【憧れ】(スウェーデン民謡 Arr.火山 久)
【憧れ】(スウェーデン民謡 Arr.火山 久)
「日本ではあまり知られないが、北国の陽光への限りない憧れと信仰と美しいけぶるような自然をうたい上げた素晴らしい歌」
CD「土の詩」(オカリナ演奏 火山 久)のおしまいには、【憧れ】の曲が上のように説明されています。
☆【憧れ～我が愛は星空の彼方に～】(スウェーデン民謡 Arr.火山 久) played Ocarina by Akira.U
：https://youtu.be/x6o-GYmxJy8
【憧れ】は、作曲家であり日本のオカリナ音楽のパイオニア 火山 久(かやま ひさし)氏 が現地で採譜し、土笛のために編曲したものです。
「火山 久 オカリナ曲集」には【憧れ】の譜に、弟子が以下のエピソードを添えています。
…先生はよく私たちにスウェーデンに行った時のことを話してくれました。女の子に日本からのお土産のお人形をあげると「私には何もあげるものがないから」といって、歌を歌ってくれたということです。この "憧れ" という曲もその中の一つだということです。…(1970年頃)
1969年 フィンランド・シベリウス音楽祭で、火山 久作曲「弦楽ミサ」がグランプリ金賞受賞。
多分その時のことかもしれません。
筆者が奥様からその話を聞いたとき、「副賞として、スウェーデンの ボルボ (Volvo Cars)をもらったのよね。音響機器もついたスペシャルで…。乗るならあげるわよ」と言われました。
火山氏が逝去された後のことです。
が、当時筆者は「ボルボ」の何たるかも知らず遠慮いたしました。
後日「副賞」は、火山先生に三世代続けて師事した素敵なお弟子さんがもらい受けボコボコになるまで大いに利用されたと聞いて変にホッと(^^;
他日、火山氏がスウェーデンから持ち帰った粘土を下さったのですが、先生は「トロール」(北欧の特にノルウェーの伝承に登場する妖精の一種)をもじったような形状の「土笛」をも作られています。
【憧れ】は、そんな火山 久氏の北欧への深い想いが籠った曲でしょうが、筆者の拙いオカリナの表現でお耳を汚してしまったら慙愧に耐えません。
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あめつちの便り【土の音】
(土の音工房 Studio Claytone)
☆http://clay.crayonsite.net
☆「オカリナのある風景」
https://youtu.be/Lx0ONATqiTg
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