛と兄弟愛。エグゼはエグゼだからこそ成立しているのだ。
あんな弟想いの兄が世の中にいるんだな、いていいんだなという事も学んだ。

ロックマンエグゼとは?
小学生5年生の光 熱斗と相棒のロックマン.EXEが現実を、電脳世界を冒険するアクションRPG!
バトルチップと呼ばれるアイテムを駆使して電脳世界に蔓延るウイルスを駆除していこう!

このゲーム、レベルデザインが凄く絶妙で大人でも子供でも楽しめる難易度なのが特徴。
バトルチップを組み合わせて発動できるプログラムアドバンス(通称P.A)という
所謂必殺技を出したり、全く関係性が無い複数のバトルチップを組み合わせて
超凶悪爽快なハメ技を出したり、バトルチップの組み合わせが本当に無限大なんです。

昨今のソシャゲの詐欺文言で良くある「自分だけの編成で差を付けろ」がマジで出来るゲームなんですね。
出来なきゃおかしいんだけど。

バトルチップフォルダを組んでる時間が本当に楽しくて仕方がないゲームです。
ロックマン本体のHPやパワー等がカスタム出来る「ナビカス」というシステムを使って
バトルの幅を更に広げる事も可能です。

バトル以外の時間も楽しいロックマンエグゼ、僕はこのゲームを心から愛しています。

ここまで書いて、ゲームで語ってるんじゃなくてゲームを語っちゃってるから
もうちょっと自分自身に焦点当てて書くか。

小学校低学年の間、僕は関東地方にいた。
拠点は中部地方方面なのだが、父親の仕事の都合で関東にいたというわけだ。
普段は関東で過ごしていたわけだが、夏休み等の長期休暇は中部の家で過ごしていた。
そこで僕が遊んでいたゲームは
メガドライブ マイケルジャクソンズ・ムーンウォーカー
である。いつ、だれが、どこからか…親曰く譲ってもらったらしいが
その3Wが全くの不明というわけである。
このMJのゲーム、難易度がまぁそれなりに高いのだが何となく昔のゲームって難しいんだな、と
謎の第六感で理解していた。勉強はめっきりダメな自分ではあるが、ゲームに関しては非常に負けず嫌いなので
クリアできるまでかなりひたすら頑張った。

結局、僕はムーンウォーカーを見つけた年の夏休みはムーンウォーカーだけで時間が過ぎ去ったのだ。
でもそれもあってか、ムーンウォーカーはクリア出来たしプレイヤースキルが妙に培われた。
僕のアクションゲームのスキルやレベルデザインの基礎はどうやらマイケルジャクソンらしい。
ありがとうマイケル。
僕はマイケルジャクソンを心から愛してます(?)

それから時は経ち、小学5年生。DSを奇跡的に入手した僕はお年玉でリメイク版FF3を購入した。
そう、僕がFFと出会ったのだ。
小学5年生の僕。それは僕がオタクになった年。購読本がコロコロからガンガンへと変化した年。
エリート変態コースに進学し、究極変態オタクコースへと路線変更してしまった。
ありがとうぱにぽにだっしゅ。

僕がゲームデザイナーを目指そうと思った理由。それはFF7にある。
あのゲームが、僕をこの世界へと導いたゲームだった。
FF3はそのきっかけである。

FFの世界観は本当にどこまでものめり込める程に面白く、僕の創造心を駆り立てるには余りにも強すぎる作品だった。
魅了される理由なんて正直分からない。でも好きなもんは好きなんだから。好きに理由なんかないよ。
誰かを助けるのに理由が必要か、何かを好きになるのに意味が必要か。

そこから僕はあらゆるFFを遊んだ。
FF3から始まり、FF4を遊び(FF4が死ぬほど難易度高いと思っている)
PSでリメイクされた初代FF、何かのばらって言ったら全滅させられたFF2、
元々家に置いてあった貰い物のFF8…ここまでを遊び、中学1年生の頃、ついにFF7と出会ってしまったのだ。

狭い世界から広い世界に飛び出し、自分の使命や仲間の想いを理解していくFF7は
なんて面白いゲームなんだと。
僕も作りたい。わくわくするストーリーが作りたい。十人十色な仲間を作りたい。

ゲームを作りたい

僕の将来の夢のビジョンに、一気に色が付き始めた瞬間でした。

最初は無関心でも、本心では周りを見る努力をして
幼馴染の変化にも気付ける様に努力をして
自分の胸の内を告白出来るようになるまでに成長した主人公の姿を見て
僕も勇気づけられました。

自分のゲームクリエイターになりたいというルーツ、それはFF7です。

リメイクが発売され、久しぶりの挨拶をした今
僕は初心を忘れずにあの頃のワクワクと熱意を持って創造に打ち込んでいきたいです。


で。ここまでがゲーム系の職に就きたいってハナシ。
終わると思ったん?何で?

語るタグなんだから語らせてよ。ゲームデザイナーになったところでゴールじゃねえんだからさ。
皆創作の事考える時に少なからず影響されたゲームの何かしらが出てくることあるでしょ?
僕もそういうのあるよ。今僕がゲーム作る上でゲームデザイナーとしての僕を作り上げてるゲームが。

まぁゲームというか会社なんだけども。


ブラックロックシューター、ご存じだろうか?
そうだね。ボカロ曲であるよね。

Fateシリーズ、存じ上げ?
そうだね。今映画もやってるよね。


ラストランカーって知ってる?
知らない?何で?じゃあ今ラストランカーって名前を心に刻んでそのままPSストアで買って遊んで来い。


オシャレなゲーム。それは中学生には遊ばせてはならないゲーム。
BGMがアシッドジャズな曲調で、風景は理路整然とした雰囲気で、世界観が重厚。

そんなゲームをいくつも出してきたゲーム会社、それがイメージエポックである。
僕がゲームを作るにあたって、イメエポのオシャレ感を正直めっちゃ意識している節がある。

ブラックロックシューターも、Fate/EXTRAも、ラストランカーも…
イメージエポックが作り上げたのだ。

イメエポのキャラクター達のほとんどは僕らが思考している事象の数個先を見据える様な目をしているのだ。
そんな彼らが織りなす物語は、どれもこれも興味を惹かれるモノばかりで。

少し彼らが口を開くだけであっという間に僕自身もその世界の住人になれた気がしたのだ。

言い回しがいちいち幻想的というか、どこかノスタルジックなストーリーが
僕の心にぐいぐい入り込んでくる。

お前これ好きだったんだろ?知ってたから用意しといたよ…と言わんばかりに…

よく知ってんじゃんかよ…

今はもう会社自体が無くて、ゲーム作りに参加する事は到底かなわないけど
僕がかつて魅了され、そして未だ尚引き込まれ続けているあの世界観の魂は
アーカイブスやリメイクといった形で煌々と燃やし、輝き続けているのだ。

皆にもセブンスドラゴンや最後の約束の物語の事を知ってほしい。
マジで。
ほんとに…


最近、Fate/EXTRAのリメイクが開発されている。
この前ディレクターを務めていらっしゃる新納さんがリメイク記念生放送で滅茶苦茶わくわく楽しそうに
話していて、正直羨ましくて仕方がなかった。と、いうか。仕方がない。

ゲーム業界で働き始めて3年目。ツテも無く技術も浅い僕はただ羨ましがる事しかできないのだ。

あの世界観を構築し続け、そして未だなおその物語を構成しようとしているあのお方が羨ましくて
仕方がない。

指を咥えて見ている事しかできないけれど
僕のこれからの思い出を作り上げてくれるゲームの完成を
今はただ、おとなしく見ていたい。

でもやっぱり、これは叫びたい。


Studio BBさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
人員に困ったら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうぞよろしく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お願いします!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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